表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
210/339

一件落…………は?




 …………ぅ──ッ!


 ここは──オレ……は???


 かされて……いる、のか?




 まぶたが、おもい…………あたまも、ボンヤリする……。




 ──クチュ……




 ? クチュ???


 くちなか違和いわかん……が…………ッ?




 ──……え? まって!!???


 これ、もしや──チッス……されてる???




 ──ちゅ……ちゅッ…………




 さ れ て る ! ! !


 絶対ぜったいコレ、されてる!!!!!!!!




 え? でもなんでッ!?!!?


 い、医療いりょう行為こういでか??! そうなのかッ!!? 相手あいてッ! 相手あいてはッッッ!!?!?!!?


 ぬぉおおおッまぶたよ! ひらけ!!!!!




 おとうさん、アンタをそんなヤワなそだてたおぼえはいわよ! ほら、頑張ガンバって!!!!!!!!




 ──相手あいてによってはしたを……ことになる!!!




「…………ぇ……な………………の!?」


 ぬ!? こえが、する!??


 いや、て! かんがえろ、オレッ!!!!!




 いまこえがする=相手あいてではい……ハズだ!




 ──聴力ちょうりょく総動員そうどういんさせろ!!!


 相手あいてを、相手あいて特定とくていするんだ!!!!!


 まぶたはたらかねぇ以上いじょう……聴力テメェがガンバンだよ!




「ねぇ! 如月きさらぎは、如月きさらぎ大丈夫だいじょうぶなの!?」




 ──ぃよし! ったッッッ!!!!!


 社長しゃちょうじゃない!!!!!!!!




如月きさらぎさん……おねがいですから、けて……」




  て ! ? ? ? ?


 あやちゃんでもないだと!?!!?!??




先輩せんぱい………………」




 久保くぼでもい……!?


 そこで、ふと──とある想像そうぞうが、オレの脳内のうないを……ひかりはやさでめぐる!




 コレ、相手あいて……同性どうせいでは???




 ミシャンドラとの戦闘せんとうのこってたやつらの割合わりあいてきにも、ないはなしじゃ──ッ!


 だが、それは…………それはッ……!




「──もごぉッッッ!!!!!」

(──オレにはまだはやすぎるッッッ!!!!!)




 混乱こんらん精神的せいしんてきなアレによってまぶたくんがはたらいた!


 け、いきおじょう半身はんしんこすと──ボテッと、おおきなしろとりがオレのうえからころがりちる。


 ……? 身体からだが、だいぶらくに──まさかッ!?




「おまえ……親父おやじさんのカラドリウスか???」




■■■




「──えーと…………つまり?」




 ミシャンドラ撃破げきは、オレはうしなったらしい。


 出血しゅっけつひどく、本来ほんらいやわらかいはず場所ばしょかた感触かんしょくもあったことから、おそらくほねもヤッてた……と…………?




「まったくアンタはまた無茶むちゃをして!!! このとりなかったら、どうなってたか理解わかってんの!?」




 青筋あおすじをたて、こえあらげる社長しゃちょう


 ──うん。コレは、全面的ぜんめんてきにオレがわるい。




「はい…………すみませんでした。それと、ありがとうございました。カラドリウスも、たすかったよ」




 チッスは、されたけど……。


 ↑の言葉ことばみ、社長しゃちょうと……カラドリウスにあたまげ、れいう。


 …………チッスは、されたけど──ッ!




如月きさらぎさん……」


先生せんせい……」


先輩せんぱい……」




 ──あと、うん……。


「その、んなにも……心配しんぱいけたみたいで、ごめん。わるかった」


 だからその、そんなで──オレを……




『あ る じ ・ ・ ・ ?』


「──ぴッ!?」




 あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばッッッ──((((;゜Д゜)))))))




「……き、キメラ…………!」


『パラサイトからきました。痛覚つうかく遮断しゃだんしていたそうですね?』


 ニッコリと、わらう、キメラくん。




 ──パラサイトぉーーーーーッッッ、おま、なんでバラしたぁああああああああッッッッッ!?!!?




『ほぅ? かくすつもりだったと???』


滅相めっそうもございません、キメラさま


 出来できればダンマリをむつもりでした、ごめんなさい反省はんせいしてますゆるしてくださいなんでもします。




 だから後生ごしょうです、その背後はいご般若はんにゃさんにはおかえりいただいてもよろしいでしょうか、おねがいします!




『はぁーーーーーッッッ!!!!!!!!』


 唐突とうとつにクソでか溜息ためいきくキメラに……びくッ、と、かたねる。




『──もうすぐ、救急きゅうきゅうしゃます』




 ………………はぃ?


救急きゅうきゅうしゃ到着とうちゃく次第しだい大人おとなしく病院びょういんはこばれてください。おかあさまにも連絡れんらくれましたのでげないように』


「はい…………はぃ?」




 ──え? それだけ???




 と、オレのこころこえったのか……にっっっこりと大変たいへんすんばらしい笑顔えがおで、


『はい。「いまところは」それだけです──!』


 はなつ、キメラくん。




 あ、これオレわったわ……。




 直感ちょっかんした。


 このさきおそろしい未来みらいっていると──!




『──はぁ。心配しんぱい、したんですからね……あるじ


「あぁ………………わるかった。ごめんな、キメラ」


     ・

     ・

     ・


「えと、それと……こんなときにすみません。だれか、みずってませんか? その、くちをゆすぎたくて……」




 くちなかが、ツブツブするんじゃ。


『あぁ、それなら……コレを使つかうといぞ』


 そう、されたペットボトルをり……れいいながら、くちける。




「──ぷはッ! ふ〜〜〜たすかった、ありがとう。おかげでスッキリしたよ」


『いやいやにすることいぞ。もとあるじよ』




 ………………ん? もとあるじ???




 あぶられた機械きかいよううごきで、オレはペットボトルをしてくれたやつほうる。


 ──あッ。

 ここまでお読み下さりありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ