貸してるだけなのですが!?
お薬が効いている内に投稿失礼!
クリスマスにまさかの扁桃腺をもろたでゴッドの皆様!!
昨日の今日で本当に申し訳ありませんが、体調が安定するまで一週間ほど休みます_:(´ཀ`」 ∠):
◆◆◆〜〜〜タッグマッチ〜〜〜◆◆◆
「──では、そろそろ試練を始めても宜しいかな?」
信一郎さんのその一言で、主に社長と綾ちゃんの表情が引き締まる。
──社長の爆笑ご挨拶から、はや十数分。少しの時間だったが、信一郎さんや一二三さんと話し……二人とも落ち着いてきた頃合いだった。
これは信一郎さんと一二三さんの気遣い故だ……どうしてこの二人から教皇が産まれたのかマジで理解らん。
信一郎さんはオレ達の顔を見て、「ふむ!」と一つ大きく頷くと……、
「──我輩達の試練は『タッグマッチ』だ!!」
そう、声高々に宣言する!
◆◆◆〜〜〜あ、持病の腹痛がッ!〜〜〜◆◆◆
「タッグマッチねぇ……? 誰が行きます??」
オレはそう千尋さんと綾ちゃんに問う。
「まずアンタは確定として、綾ちゃん行く?」
「へッ!? で、でも──如月さんの足手まといになるかもしれませんし……」
千尋さんの言葉に、綾ちゃんは顔を赤らめ言い淀む。
──というか、オレは確定なんですかそうですか。
「あ、境夜君ちょっといい?」
と、一二三さんから名指しで呼ばれた。
「はい、何ですか??」
一先ず、手招きされたので一二三さん達の元へ行く。
「息子から連絡で、この『試合不参加券:如月』? を今すぐ買って使えって……」
「後払いで頼むとも言っていたぞ!」
………………d( ̄  ̄)<了解した!!!
◆◆◆〜〜〜牛&馬〜〜〜◆◆◆
「──きゃ〜〜〜☆ 社長、綾ちゃん頑張れぇ〜!!!」
持病の腹痛(笑)の所為でタッグマッチを辞退したオレは、千尋さんと綾ちゃんを全力で煽r──応援する!
「………………ねぇ綾ちゃん、如月のどこに惚れたのか訊いてもいい?」
「あはは……どこなんでしょうね?? ちょっと理解んなくなってきました」
お、何だ何だ悪口かぁ〜〜〜??? 言い訳させてもらうけど、ずっと黒幕キャラでいるの疲れるんだよ!!
──なので試合中はずっと審判としてモンスター同士の戦いを撮ったり(商売のため)、公平に勝敗をジャッジさせてもらいますんで四露死苦!!!
「はいはい、無駄口はそこまでにして下さい。んじゃ審判はオレがしますんで適当に試合開始ぃ!!!」
「アンタねぇ──審判できるのなら試合にも参加できたでしょうが!!!」
と、鋭いツッコミが飛んでくるが……、
「千尋さん……貴女、もしオレがこの戦いに参加して、試合が白熱した拍子に力んでウッカリ漏らしちゃったらどうするんですか? 責任取れるんですか?? 男子高校生の青春を穢した代償は高いですよ? 理解ったのならサッサとモンスターを召喚してくださいよ『時は金なり』です!!!!!」
強引にゴリ押させていただく!!!
「……ケルベロス、お願いします!」
うんうん、綾ちゃんのそういう諦めの良いところ嫌いじゃないよ!
「では、我輩達も行くぞ牛頭鬼!!」
「コホン……妾達も参るぞよ馬頭鬼!!」
………………あ〜〜〜、何と言うか……やっぱ親子だわあの人達。水を得た魚の如くイキイキしだした!
そして残るは──、
「………………(O_O)」
──この勢いに着いていけない、むしろ着いていきたくない人物が一名。
「諦めましょうぜ、旦那!」
「私、アンタのそういうとこホンッッットに嫌いだわ」
キメ顔で肩ポンして言ったらゴミ見るような目で言われたんだが……別に社長に嫌われてもねぇ?
大体、ほんのひと月前まで「出番よこせ!」って言ってたじゃん。
──まったく、せっかく出番があるってのに何が不満なんだか……ʅ(◞‿◟)ʃ <ヤレヤレ
◆◆◆〜〜〜貸してるだけなんだが??〜〜〜◆◆◆
『ランクB/牛頭鬼 (Lv 34)
(HP5874/5874)
(MP23/23)
(攻撃力 1106)
(防御力 1021)
(魔法力 6)
(魔法防御力 8)
・
・
・
{特殊スキル}
(庇う)(起死回生)(地獄の門番)』
──そういえば、牛頭鬼と馬頭鬼が同じ戦場に出ている場合……特殊なスキルが付与されるんだったっけ?
『ランクB/馬頭鬼 (Lv 38)
(HP4217/4217)
(MP1824/1824)
(攻撃力 6)
(防御力 10)
(魔法力 1204)
(魔法防御力 1395)
・
・
・
{特殊スキル}
(庇う)(疾風迅雷)(地獄の門番)』
『地獄の門番』……このスキルの効果ってなんだったっけなぁ? やべ、ド忘れしたわ。
ま、まぁ千尋さんのモンスターは最高ランクだし、アイテム使ってフル強化してるから大丈夫d──、
『ランクA/ワイバーン (Lv 20)
(HP5239/5239)
(MP2497/2497)
(攻撃力 2216)
(防御力 694)
(魔法力 1963)
(魔法防御力 489)
・
・
・
{特殊スキル}
(逆鱗)(範囲:ブレス)』
──( ゜д゜)<は?
ゴシゴシ>(pω<)
( ゜д゜)<………………は?? (二回目)
「──あの、千尋さん? どうしてドヤ顔でワイ君に指示してるんですか??」
オレ、ワイ君、売ッテナイ。
「──え? あれくらいの相手ならワイバーンちゃんでもイケるでしょ??」
( ゜д゜)<…………………………は??? (三回目)
──ワイ君はウチの子なのですが??
貸してるだけッ! なのですが!??!?
それも舐めプですと?? 相手のスキルの効果すら理解っていないのに!??
バカですかな……この社長は!? 脳みそが筋肉で出来ていらっしゃる???
◆◆◆〜〜〜そういえば〜〜〜◆◆◆
そして……この日、オレは思い出した──。
──そういえば千尋さんってこういう人だったな! と。
そして諦めた。
──綾ちゃん、後は任せた。オレにこの人の覇道を止めるなんて無理だったんだ。_:(´ཀ`」 ∠):
見てくれてありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いしますm(_ _)m
ゴッドの皆様も、どうか風邪などにはお気をつけ下さい_(:3 」∠)_