VS 寅/巳2
◆◆◆〜〜〜寅&巳〜〜〜◆◆◆
──5分後。
『ランクA/鵺 (Lv 38)
(HP 6207/6207)
(MP 1126/1126)
(攻撃力 3649)
(防御力 2483)
(魔法力 1013)
(魔法防御力 1632)』
『ランクB/大蛇 (Lv 36)
(HP 4536/4536)
(MP 1364/1364)
(攻撃力 1016)
(防御力 932)
(魔法力 1483)
(魔法防御力 1216)』
わ〜い、見ぃつけた〜〜〜!!! ヽ(´▽`)/
「──は? 何で隠れてねぇんだよ??」
「……舐めプ…………?」
と、鬼さん達は怪訝そうに言われていますが、どうでもいいのでスルーします!
「よ〜し、ヤっちゃうぞぉ〜〜〜☆」
スマホを操作し、GO! フェアリー!!
『──キョウヤ? どうしたのー??』
「今、鬼ごっこ中なぅ! というワケで、相手のモンスターに状態異常をプレゼントフォーユー!!」
『あ、把握! 毒、麻痺、誘惑、催眠、混乱何でもいいよ!!』
「──手始めに麻痺で!」
『了解! そぉれーーー!! (´∀`)』
フェアリーの翅から金色の鱗粉が放出され、続け様に放たれた風に乗って相手モンスターを包むように舞い踊る。
「は!? おい!!!」
「──ちょッ、鬼に反撃するなんてルール違反……ッ!」
ルール違反?? いやいや、何言ってんの?
「え? さっき鬼ごっこのルールを確認した時に『鬼に反撃してはいけません』なんて言ってなかったと思いますけど?」
「──いや『普通』に考えてアウトだろこれ!?」
「オレにとっては『普通』なんでセーフです!!!」
「……屁理屈じゃん…………!」
「ルール説明を怠るからこうなったのでは? ルールなんて人によって様々でしょう??」
だからオレは悪くない! それにルールについてちゃんと訊いてたからね、オレ!!
──なので。
「──さぁて、愉しい愉しい鬼ごっこを続けましょうか!」
◆◆◆(=´∀`)人(´∀`)人(*´∀`*)◆◆◆
──30分後。
「う……ぐすッ…… (ಗдಗ)」
「……ッ、ひっく…………(ಗдಗ)」
「──ナニコレ? 何で鬼だった子達が号泣してんのよ??」
「如月さん……一体なにをしたんですか?」
Σ(・Д・)!? あの綾ちゃんが遂に名指しでオレを疑うようになっただと!!?
「………………楽しく鬼ごっこをしてました……」
『──してました!』(キ)
『──してたよぉー!!』(フ)
「(¬_¬)」
「(¬_¬)」
あ、微塵も信じられてない……。
「──ついでに相手モンスターを状態異常にしまくって回復アイテムを売り捌いてお小遣い稼ぎもしてましたとても愉しかったです。(裏)」
『逃げ惑う奴らを追いかけ回すのは中々に爽快で面白かったです。(裏)』(キ)
『次から次に状態異常にしていくのは最高に愉しかったです。(裏)』(フ)
「「「──ねぇ〜〜〜〜〜ッッ!!!」」」(キ×2+フ)
◆◆◆〜〜〜オレの学校では普通〜〜〜◆◆◆
「はぁ……、いくら敵とは言え同情するわ。いったい何処に鬼への反撃有りなルールを『普通』なんて言う奴がいるのかしら?」
千尋さんは苦虫を噛み潰したような顔を向けてくる。
──だが。
「鬼への反撃なんてまだまだですよ? オレの通う学校では、籠絡、賄賂、不意打ち何でも御座れなんで──この程度温い温い」
……アイテム『何かよく分からん勾玉(寅/巳)』を手に入れた。
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これからもオカメ脳をフル回転させて精進していきますので宜しくお願いします(〃ω〃)