表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
177/339

取引




■■■〜〜〜前回あらすじ〜〜〜■■■




 ──悪魔へんたい変態へんたいしてさいきょうすぎてけた。




◆◆◆




『その言葉ことば──ごんはありませんね? ごしゅじんさま♡』




 ──悪魔へんたいからはっせられていたでんおさまり、すさきょうふううそようりをひそめる。


せんせいッ!?」


「ちょっ、キーさましょう!!?!?」




 そのキバだらけのくちおおきくゆがめ、オレのがんぜんきょだいあくらいする。


「おい! それでいのかよ、アンタは!?」


「……如月きさらぎさん…………ッ!」




 そう、オレにひっことけてくれるが──すまんな。みんな……でも、オレは──




『──オレはもう、みんなきず姿すがたたくい。




 そう、きさらぎいっまえる。


 眼前がんぜんにはへんたいが、いまいまかと──けいやくときびていた!




 かい──【最強さいきょうあくけいやくしてごしゅじんさまになったオレ。かいかいてんさせられて!?】




 ●がつにちぜんよりほうそうけってい──みんな、オレのゆう姿をぜひてくれよな!!!!!』




「おい悪魔へんたい、このほうそうをしたアホに落雷かみなり。はよしろ」


『ナチュラルに変態へんたいび♡ はい、ごしゅじんさま♡♡♡』




 途端とたん──むらさきいかずちがっこうじょうくうピンポイントからばくおんともそそぐ!




「──やったか?」


『はい! ヤりましたごしゅじんさまッ!!!』


「よしくやった! めてやろう、よしよし!」


『はぅんッ♡ ありがたしあわせ! とうがたいが、でもなか々にき……ムフゥ〜〜〜ッ♡♡♡』




「──(あれ? キーさまけいやくもまだなのにもうあくらしてない??? え、すごッ)」




 リンドブルムから、あくあたまうえり……そのままヨシヨシとわいきょくしたデカいツノをでてやれば、


 おうするように──ゴロゴロとあくノドらす。




「……(ねこだ)」


「……(でかいねこだ)」


「…………いいなぁ……(ボソッ)」




 Σ( ゜д゜)えッ?──


 Σ( ゜д゜)え!?──


 ──ΣΣ(・□・;)あ、いぇその……ッ!!!




『あッ♡ ごしゅじんさまったらテクニシャン──ん、ソコ、ソコをもうちょっとつよく……はぁんッッ♡♡♡』




◆◆◆〜〜〜取引とりひき〜〜〜◆◆◆




『──ふぅ、ふぅッ♡♡♡ そ、それではさっそくけいやくわしましょうかッごしゅじんさま!!!』




 クワッ! と、をかっぴらき、あらきゅうをしたへんたいげる。


「ん? もうナデナデはいのか?」


 と、先程さきほどまででてやっていたところれると、




『──あ"ッッッ♡ だ、ダメですごしゅじんさま! そ、それじょうふれられたらッンン〜〜〜〜〜ッ♡♡♡』




 ビクンビクンッ! と、そのきょたいふるわせ……あくめいをあげる。




なにが──ダメなんだ? この、へ・ん・た・い……ほら、か? がエエんか???」

(※ ツノをさわっているだけである)


『あ、イイッ♡ そこッそこぉーーーーーッッッ♡』

(※ ツノをさわられているだけである!!!)




「……なんだろ、ウチ……なにかイケナイものでもてるぶんになってたんだけど??? だいじょう、これ?」


「──おなじくっす」


「──ああ、オレもおなちだ」


「………………いいなぁ……(ポソリ)」




 Σ(;゜Д゜)──え? アーさま???


 Σ(;゜Д゜)──マジか、とう……ッ!?


 Σ(;゜Д゜)──の、ノーコメントで……!




 あ、わ、わたしはいったいなにをッ!?──Σ(・□・;)




『──らめぇーーーーーーーーーーーッッッ♡♡♡』




     ・

     ・

     ・




「──それで? 契約けいやくないようは?」




 ツゥ……と、ツノにゆびわせながらへんたいう。


『あぅッ♡ わ、わたしからのけいやくは……ごしゅじんさまにはともかいにあるきょじょうへとおしいただきたく──』


「──へー? オレに、おまえしろい……と?」




 ニヤリとわらい、そのごりっなツノにつめて……




「………………命令めいれいするの?」


 そう、つぶやく。


『──ひぅッ!? ち、ちがいます! め、めいれいなどではく、お、おねがいをしていますッ!!!』




 先程さきほどまでのさいきょうっぷりがうそように、プルプルと──ざまふるえ、あくこたえる。




「ふーん、おねがい……ね? いいよ、そのおねがいをきいてあげても。ただし──」


 そこで一度いちどことり、ガリッ!


『──ひッ!??』




 つよく、あくのツノをつめき──げる。




「オレのおねがいをいてくれたら……ね?」


 ニコニコと、わらうオレ。


 ──だってねぇ? けいやくってそういうモノじゃん?




『あ……ぇ? は、はい、それは勿論もちろんです!』




 当然とうぜんように、悪魔あくまこうていする。


「ホントに? ふふ、ありがとう……うれしいよ」


 そうわらい、ふたたあくのツノをやさしくでてやった。




『──んッ♡ ごしゅじんさま……ッ♡』




 はかなこえあくでてやりながら、


さきいておくが、してはダメなねがいってある?」


 ──いなら、いでいが……




『ぁ、はいッ……い、いくつかございます…………』




 ま、そんなあまこといよね〜? ってた。


「それはなに? オレにおしえてくれる?」


 やさしくいながら、ナデナデをつづける。




『はッ、い! ず、ねがいをやすタイプのねがいはげんそくとしてきんです……』




 そりゃそうだ。じゃなきゃ、ねがいたいほうだいになる。


「うん。ほかは──?」


 ナデナデ、ナデナデ……




『ッン♡ 契約けいやくのみをちょうせつもとめるモノもきんです……●●をかなえたあとけいやくしろ。とか、です』




 ……コレさ、きんってことはやられたやつるのかな?


 やったやつのクソきょうすごいけど、やられたやつさんぎない? フッ、かわいそ。




「うんうん──ほかには?」


『──それくらい、でしょうか……』


「は?」




 ……え? それだけ???


 マジでってる?????




 ヒナちゃんパイセンほうけるが、ヒナちゃん先輩もだいたいそんなモンだよ。と、いうかおをしていた。




 マジかぁ……え? じゃあさ、


契約けいやくしなくていからかえってくれな──」


『──それはいやです! こんなさいこうのごしゅじんさまをやっとつけたのにけいやくわさずかえるなどあくはじッ!』




 おい、あとからうのはナシだろ?




 ……ま、いいけど。


ほかには、ほんとうにもういんだな?」


 ナデナデしつつ、ねんりにかくにんしておく。




『は、はひぃぃ♡ でも、けんりょくでも、のぞむがままにおめいくださいごしゅじんさま♡♡♡』




 と、あくうが……どうするか?


 まぁ、さっきみたいに々をねられてもめんどうだし、さき退たいつぶしておこっと☆




「そっか……それはそうと、キミ、ひといてる?」




 ナデナデをぞっこうしつつ、あくうてやる。


『──ふぇ?』


きみねがいだと、オレをかいこうそくつづけることないよ? いいの、ソレで???」




『? あの、それはどういう──???』




 みんなおもしてほしい。このあくねがいを。


きみねがいは、かいにあるきみしろにオレがおもむことだろ? そこにかんてきせいげんい」


『……そ、それがなにか???』




 ちょうしょうかべ、オレははなしをつづける。




「──なみにんげんなら、かいゆうかいされたてんむんだろうけど、オレは転移テレポートるからいつでもかえれる」


『…………は?』


「もういちくよ。いいの、そのねがいで???」




 クスクスとわらい、さいう。




鹿な……このかいにんげんがそんな──』


「──なんならためす? オレはきみしろいっでもあしれたしゅんかん転移テレポしてかえるけど、それでいい?」




 だって、このあくねがいだと……それでオレはこのあくねがいをかなえてやったことになるワケだ。




「さて、どうする???」


 ナデナデ、ナデナデ──と、さとように、なだめるようにツノをつづける。




『ぁ……そ、それなら! きょじょうにずっとてくださることくわえ──』




 ──かかった!


「あれ? でもそうなると、オレはきみのおねがいをふたかなえることになるね??? ずるくない、それ?」


 悪魔あくまのツノからはなし、めるようにう。




『──ッ! そ、それならごしゅじんさまねがいもふたかなえてげます!!! それなら……ッ!』




「それは、オレにふたねがいをしろってこと? それがきみねがいなら、それはみっねがいになるね?」


『ッッッ!!?!? それは──!』


 悪魔あくまよどむ。




「──いた? いまきみなにおうが、オレはソレをついねがいとる。ま、つまりはだ」




 ギリッ! と、悪魔あくまきばらすおとがする。


「……でも、それだとおもしろくない。それに、オレってやさしいからさ。きみにチャンスをあげるよ」


 にっこりとほほみ、げる。




「──オレとひととりひきをしよっか」

 ここまでお読み下さりありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ