遭遇
※前回の後書きについてのお詫び※
あの後、オカメ自身も一話から読み直したりしたのですが──結局、何処にも登場してはおりませんでした。
お騒がせしてしまい、申し訳ありません(土下座)
……ですが、確かに何処かで登場させた覚えがある。何処だっけなぁ〜〜〜?
と、頭をフル回転させましたところ思い出しました。
それはオカメがまだ雛鳥だった頃、授業中、ノートに書いていた黒歴史の中……
はい。そういうワケですマジすみませんでした。
オカメ、ちょっと反省も込めて巣の中で発狂してきますので──皆様は、どうかごゆっくりどうぞ……
■■■〜〜〜前〜〜〜■■■
──勇者軍、傀儡ルート入りました!!!
◆◆◆
「……そう言えば、白神さん──」
『──ん? どうした??』
白神に擬態したキメラに、結界の操作をしている勇者軍が声を掛ける。
「あの時、『誰か助けてくれ』って言ってましたけど……あの場所に何か居たんですか?」
『ああ、ソレか……』
──ん? 何だ???
オレの方をチラ見して、どうしたキメラ?
『……オレが転移させられたのは連合軍の近くでな? 恥ずかしながら、追われてたんだ』
キメラは適当な木の棒を拾い、地面にガリガリと何か描いてゆく。
ふむ? ──パッと見、地図か?
ご丁寧に『勇・拠点』とか書いてるし。
『その時に、どうやらオレと同じ様に連合軍の拠点付近に転移させられただろう人物が見えたんだが……』
…………チラッ。
『直ぐに見失ってしまってな──今頃、どうなっているやら(´・ω・`)』
『──? さっきからチラチラと見て来るが、キメラの奴どうしたんだ??』
「はぁ、成程……パラサイト、すまんが勇者軍の気を引いてもらえるか? 脱走するわ」
『…………は?』
◆◆◆
──先ず、勇者軍の拠点付近にオレが転移した。んで、付近に他の総大将は居なかった。
次に、白神に扮したキメラが連合軍の近くに……とか、言ってたがソレは嘘情報。
──だが、わざわざ言ってきたって事は何者かが連合軍の拠点付近に居たと推測。
仮に居たのが、大平や本物の白神だったのなら始末しているだろうし、「どうなっているやら」とは言わん。
ハイ、となると残りは──オレでは無く、白神や大平でも無い……それは、
…………社長ですね!
どうだ? と、キメラへ目を向けると、
──Σd(・ω・ )
めっちゃ力強く親指立ててた。どうやら正解らしい。
幻聴か、『さすある!』とか聴こえてくるんだが?
『脱走するって、急にどうした? この軍は最早、我々の掌の上だと言うのに……??』
「……脱走するのはオレだけだ。お前とキメラ、あと手駒はこのまま待機しててくれ」
『ますます理解らん! 理由は!?』
「──社長ピンチなぅ!」
『OK、把握した! 陽動は任せろ!!!』
■■■ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ・◇・)┘■■■
急げ、急げ──スタコラサッサッサッ……!
白崎が勇者軍の注目を集めている隙に縄を抜け、現在、オレは木々の隙間を縫う様に爆走していた。
──ん? 白崎がどうやって注目を集めているか??
………………訊くな。
──んん?? じゃあ、何で社長のピンチに駆けつけようとしているのかって???
そんなの──困ってる人を見過ごせないからさ!!!
………………。
………………………………。
………………………………うん、嘘です。
ホントの事を言うと──今回のオレの計画には社長が必要だから。とだけ、今は言っておく。
──おっ! そうこうしてたら、結界の境界線みっけ! 彼処から外に出y──ッ!??
「ッ──は?! アンタ、縄で木に縛られてたのに何で此処に……まさか脱走か!?」
「違います、ただの迷子です(`・ω・´)キリッ」
──そう、僕はただの迷子だよ東雲きゅん。脱走とか何それ知らん。美味しいの???
僕はただの記憶喪失(仮)な迷子です。
「それ以上でも以下でもありませんのでお気になさらず! パパぁ〜、ママぁ〜、どこぉおおおッ!!!」
──ァ"ァああああああああああああああああああアアアアアアァァァッッおっと、失礼!
見てくれてありがとうございます!! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ
スゥ…………あ"ァァあああアアアああああああああああああアアァァァッッッ──(発狂中)