ま・ほ・う☆
■■■〜〜〜魔法〜〜〜■■■
「──なして!? いったいこの作戦名の何が気に入らないんですか社長ッ!!?」
メチャクチャ良い作戦名だろう、シンデレラ!
奴への怒りと憎しみと憎悪とその他諸々etc……をブレンドして名付けたのに! 何が気に入らない!?
「復讐の代名詞なところ」
「子ども泣くっすよソレ?」
「同じ名前でゴールが違い過ぎるだろう? もっとこう、相応しい名前を付けるべきだと思うがね?」
──はぁ!!?!?
「同じでしょう!? シンデレラのfriends達だって最後は意地悪な継母の目に一撃入れて再起不能にしてるじゃないですか! 何が違う!?」
「あ〜、確かにそうでござるね……」
「その点を鑑みれば、まぁ、妥当な作戦名なのか?」
『「「……ぇ…………(˙-˙ )」」』
ふはははッ──そら見ろ!
鈴木、大平……お前らはオレの味方なんだな!!!
宜しい、素直に嬉しいのでこのフェアリーゴッド如月が素敵な魔法を授けてやろう! 喜べ!!!
そしてオレを否定した、社長、上野、佐藤! 貴様らは魔法無しだ。
魔法無しで久保の相手ガンバッ☆
──んじゃまぁ、さっそく魔法の配布を……
『あの、すみません主……アレって、そんなグロいお話だったんですか??? え、怖ッ…………!』
「──へ? え、ちょっ……まさかお前、知らなk」
「ち、ちち違いますよね!? え、だって王子様とお姫様が最後にその、幸せを誓い合ってけッ、けこ……」
「結婚する話じゃ──え? 違うんすか先生???」
………………。
………………………………。
………………………………………………( °д ° )
「(コッチ見んじゃないわよ如月、アンタが蒔いた種でしょ自分で何とかしなさいよ!)」
「──(すまない。綾は純粋な子なんだ……)」
「(あーぇっと、が、ガンバッ☆ す!)」
「ッ……ち、違u…んわ無。…いか。…な(д )」
『ニャッ!? フルルォオオオン!!?』
(なッ!? あまりのピュアさにご主人様の目が転がっ──まて、そんな事が出来るのか人間とは!!?)
「(──ふぅ……喚くな変態よ。割と良くある事だから慣れろ……あと、目を……うん、ありがと)」
──(ノ°ω°)よし!
じゃあ……すぅぅッ!!!!!
「んな事より、フェアリーゴッド如月が皆んなに素敵な魔法をお届けしちゃうゾ☆」
『「「──え?」」』
「──(コイツ! 勢いで流すつもりね!!?)」
「(ゴリ押しだな……だが、今回は口を噤もう)」
「(夢を否定しないあたり……根から上はドロドロに腐ってるっすけど、根は割と良い人なんすね……多分)」
「(まぁ、話しが進むのなら良いか……)」
「(境夜たんったら……強引でござるな!)」
さぁさぁ、皆んないくわよ〜!
もう! あんまりモタモタしてたら久保のトコに強襲む前に強襲まれちゃう!!!
だからその前に、魔法を掛けておかなくっちゃ♡
というか、作戦会議なのにまだ全然話が進んで無いのよ! どうなってるのかしらね、まったく!!?
『あの、主?』
「何かな、Myfriends???」
「──結局、シンデレラの件は……」
「細ぇこたぁ良いんだよ。ハハッ☆」
「ハピエンだったんすよね? そうっすよね!?」
「君がそう思っているのならそれが答えさぁ☆」
さ☆ じゃあ魔法を送信しようねぇ〜〜〜!
──作戦会議はその後だッ!!!
「──なぁ如月? シンデレラって最後、たしか継母に※※※※※して人間焼n……くをぉッ!?!!?」
「おっとそれ以上はイケナイよfriends! でないと、次はボクのこの悪戯な腕がホワイトボードを投げて君の頭蓋を粉砕しちゃうからね! ハハッ☆」
あと、ソレはシンデレラでは無く白雪姫ちゃんの話だ。間違えるなよ?
……他のfriends達も、細けぇこたぁ気にするんじゃない。い・い・ね?
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──ふぅ、思ったより手間取ってしまったな。
主の方は上手くいっただろうか?
…………また脱線ばかりしていないと良いが。
まぁ、指示された通りに連絡を入れるか。
ここまでお読み下さりありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ