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焼肉事変 9




わたしは、今日きょうかぎりで──『あや』のてます!」


「──親御おやごさんがくよ!!?!?」




 あらためて宣言せんげんする佐藤さとうちゃんに、おもわずツッこむ!




両親りょうしん関係かんけいありません! わたし人生じんせいは、わたしめる──今日きょうからわたし佐藤さとうバアルです!!!」


ずるい! それならボクだって久保くぼバアルになるよ!」


『──おい、おやうんぬんはどうした?』




 らないよ、そんなモンッッッ!!!!!




「──さぁ先輩せんぱい! 存分ぞんぶんにバアルのいだボクでてもいいよ!!! さぁッ!!!!!」


「なぁ!? 如月きさらぎさんだまされないでください、わたしこそがしんせいバアルです! でるならわたしをおねがいします!」


はなれろ貴様キサマら! あるじだれにもわたさんぞッ!!?』




 くッ……けてたまるか!!!!!




 佐藤さとうちゃんとたがいをしのけい、むしくんが先輩せんぱいもとへとようや辿たどく!


「さぁ先輩せんぱい! 先輩せんぱいのバアルがたよッ!!!」


 もはや体裁ていさいなどるか! このれいこう全力ぜんりょく堪能たんのうさせてもr──




「──ん〜? ふふ、きょうのばあるはかぁいいね」


「ヴッッッッッッッッ!」




 や、ヤバいよ……いまの、先輩せんぱいは、ヤバい!!!


 どんなメスをも、いま先輩せんぱいかればオスいっちょくせん


 どんなはかな少女しょうじょであれ、おとこ──いや、オトコになる!




 そんな色気いろけが、いま先輩せんぱいには、ある!!!!!




 ふにゃりと微笑ほほえみ、トロンとしたける先輩せんぱい


「ふぅーーーーーッ──先輩せんぱいいまからボク二人ふたりきりでホテルにかない? こうよ、ね???」


 先輩せんぱい天井てんじょうてるだけでいから、さぁ!




「──させませんよ!? 如月きさらぎさん、貴方あなたのバアルはこのわたしです! だまされないd──」




「ふふふ、こっちのばあるもかぁいい、ね……」


「──かはッッッッッッ!」


 おっと佐藤さとうちゃんが吐血とけつした! ふ、ざまぁw やはり先輩せんぱい中坊ちゅうぼうにはげきつよぎるんだよ!!!




「お、おい二人ふたりともそのくらいに──」




「──久遠くおんくんは邪魔じゃましないでください!!!」


「──うるさいよ舎弟しゃていくん!!!」




 おんなにはね、やらなきゃいけないときがあるんだ!




なにをやるつもりだ貴様キサマッ!?!!?』


「そんなの……ねぇ?」


「えぇ……アレ、ですね? けてちます!!!」




 ふふ、上等じょうとうだよ。


 吐血とけつしてたって、加減かげんなんてしてあげないからね?




 スマホをかまえ、


くよ、フェニックス! ミシャンドラ!!!」


本気ほんきでやります! ください、ケルベロス、ラベンダードラゴン、レヴィアタン!!!」




 たがいにモンスターを召喚しょうかんし、準備じゅんび万端ばんたん


 じゃあはじめようか──?




 古来こらいよりつづく、女同士キャットによる──神聖しんせい決闘ファイトを!!!




◆◆◆




「──せ、先生せんせい! ヤバいです、あの二人ふたりをと!?」


「…………すぅ……すぅ………………」




てる!!? うそっすよねせんせい!!?!?」




 どうにか先生せんせいこそうとするが、やべぇよ、まったきてくれねぇ!




「──やしてやれフェニックス、ミシャンドラはあの邪魔じゃまトンボどもつちあじおしえてやれ!」


けません! レヴィアタンはフェニックスを、ケルベロスはミシャンドラをねらって! ラベンダードラゴンは二体にたい援護えんごを!!!」




 と、壮絶そうぜつかいおんとどろかせ──あぁ!? 屋根やねが、屋根やねんじまった!?!!?




「やべぇよめねぇと!? どうしてだれも──」


『──此処ここ連中れんちゅうなら、全員ぜんいんわり序盤じょばんまれまいとべつ部屋へやげてったぞ?』




 いま全員ぜんいんつぶれてている。


 と、冷静れいせいにキメラさんがはなつ。


 は………………………………?????


     ・

     ・

     ・


 すぅ〜〜〜〜〜、とおもいっきりいきい……




「ダメな大人おとなしかねぇのか此処ここには!?!!?」




 ……一気いっきす! こえせて!!!


 すると──




『──そこまでうのなら、貴様キサマ自分じぶんめにけばいだろう? 貴様キサマあるじ舎弟しゃていなのだから』




 そう……キメラさんが、う。


 先生せんせいの、しゃてい……?


 ──ッ、そうだ。そうだった!




 なに弱気よわきになってんだオレは!? オレは、先生せんせい舎弟しゃていなんだ!!!




『そうだー、おまえあるじ舎弟しゃていだー。ゆえに、コレはおまえ成長せいちょうあるじしめすチャンスだろー(棒)』


「おう! やってやるぜ、先生せんせい! キメラさん!」




 そうだ、やるぞ!


 やってやる!!! オレがあの二人ふたりめてみせる!


 そうとまれば──




「──くぜ混沌こんとんりゅう! バハムート!!!」


『おい、舎弟しゃていがるのは勝手かってだが、あるじ睡眠すいみん邪魔じゃまだ……あの二人ふたりともなんとかしてい』




「うっす!!!!! ってます!」




■■■




 さんすくみであばれ、星空ほしぞらへとのぼってゆく三人さんにんおくる。




『よし、いまのうちだな……!』




 障害しょうがいとなるであろう舎弟しゃていった!


 チャンスはいましかいだろう!!!




『ふふふ、睡眠すいみん教育きょういく……はじめてのこころみだが、まぁ──やれるだろう。クククククッ!』




 ──目指めざせ! あるじ虫達むしたち共存きょうぞんきょうえい!!!


 そのためなら、わたしよろこんであくにもめよう!




 さぁ、あるじ! お勉強べんきょう時間じかんですよーーーッ!!!




















「………………如月きさらぎも、苦労くろうしてんのね………………」

 ここまでお読み下さりありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ

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