VS 寅/巳
◆◆◆〜〜〜面白くない〜〜〜◆◆◆
「──さぁ、気合い入れて行くわよ!」
「はい! 頑張りましょう!!!」
…………(^ ^)……イラッ。
場所は三番目の鳥居前。
──この鳥居には『寅』の彫刻が施されていた。
千尋さんと綾ちゃんは随分とやる気になっているが……正直、オレとしては面白く無い。
……理由? 先の一件とだけ言っておこう。
あの後、地面の上にハンカチに包まれた状態で丁寧に置かれていた二つの勾玉を発見し、それをネコb──基、回収した。
──別にコレは問題無い。
試練後に一二三さん達が気を遣って、勾玉を置いて退散してくれたのだろう。
千尋さんと綾ちゃんにも転移の件はバレてはいなかった。
──では、何が問題なのか?
簡単だ………………オレの、ストレスが、ヤバい!!!
……のだ!!
メンタルケア、詫びアイテムに続きモンスターまで!
オマケに当の本人は──ッ!
「それにしても、次の試練は何なのかしら? 楽しみね!!」
──と、すっごく良い笑顔で宣っておられる!!!
そりゃあアイテムは増え、欲しいモンスターも手に入れ……まさに、この世の春と言ったところだろう!!
詫びアイテムに関しては仕方がない! アレはちゃんとスキルを調整しなかったオレに非がある!!
なので、その件で千尋さんと綾ちゃんのモンスターに『激化薬』を使った事も……千尋さんの舐めプが原因とは言えしょうがない! 綾ちゃんは本当にごめん!!!
そして、それをバグだと言い張ったのもオレだ!!
だが……ほぼ押し切られるカタチでモンスターの値段を値切られた。
↑だけがどうにも解せない!!!
──ちゃんと詫びアイテム配布したじゃんオレ! それなのにさぁ!!!
いやもう売っちゃった後だから言っても仕方無いことくらいは理解るよ?
でもさぁ……やっぱり面白くないんだわ!
溜息を吐き──その怒れる感情に栓をし、鳥居を潜る。
◆◆◆〜〜〜第三の試練〜〜〜◆◆◆
「──鬼ごっこ? またですか??」
第三の試練内容を聞き、思わず声が出ちゃった。
それに対し、
「今回はお前らが逃げる側だ」
「……制限時間は30分。その間、僕たちのモンスターに一人でも捕まらなかったら君達の勝ち……」
──モブB、Cが告げる。
因みに、守護地は『ジャングル』っぽい場所だ。
「はぁ……じゃあ他にルールとかは有りますか?」
と、ルールを確認するが──、
「んなモン、『普通』の鬼ごっこと同じだよ」
「……別に特別なルールは無いよ……」
──との事だ。
準備時間は5分。
何故そんなに時間をくれるのかは理解らないが、まぁ……ストレス発散には丁度良いか。
◆◆◆〜〜〜( ̄(工) ̄)〜〜〜◆◆◆
※三人全員がバラバラに行動している為、メッセージでのやり取りになります。
『──ちょッ、如月!! アンタ何で隠れてないのよ!?』
『見つかりますよ!!?』
「……隠れる? これ、隠れんぼじゃなくて鬼ごっこですよね??」
『そうよ!!! だから早く隠れなさいって!!』
「鬼ごっこって……隠れる必要あります?」
『……は?』
『へ?』
「え? いや、だって鬼ごっこって──鬼に捕まるより先に鬼を行動不能にしたら勝ちな遊び……ですよね??」
見てくれてありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いしますm(_ _)m
※ 書き忘れていた事が一点ありますので失礼します※
現在完成している話数と、一週間近く病欠で休み小説に触れていなかったことを踏まえて暫くの間、三日に一話投稿とさせていただきます──反省はしている。後悔もしている……だから正直に言おう!!
(((──ごめんなさい_:(´ཀ`」 ∠): )))
出来るだけ早く元のペースに戻せるように努力しようと思うのでお待ち下されば幸いです!
(追伸)
コレを書き忘れるとかマジ無いわ! と、オカメ自身も思ってます!! だからオカメを責めないで! ちゃんと理解ってるから!!!
本当に申し訳ございませんでした!!!!!