表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
295/339

クリスマス会議 7




■■■〜〜〜side──プレイヤー〜〜〜■■■




「──やっぱ、現金げんナマくないっすか?」


「はぁ!? 何言なにいってんのよ、アンタ!!?」




 と、正気しょうきかコイツ!? みたいな千尋ちひろさんはけてくるが……では、いたい。




【プレゼントリスト】


 現金げんナマ

 断末魔だんまつま

 子宝しほう

 世界せかい




 …………このなかに、ほか選択せんたくがあるのか? と。




三人さんにんやらば文殊もんじゅ知恵ちえ、とはいますけど──三人さんにん以上いじょうても、知恵ちえいですよ。コレは」


 はぁ〜〜〜、とふか溜息ためいきき……う。


 それに、もう時間じかんいし。




「それなら大人おとなしく現金げんナマわたして、『きなモノをってな』さくせん変更シフトしたほういですって、マジで」




 すくなくとも、ソレできなモノをったほうだんまつやら世界せかいおくられるよりはマシだとおもう!


「う〜〜〜〜〜ッ、でも!!!」


 納得なっとくしていないのか、千尋ちひろさんはうなる。




「ソレってお年玉としだまでやるヤツでしょ!? クリスマスなんだから、やっぱサプライズは大事だいじだとおもう!」


「そうですわ! サプライズは大事だいじでしてよ!!!」




 ね! お姉様ねぇさま!!?


 ──と、便乗びんじょうするかなちゃん。あと、モブども


「やいのやいのと……それなら枕元まくらもとにポチぶくろでもいておけばいでしょ!? フンだ!」




 アンタたちはマトモな意見いけんさずに文句もんくばっかって! もう、おとうさんはりません!!!




「う〜ん……でも、たしかにそうかも。サプライズでプレゼントをもらうのってうれしいですし──」


「ッ!?──パパもそうおもうぞ、あや!!!」


「──ふッ。じつはオレもそうおもってたんだよね〜☆ やっぱ、サプライズは大事だいじだよネ!!!」




 というワケで、ホラ! はや意見いけんすんだよぉ、あくしろよコラッッッ!!!!!




「ホントなんなのよ、アンタ……?」


てのひらクルックルっすね」


「シッ!!! コンクリートのなか余生よせいごしたくいのなら、だまるのがきちでござるよ!」




 ──こえてるんだよなぁ〜_φ(・_・ )




【プレゼントリスト】


 現金げんナマ

 鈴木すずき断末魔だんまつま

 子宝しほう

 世界せかい

 鈴木すずきいのち

 鈴木すずきのコンクリき(●●わんのソースをえて)




 ………………よしッ!!!




「じょ、冗談じょうだんでござるよね? 境夜きょうやたん???」


「──(にこり)」


「あ、わったわ。みなしゅうせっしゃ……ひとあしさきかいてんせいませておくでござるよ!!!」




 ちゃんと遺産いさんうけとりにんは『ご両親りょうしん』と『オレ』にしといてね。オレはコンクリってるから!




先輩せんぱい──ちょっとい?」


「ん? どうした、後輩くぼ???」


 ずっと様子ようすていた久保くぼが、なにかをおもいたのか……おずおずとげる。




会議かいぎてると──コレさ、ぶん……個人こじんかんがえたほういとおもうんだけど?」


「「「──ふぁッッッ!?!!??!?」」」




 ──あッ。そうえば……Σ(・Д・ )


     ・

     ・

     ・


「えっと……つまり? なにが、いたいのでございましょうか??? 後輩こうはいさま?」




 こ、コイツ……つい会議かいぎという概念がいねんそのものをこわしにやがった! ((((;゜Д゜)))))))あばばばばッ!!!


「いや、んなもさ……うすいてるよね?」




 そのお言葉ことばに……スンッ、と真顔まがおになったヤツら。あとかいしゃウラな??? ってよ、もう!




「え? なにが???」


「どういうことですの?」


「──あッ(察)」




 マジで理解わからんチンなヤツらをて、久保くぼ溜息ためいきじりにげる。




「はぁ。たとえばさ、ボクのバアルやせんぱいのキメラなんかは先輩せんぱいかく写真しゃしんをプレゼントすればよろこぶ」


 そ、そうだなぁ〜〜〜(とお


 そう……なんだよ、なぁ〜〜〜。なんで、ああなっちまったんだろうなぁ〜〜〜〜〜(泣)




「──わたしだってうれしいですよッッッ!!!!!」


「………………」




 きたくなかったよ、そんなカミングアウト。ま、オレもあやちゃんの写真めんざいふうれしいけど。




「??? そ、そうね?」


 いきなりトンデモ発言はつげんをかました後輩くぼに、千尋ちひろさんはなんともえないようけるが、


 まぁ、つまりは──




「モンスターも僕達ボクたちおなじで、きらいがある。そしてソレをっているのは──」


「──ほらならぬ、プレイヤー自身じしんだってはなしだろ?」




 結局けっきょくところ、そうなのだ。




 自分じぶんのモンスターについて、だれよりもっているのは自分プレイヤー自身じしんだろってはなし


 ──創作者オレじゃない。


 まったく、それなのにどうしてこう……ごちゃごちゃな会議かいぎになってしまったのか──。




「やっぱ先輩せんぱい気付きづいてるじゃん!?」


「そらぁな? つーか、お手元てもと資料しりょうだれ一人ひとりんでいないけんについて……頑張がんばったのに、きそう」




 せっかく、いろ々とリストアップしたのに……。




「──へ? え、なにコレ……おみせ名前なまえに、ってるモノと値段ねだんまで!? アンタ全部ぜんぶ調しらべたの!??」


「うおッ、丁寧ていねい地図ちずまであるっスよ!?」




「ふッ、資料しりょう作成さくせいかんよ???」




 だから最初さいしょっただろうが、ねぎらえって。


 ──もうね、マジでつかれた! 方向ほうこう音痴おんちなおかたため地図ちずよりえきまでいちから調しらべたからね!!!




 結果けっか、トンデモ重量じゅうりょう資料きょうき完成かんせいしたワケだけども……さぁ、あがめろ! オレをねぎらうがい!!!




はやいなさいよ!?」


「あの時間じかんなんだったんスか!??」


「あー……境夜きょうやたん、さては愉快ゆかいはん特性とくせい発動はつどうしますたね? あく趣味シュミでござる!!!」




 すぅーーーーーッッッ、あ"ッ???




「はぁぁッッッ!??!? オレ、最初さいしょにお手元てもと資料しりょうをうんぬんっていましたけどぉ???」


 それなのに、やいのやいのいやがって!


 挙句あげく勝手かっていろはじめたのはソッチでしょうが! ひとのプレゼントにまでケチつけて!!!




 それに──ッ!




「オレが想像そうぞうしてた会議かいぎは、その資料しりょうもとにアレがいコレがいとけんこうかんするになるのを想像そうぞうしてたんですよ! それなのに、このモンジャどもは!」




 そもそもオレが頑張がんばってつくった資料しりょうずに、はやえですとぉッ!?


 はぁぁあああッッッ、キレそう!!!!!


 キャーキャーわれてもはずなのに、ギャーギャー文句もんくけてくるとかコレだからクソどもは! ペェッ!




 まぁ……途中とちゅうからはハラぎて、オレも資料しりょう存在そんざいわすれてたけどネ! てへぺろ☆




「ペッ! その資料きょうきってかえっていんでとっとと現金げんナマにぎりしめておものってくださーい!」


 コレにて会議ちゃばん終了しゅうりょうでーす!!!




 はよかえれ、馬鹿バカども! かぁ〜〜〜、ペッ!!!




「──われずともかえります〜! ありがとね!」


「そーっすよ!!! 感謝かんしゃだけはしとくっす!」


「あの如月きさらぎさん……その、明日あした……モンスターへのプレゼントを一緒いっしょいにきませんか?」




「──あーはいはい! かりました!!!」


 まったく、ホワイトボードもゴシゴシと( `ω´)ノシ




「ッ──ほ、本当ほんとうですか!? あッ、ありがとうございます!!! では、また明日あした!」




 はいまた明日あしたね〜〜〜!


 あ"ーーーーーーッ、片付かたづけダル! もうこんな時間じかんだし、絶対ぜったいキメラおこって──ん?




 ………………Now loading


 ………………………………Now loading


 ………………………………Now……loading……




「………………………………え?」






























壁|°) けとは、すみけないね……。

で|Д°) ェ、エッ!?

す|ω・´) コレは面白おもしろくなりそうね……。




「──先生せんせいせぇなぁ……って、オワァッ!? な、なにしてんだよンナトコで!??」




■■■〜〜〜side──コル……タマ〜〜〜■■■




『こ、コルソ──た、タマさま……いま、なんと?』


人間にんげんかい征服せいふくあしがかりに、ずはこの魔界まかい征服せいふくするとった! 三王さんおうにもそうつたえよ』




 もうすこしだけ、おくださいね……ご主人しゅじんさま

 ここまでお読み下さり、ありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ