表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/340

正々堂々? 知らない言葉だ!!



◆◆◆( ■Д■)y━・~~◆◆◆



「──えっと、かれ名前なまえ久遠くおん 龍鬽たつみくん……私の、同級生どうきゅうせい…です」



 オレかららし、綾ちゃんはげる。


「……ほーん? ( ■Д■)y━・~~」


『ひッ!? あ、あるじどうかいて下さい!』


「オレは落ち着いてるよぉ〜キメラ〜〜〜(■ω■#)」


「──うわ、さすがに私でもうそだって理解わかるわソレ」


「ホントですってやだなぁ〜〜〜! それでいつあのガキります??」


 せっかくだし、ココで千尋ちひろさんへのりもかえしておこう! うん、それがいい!!




「──な!? さっきからいてりゃなんなんだよ! オレ、アンタに何かしたか!?」


「あ? テメェはだまってろやデコすけ野郎やろう




 ──青二才あおにさいの坊ちゃんは黙ってなぁ!


「あぁッ!!?」


「あ"ぁ"んッッッ!!!? (■Д■#)」



「──ッ! ほ、ホントに何なんだよ!?」



 困惑こんわくした様子ようすの青二才に、教皇すずきしずかに言葉ことばつむぐ。


「……え〜と、久遠くおん氏? あの、そのかたはねおとこでして──女性じょせい勘違かんちがいされたけんについてキレているワケで……」


「──はッ!!? 男?? この人が? うそだろ!?」



 ………………

 ………………………………

 ………………………………………………(■∇■#)



「ちょ──き、如月きさらぎ??」


「………………ハハッ☆ 千尋さん、あのり……今すぐにおかえししますね♪」



◆◆◆



 ──場所ばしょわり、守護地もりちない……。




「えっと、一応いちおうルールだが──」


「──どうせPvPでしょ? ルール説明せつめいなど不要ふようです。それとも喧嘩たたかいにルールがいるんですか??」





 そうあおるように言ってやるとあんじょう、坊ちゃんは黙る。


 ──やっぱりか。



 はぁ──あのしょぱなでの失礼しつれいきわまりない言動げんどう困惑こんわくしたような表情ひょうじょう……相手あいてが女だけではこま理由りゆう


 そして、オレが男だとおしえられたあと此方こちら値踏ねぶみするような


 女に手を出すつもりは無いと言外げんがいに言っているようなモノであり、相手が男であれば即座そくざにその相手の『強弱きょうじゃく』をはかろうとする。


 ──まぁ、アレだな……思春期ししゅんきむかえた一部いちぶの坊ちゃんにありきたりなヤツだ。




気分きぶんてきには不良ヤンキー漫画まんが主人公しゅじんこうってトコかな?」




 そう嘲笑ちょうしょうし、坊ちゃんにいかける。


 というか、そもそもとして──今日きょうオレたち強襲カチコミに来てるのは、重度じゅうどのアニメきである鈴木すずきがリーダーをしている組織そしきだしな……うん。


 ──そりゃあ、部下ぶかもね? まぁ、アレだよ……そういった人達ひとたちおおいんでしょう。らんけど。


「なッ、はぁぁ!!? いきなり何言なにいってんだよアンタは!? そんなワケねぇだろうが!!!」


 そう怒鳴どなかえしてくる坊ちゃんだが、おかおになってますぜ?




「どうだか……ま、どうでもいいか」




 オレは顔面がんめん嘲笑ちょうしょうけたまま言葉ことばつづける。


 ──否定ひていしてきた坊ちゃんだが、あの必死ひっしかおじゅっちゅう八九はっく図星ずぼしだろう。


 んで、そういうやつ大体だいたい……『正々堂々』のたたかいをこのむ。


 なので──オレはキメラからり、げた。




「でもさぁ、このゲームの開発者かいはつしゃであるオレときみじゃあちから歴然れきぜんだしね? 一つハンデをあげよう!!」


「ッ、あんだと!?」




 ハッハッハッ、面白おもしろいくらいに速攻そっこうでノってきたな!


 かおを真っ赤にして、射殺いころさんばかりにオレをにらみつけてくる坊ちゃん。こえもドスがいてて、あーこわい怖い。


 ──そりゃあ正々堂々とたたかいたい奴からすれば、今の言葉ことばはトンデモない侮辱ぶじょくの言葉だろうしなぁ、まぁ、理解わかってて言ったんだけど。




「オレは君との戦いでは、モンスターを一体いったいしか使つかわない……というのはどう? あぁ、勿論もちろんだが君は何体なんたいでも使ってくれていいからね?」


「──っ!!」




 わらいながらげてやると、坊ちゃんはさらに目をするどくする。


 え〜なに? もっとハンデをけろって?? しょ〜がないな〜〜〜!!!





「それに、コイツも使つかわない」


『──え!? 私を使わないって……主ッ!!?!?』




 オレの言葉ことばに、キメラは驚愕きょうがくしたかのように目を見開みひらく。


「いやだっておまえ使つかったら、わってつまんないじゃん」


『そ、そんなぁ……うぅ…………』


 ──ゆるせキメラ。キレるのなら、オレをおこらせたあの坊ちゃんにキレてくれ。




「アンタふざけてんのか!?」


「──え、なに? もう一声ひとこえ?? まったく、しょうがないな〜もう!!!」




 オレはスマホから今回こんかい使用しようするモンスターをし、


「オレに『寄生きせい』しろ──『パラサイト』」


 自身じしんにそのモンスターを寄生させる。




「──武装ぶそうキターーーーーーーーッッッ!!!」


『はぁあああああっっっ!?!!? 何でソイツは良くて私はダメなんですか主!??!?』




 同時どうじ二箇所にかしょからこえが上がるが、そこは華麗かれいにスルーさせていただく!


 あとコレはべつに武装では無いからな?


 まぁ、今のオレのこの姿すがたでは説得力せっとくりょくはないだろうが……。




「うわ、最終さいしゅう形態けいたいのラスボスみたいなやつるわ……ていうか、ずかしくないのソレ??」


 ──真顔まがお対応たいおうやめて! ハッキリ言ってメチャクチャ恥ずかしいんですコレ!!


「あ〜〜〜、お、おとこひときだと思いますよ? ち、ちょっと禍々しいと言うか、如月きさらぎさんの場合ばあいはあまりわらえないというか──本気ほんき世界せかいをどうにかしちゃいそうでこわいですけど……多分、父にはウケると思います!」


 精一杯せいいっぱいのフォローがいたい!! 言葉ことばってやっぱ凶器きょうきだわ。




「これはオレの趣味しゅみじゃありませんよ! ああもう、パラサイト──『剣刃ブレード形態フォルム』!!」




 そう指示しじを出すと……まるで仕込しこ武器ぶきように、手甲しゅこう部分ぶぶんからながさ1メートルじゃくくらいの剣刃ブレード指先ゆびさきにむけて瞬時しゅんじえ──び……出てくる!


 それにたいし、外野すずき相変あいかわらず黄色きいろ悲鳴ひめいを上げているが無視むしだ無視!


 んで、その剣刃を使い──そのでクルリとひとつのえんえがき、




「──もしこの円からオレの身体からだすこしでもそとたら、オレのけでいいですよ!!!」




 と、オレは声高々に宣言せんげんした。

 見てくれてありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ