表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
296/339

クリスマス会議 8




■■■〜〜〜side──モンスター〜〜〜■■■




『コホン──パーティ、シタイ!』


『──キャァアアアッシャベッタァァァッッッ! と、こういうときうのよね???』




 ………………あの、イザナミさま……そういう茶番ちゃばんは、いま結構けっこうですので。おちゃでもんでてください。




『えと、それは……いま、おなかっているワケではく──クリスマスのものとして、ですか?』


『プレゼント、シテアゲタイ!!!』


 ……? パーティを、プレゼント???




『アノ、オカネジャエナイアイシイッテ……ダカラ、プレゼント、シタイ!』




 ──ッッッッッ!?!!?!???!?!!??


 え、ぉ? ちょ、ちょっとて!? ってくれ、いま、え??? トンデモことを……え???


『そ、それは……あの、え?????』




 どうしよう。コレ、なんえば……???




『えっと……ティ、ティアマトちゃん? その、あの子って……あの、社長しゃちょうさん??? で、ってる?』


 ありがとう、イザナミさま!!!


 さっきは茶番ちゃばんとかかして、まこともうわけありませんでしたぁッッッ!!!!!




『──ウン。アノ、コノマエ……一人ヒトリサビシイッテ。アイシイッテ……ッテタ!』




 …………………………………………あの、社長しゃちょうが?


『でも──どうしてそれでパーティなの? たしかに、たのしいだろうけど……』


 物悲ものがなしいかおで、イザナミさまう。




『アノタ、テレビ、デッテタ。タノシイコトスレバ、コトワスレラレルッテ! ダカラ!』




    ──パーティ、シタイ!!!!!──




 なぁ………………ひとつ、いたい。


 こんなヘヴィなことわれ、『いや、パーティはモノではいから無理むりです!』なんて、える?


 あのキラキラしたを、裏切うらぎれる???




 何故なぜかは理解わからんが、ボヤけてきた視界しかいで──周囲しゅういる。




『ッ、ごめんなさい! に、ゴミが……ぐすッ』


『イザナミさま、ハンカチです。ずび、おかしいな、ふんですかね……はなみずまりません……』




『キューン、クゥーーーン』

(おかしいな、はなおくいたいです)


『ウォオオオオオン……』

からみずてきた……)


『シューーー……シー』

むねあたりがいたくなって……ずびッ)




『────! ──────!?』

(クロノス爺様じいさま! なんとか出来できないのですか!?)


『………………………………』

時間じかんめて不老ふろうにならワンチャンできる)




『──!? おください、それはひとにはぎるモノです。此処ここ天使ワレら加護かごひとつ……!』


『あぁ。じぬはたらきをしようじゃないか!』




かざけはまかせてしい! 何処どこにもけない、素敵すてきなパーティにしてみせる!!!』


『ゴォオオオオオオ!!!!!』

さそうな鉱石こうせきつけてくるぜ!!!!!)


『メェーーーメェェーーーーー!!!』

(モフモフならまかせてくださ〜〜〜い!!!)


     ・

     ・

     ・


 ──etcエトセトラetcエトセトラ




 まぁ、つまり……われらモンスターのこころは、ひとつとなった。と、ことだ。


 それに──だ。


 このままなが々とばなしつづけるよりも、よほどいとはおもわないか???




 わたしも、もとあるじあいほっしたとして……あいしがるものちは理解わかる。


 なので……ひとつ、おおきくいきうと、




『──それでは、われらが主達あるじたちおくるプレゼントについては「クリスマスパーティ」ということいか!?』




 一息ひといきに、こえせてした!


 こうでもしなければ、ずびッ、鼻声はなごえであることがバレてしまうのでな。




『『『──意義いぎし!!!!!』』』

(((──意義いぎし!!!!!)))




 ふむ、みな……了承りょうしょうと。


『──\( ^ω^ )/──』


 ……ふふ、女神めがみよろこんでいるな。




 だが、それならそうとはやってくれれば、無駄むだ時間じかん使つかわずにんだのだがな……?


 遠慮えんりょでもしていたのだろうか???




『あっ! でも、お料理りょうりはどうしましょう!? サトリちゃん、出来できる?』


『へ!? い、いえ……したこといのでなんとも』


 まぁ、いまはそんなことよりも──パーティにけて、役割やくわり分担ぶんたんめるほう重要じゅうようだな。




 ──そのためには・・・。




『ジャバウォック、モザイクはそのままでクソむし会話かいわ出来できるようにしてくれ』


『グォ?』

(え?)


 やつ料理りょうりスキル、放置ほうちするにはしいからな。




 多少たしょうおどことになろうとも……パーティのためはたらいてもらうぞ? クソむし




『──ぴぎぃぃいいい……ぴぎぃぃいいいいいいい』


『おいクソむし加減かげん正気しょうきもどれ! でなければ、おまえのピギっている動画どうがもとあるじおくけるぞ!?』




『──ハッ!? 此処ここだれわたし何処どこ???』




 よし、正気しょうきもどったな!


『プレゼントは「クリスマスパーティ」にまった、おまえ料理りょうり担当たんとう異論いろんかん!!!』


『はぁ!?!!? な、てどういうことだ──!?』




 異論いろんかんと、ったはずだが???




いのか? この動画どうがを、元主もとあるじさらすぞ???』


『なっ、卑怯ひきょうな!?』




 あ"??? 卑怯ひきょう、だと?????




やかましいぞこのピギりクソむしが! いの一番いちばん発狂はっきょうロク会議かいぎ参加さんかすらしなかった貴様キサマ意見いけん権利けんりがあるとおもうな!!! 動画どうがさらされたくければやれ、以上いじょうだ! そのわり、元主もとあるじにはおまえ料理りょうりだけをすことにする。それでいいな!? アーンもだ!』


『ふ──料理りょうり種類しゅるいは100品目ぴんもくほど用意よういすればいのか? 世界せかい各国かっこくりすぐりのをそろえよう!!!』




 ──よし! 交渉こうしょう成立せいりつだな!!!




 では、コレより役割やくわり分担ぶんたんおこなうッッッ!!!!!




■■■──【真相しんそう】──■■■




ふゆのクリスマス特集とくしゅう──クリスマスとえば、やっぱりクリスマスパーティははずせませんね!』




「──ティアマトちゃ〜ん! そろそろおやすみの時間じかんよぉ〜〜〜って、あら?」


『???( °∀°)σ』




「クリスマスがなにになるの? あーーー、えーとねぇ……ひとには、さびしいよる──かしら?」




『──???( °ω° )???』


「えっとねぇ……恋人こいびと同士どうしがイチャコラと、ひと人間にんげんあざわらうクソイベ──かしらね……うん」




『( #`ω´)σ』




「あー、いやいや。多分たぶん、テレビはうそってないわよ、クリスマスパーティはたのしいでしょうし……いや、わたし、そういうのあんまりらないけど……多分たぶんね? いやこととかもわすれられるとはおもうけど──」


『???( ・Д・)???』




「ただ、一言ひとことわせてもらうのならね──あいしいのよ! かねじゃえないようなあいがね!?』





『Σ(・□・;)!?!!?』


「パーティはたのしいでしょうし、いやことだってぶかもれないけど! それでもね、まえでイチャコラするあのカスどものあの自慢じまんげなかおるだけではらつのよ!!! あの、ぐみなんでってかおがマジでイラつくの! そりゃあね、ひがんでるのかってわれたらひがんでるわよ!? でもね、ひとさびしいわたしまえでイチャイチャする!?? 普通ふつう!? やさしさってモノがいワケ!!? かねはある、けれどあいいのよ! そりゃあ、おかねめばってくるかもしれないわよ!? でも、それって本当ほんとうあいじゃいワケじゃない、それはいやなの! ちゃんとあいしてしいし、こいしたいのよわたしも!!! それがおんなってモノじゃないのらないけど、すくなくともわたしはそうなの! だからマジでひとまえでイチャコラするヤツほろべってまいとしおもうワケよ、こちとらごとがアホみたいにはいってくるのになにイチャイチャしとんねんっておもっちゃうの、マジでほんとうほろんでほしい。それがクリスマスというモノね!!! わたしにとっては!」




『………………』




「すぅぅ──ごめんなさい。わたしさきるわね」


『──((((;゜Д゜)))))))コクコク』




「あ、ぇえと……でも、アレよ? たしか、クリスマスにはところにはサンタさんがてくれてね?」




『Σ( ゜д゜)!?』


「あ、いや不審ふしんしゃじゃないから。そんなに身構みがまえなくても大丈夫だいじょうぶよ?」




『──ε-(´∀`; )ほっ』




「ふふッ、それでプレゼントをくれるの。きっと貴女あなたところにもてくれるから、たのしみにしていなさい」


『???(`・∀・´)σ』




「え? わたしところには……どうかしらね??? でも貴女あなたところには絶対ぜったいるから、じゃ、おやすみなさい」




『………………(-᷅_-᷄ )???』


『──以上いじょうふゆのクリスマスとくしゅうでした!』




『Σ( ゜д゜)!!?』




『いやぁ、クリスマスパーティのたのしさがいやことわすれさせてくれますね!!! では、また明日あした〜!』


     ・

     ・

     ・

     ・

     ・


『………………パーティ、スレバ……コトワスレラレル??? アノモ……? (´・ω・`)』

 ここまでお読み下さり、ありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ