魔界転移 17
──もう! またかよ!!!
漸く自律神経君が大人しくなって来たと思ったら、今度はコ●ナ君かよ!
あ、次回はお休みします。文句はコ●ナ君にお願いしますね。
なので、次の投稿はオカメの精神と体調が乱れなければ9月22日です。すみませんm(_ _)m
──それでは、ゆっくりしていってねΣd:(´ཀ`」 ∠):
『──かくかく、しかじか……と、いうワケだ』
「そ、そうなんだ……それは、良かったε-(´∀`; )」
(ぃよっしゃぁあああああッッッ!!!!!)
みんなぁ、オレ、間違いを犯しては無かったよぉおおおおおおおおおおおおふぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッ!!!!!!!
──あれ、それなら何で……ジニマルちゃんさんは、オレのベッドの中に??? why?
■■■──如月宅/リビング──■■■
『──はい、ダーリン。あ〜ん♡』
「いや、一人で食べれますんで……それより、フォーク持って来ますね?」
お箸で掴んだモノが、ボロボロ落ちてますよ。
『──すみません、自分、砂吐きそうなんで席を外しますね。お先に失礼しまs……( ^ཀ^ )』
開幕からの混沌、失礼。
──場所は我が家のリビング。現在、リビングテーブルを囲み皆で朝食をつついている所だ。
我が家の今朝の朝食は──
白米に限り無く近い何か
魚っぽいナニかの塩焼き
謎の卵
見た事ない葉っぱの漬物(何に漬けたかも不明)
ナニかでダシを取ったお味噌汁…………で、ある。
ウワー、美味シソウダナーーーーー。
「はい、どうぞ」
『──ッ……ありがとう、ございます。ダーリン』
いや、もうホントにその呼び方はやめて。
目が覚めてから、ずっっっとなんだよね。ジニマルちゃんさんはこの呼び方を貫いてくる。
もうね、イジめの領域だよ。コレ。
オマケに──
「──へッwww 実の父親を放置して、異世界で早々に彼女作りですか? ホントに何なのお前、普通忘れるとかある??? オレ、お前の父親なんだけど? お前の遺伝子の半分はオレが分けてやったようなモノじゃん? なに、忘れてたって??? 実の、パパを忘れて? 異世界で、彼女作りってどーなん? 我、お前の父ぞ??? お前なんて所詮、元はオレの金t──【大変に不健全な発言の為、カット!】──だろ!?」
父を名乗るクソが、ブツブツ煩い。
「はいはい、ごめんねごめんねー。これでいい?」
おら、謝ったぞ。コレでいいか?
「──ふ、ガキが。舐めてると潰すぞ」
「あ? やってみろや???」
言っておくが、オレに手を出したらキメラとかが黙ってないからな? 口には気をつけろよ、あん?
「──こぉら二人とも! お行儀が悪い!」
と、実の親父の撮れたてホヤホヤ号泣動画を流す前に……偉大なる母上からのストップが掛かる。
──チッ! 命拾いしたな、親父。
「でもママ!!! 境夜ぜったい反省してないよ、ほら見てよ、あの顔を!」
反省してまぁす、ごめんなさぁい(´σー`)ホジホジ
「そんな事無いわ、ね? 境ちゃん???」
「──うん! ごめん、父さん。忘れててw オレ、本当に反省してるよ。まさか、あんな虫達に号泣までさせられて、へ、ヘルプ求めてくるとかwww もう、最高としか言いようが無くてw く、くく……後で、虫達にはボーナス出しておくからね!!!」
いやぁ、最高の想い出をありがとう! 虫達!
それに──親父は勘違いしてるっぽいけど、親父を護ろうとしてくれてたんだろうし? ね。
ついでに、号泣の動画まで撮影できたし!
虫達に囲まれて腰を抜かし、号泣→ヘルプを連呼する父。泣く父をよすよす慰める母。
──これだけでご飯三杯はいける!
「テメェこの野郎、父親の偉大さを教えてやらぁ!」
「いえもうホント、充分に、偉大さは存じておりますので結構ですwwwぶッ、くくくくくく……!」
クク……帰ってからキメラ達にも見せてやろっと。
でもまぁ、帰る前にあの変態を止めるって約束しちゃったから、一先ずは──
『その、すまない。私にもフォークを貸してはもらえないだろうか? この箸というモノは使い辛くて』
「あらあら、ごめんなさい鳥人間さん。はいどーぞ」
──朝食食った後に、作戦会議でもするか。
■■■──東魔界/東の大魔城──■■■
『──アマイモン様! 南魔界から侵攻が!!!』
『侵攻軍の中には矢張り、コルソン様のお姿が確認できます! 如何いたしましょうか!?』
『周囲に魔法壁を展開し、防衛戦に徹する!!! 間違えてもコチラから打って出ようとするな!』
──チッ、コルソンめ。
あの人間も、いったい何をしている……折角、我が宝物を託してやったと言うのに!
『おい、魔鏡を出せ!』
こうなったら、直接呼び掛けてやる!!!
『で、ですがアマイモン様!』
『西のガープ様は乱心され、北のジニマル様はコルソン様に捕らえられたと聞きます! コレでは何処に呼び掛けても援軍など──!?』
──いや、まだだ。まだ、奴の主が居る!
『それでもだ!!! 早くしろ!』
今、奴を下せる者が居るとすれば……それは、奴が主人と呼び慕うあの人間を置いて他には居まい!
直接逢って、確かめもした!!!
もうね、気持ち悪いくらい加護塗れだった! あの変態のとか他のとか!!! そして確信したのだ!
──あの人間であれば! と。
だからこそ、我が宝物の一つを託した。
ソレらを全て、徒労に終わらせてなるものか! このアマイモンの諦めの悪さを舐めるな!!!
『アマイモン様! 魔鏡の準備、整いました!』
──よし!
息を大きく吸い、奴の主人たる人間が間違い無く反応するであろう言の葉を考える。
そう言えば、えらく反応していた商品があったな。
ならば──。
『──魔鏡よ、我が姿を映し……彼の者に我が声を届けよ。すぅーーーーーーーーーーッッッ!!!!!』
『『『マヨネーズ工場がコルソンに襲われて危機だから助けてほしいのぉーーーねぇぇーーーーーッ!!』』』
ここまでお読み下さり、ありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ