もう一方では……4th
※わりかし重要な案件なので失礼します※
実はオカメ、少し前から自律神経をヤっちまいまして現在…様々な症状に悩まされております。
なので暫く、不定期投稿になるかもしれません。
出来うる限り、投稿ペースを守っていきたいとは思っておりますが、何卒、ご理解いただければ幸いです。
長々と長文を失礼致しました。それでは、どうぞゆっくりとお楽しみ下さい。
──皆様に、良き一時が訪れますようにm(_ _)m
──前略、家に帰ったら家が消えてた。主ごと。
■■■──鏡界内──■■■
『バアルゥゥウウウウウウウウウウウ──ッ!!!』
『──ん? クソ虫……??? お前、自分の家に帰るとか言ってなかったか? 忘れモノでもs』
したのか? と、問おうとしたが間髪入れずに、
『お前だろう主を家ごと誘拐したのは!!? 主を返せこの変態割引誘拐悪魔ぁーーーーーーーッッッ!』
──と、両肩をガクガクと揺らされ……うぷッ。
『ま、待て! それはいったい何の話だ!??』
マジで意味が理解らん。涙と鼻水で顔をグショグショにして掴み掛かって来たかと思えば、
何なんだいったい!? それとな? 誰が変態割引誘拐悪魔だ、喧嘩売ってるのかクソ虫?!!
『──あらあら? キメラちゃん、どうしたの?』
『うわ、主の顔で号泣とは……脳がバグりますね』
『あれれ〜? 先に帰るんじゃなかったの〜???』
ホラ見ろ! 変に騒ぐから、イザナミ様を筆頭に集まって来たじゃないか!!!
『──この変態割引誘拐悪魔が主を家ごと攫ったんだ主を返せこの変態ーーーーーーーッッッ!!!!!』
『だから何の話だと……はぁ、お前達も何とか──』
言ってはもらえないだろうか? と、続けようとした言葉は……まさかの一言で喉の奥へと引っ込んだ。
『──あららぁ、ダメよバアルちゃん。境ちゃんを返してあげなさい……メッ!』
『………………は、ぃ???』
え? あの──???
ち ょ っ と 待 っ て ? ? ?
『──バアルぅ、流石にないわーーー!』
『誘拐か……重すぎる愛は、時に相手を傷付ける事もある。引き返すなら、今の内じゃないか???』
フェアリー? それに、キューピッド???
お前たち──まさか、私を疑っているのか?
『──ガゥ』
(──うわ)
『ゴルルルル!』
(マジかコイツ!)
『シャーーー!』
(ウチの主には手ぇ出すなよ!)
他のモンスター共まで!?
め、女神よ……さす、流石に貴女なら!
『( √ °Д°)√シャーーーッッ!!!』
『………………。』
(神罰、執行、準備)
──あれれぇ? えーと、もしかしてぇ……私ってば…………その、あまり……信用とか、ない???
ぇ、嘘。目から塩水が……( ;ω;)
『バアルや──泣くほど、嫌なのか? 返すの』
そのイザナギ様の困ったような言葉が──私の心を、完全に……完膚無きまでに粉砕した。
『…………が、ぅ……ん!』
『さぁ! サッサと主と家を返せ、この変態割引誘拐物好き悪魔ぁーーーーーーッッッ!!!!!!』
『…………? あの、一つ多くなかったですか?』
『ちゃっかり主の事をディスったな。キメラ』
『まぁ、確かにアレを誘拐するとか大層な物好きではあるから──間違ってはおらんのw』
ゥう〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!
『──違うもん! 私は、元主を誘拐なんてしてないもん!!! 主なら兎も角、私はやってないもん!』
そもそも、あの誘拐未遂だって実行犯は主だ!
私 は 無 罪 だ ぁ ッ ! ! ! ! !
『じゃあお前の主が誘拐したのか!??』
『──そうかもしれない! が、断言はできん!!!』
キッパリと答える! 主にはマジで悪いが、だって私ホントにして無いもん!!!
『だから、今から主に確認をとる!』
・
・
・
■■■──会議室──■■■
「社長、コレに懲りたらちゃんと相手の話を聴いてから判断しようね? いい???」
「………………………………ぁ、い……ッ!」
紛う事なき因果応報で、ボコボコになった(した)──社長から手を離す。
「お、お姉様……生きてますの?」
「ぁん……と、か………へ?」
(なん……と、か………ね?)
「流石はあの如月の後輩っす! やる事がもう、人間のソレじゃねぇっすよ!!!」
──あ? 上野だったよね??? キミにも同じ事をしてあげようか^ ^
「うひぃッ! い、いま寒気がしたっす!!!」
「ま、まあまあ……取り敢えず、落ち着いて話を続けませんか? 如月さん、家ごと消えてたんですよね?」
「電話で聴かされた時には驚いたけどよ、その、マジなんすか……女社長?」
「……へ、ぇ。ふぁ、ひ、ふぉ……ふへほ」
(……えぇ。マジよ……上野)
ウゴウゴと蠢きながら、社長は上野を見る。
「はい、一応……コレが現場の写真っす!」
上野はそう言うと、パソコンを弄り──会議室のモニターに、不自然な空き地の映像が表示される。
「今日の仕事帰りに、自分は社長と共に如月さんの家に行ったんスよ。企画をポシャらせない為に!」
手土産も持って! 謝りに!!!
「なんで企画がピンチなのに、先輩にケンカを売ったのさ? バカなの??? あぁ、バカだったね」
──ごめんごめんwww。続けて?
「グゥの音も出ないっすよ。まぁ、一先ず話を続けるっスけど──そしたら、こうなってました」
と、モニターを指し示す上野。
………………………………は?
「──ぇ? 話ってそれだけ??? 先輩の家が消える瞬間とか見てないのッ!?」
思わず、そう大声が出る。いやだって、え???
「ふゅへ、はいは!」
(見てないわ!)
「行った時にはもう消えてたっす」
──はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!?!!????
「じゃあ何でそれだけの情報しか無いのに僕が犯人かもなんて思ったのさ!? 何も情報無いじゃん!」
「ふぁふぃふ、はひ、ほうはんへほほふき……ふぁんふぁふはひひか、ひはひふぁふぁひ!」
と、社長が蠢く。
「えーと……アイツを拉致ろうなんて物好き、アンタくらいしか居ないじゃない! って、言ってるっす」
あー、それはそれは通訳どうも( #^ω^ )
あと、其処の社長にはもう2〜3発入れとくね。
──♪♪♪〜〜♪〜〜〜
あ? スマホに、いったい誰……バアル?
「──なに? 悪いけど、いま忙し……」
『主よ正直に答えてくれ!元主を家ごと拉致ったのは主の仕業なのか!?どうなんだ、今、その罪を私が被らされようとしているのだが拉致るなら拉致るでどうして教えてくれなかったんだ!私ならもっと足がつかないように──!』
………………………………………………。
コ イ ツ も か ・ ・ ・ 。
「そっか──一先ず、会社の会議室まで来てくれるかな? 無理でも来い。ちょっとお話しをしよっか」
ここまでお読み下さり、ありがとうございます!
色々と辛い夏ではありますが、皆様が少しでも笑って下さったならコレに勝る喜びはありません。
オカメも負けっか馬鹿野郎の精神でやっていきますので、どうか皆様も不調にはお気をつけてお過ごしください。では、長々と失礼致しましたm(_ _)m