VS 勇者軍3(涙)
先に言っておく……ごめんね!!!!!
■■■〜〜〜前〜〜〜■■■
──は? (ガチトーン)
◆◆◆(^ω^#)◆◆◆
「パラサイト、暫くお前の餌は炭酸水のみだ」
「──何でだ!?? ちゃんと命令通り連れ出しただろう!? いったい何が不満だったんだ!!?」
「連れ出し方だよ馬鹿野郎ッッッ!!!!!」
……ウ●コ漏らしそうだから! は、アカンだろ!?
これ絶対オレ弄られるヤツじゃん! 多分75日過ぎても弄られるぞ、オレならそうするもん!!!
「はぁぁ〜、これ『糞野郎(ガチ)』とか言われるヤツだろ……もうマジでさぁ──」
「糞野郎呼びなんて今更だろう主! いつもあの社長に言われているじゃないか!!!」
「名実共に糞野郎呼びになるって言ってるんだよ!」
──しょうがない、この体育祭が終わったら記憶をグッバイさせる装置でも開発しよう。オレの名誉の為に!
「はぁ……まぁ、一旦この話は置いといて──もうちょい手駒を増やすぞ」
「むぅ? まだ手駒が必要なのか??」
そりゃあ、お前──、
「──手駒は多い方が便利だからな。但し、あの武装した奴は要注意だ」
「寄生できないかもしれないからか?」
──半分正解だ。正しくは、
「それもあるが、どういう能力を持っているか不明である以上……藪を叩きたく無い」
「つまり、寄生するなら能力の無さそうな者を狙え。と、いう事か?」
「ま、そういう事だ──やれそうか?」
オレがまだ記憶喪失のフリを続ける以上、非常に不本意ながらパラサイトに頼るしかないのだ。
……頼むから、黒歴史になる様な事はするなよ?
「当然だ! 器を得た以上、私に不可能は無い!!! 任せておけフハハハハッッッ!」
はぁぁ──激しく不安だ。
■■■( 虚ω空)y━・~~■■■
……何でこう、当たって欲しく無い予感ってのは当たるんだろうな??? オレ、予言者になれるんじゃね?
「すまん! 如月のウ●コの量が凄くてオレの塵紙だけでは足りない!!! 誰か紙を持って来てくれ!」
──だの、
「ダメだ全く足りん!!! もっと紙をくれ!」
──だの、挙句には……
「むッ!? まさか詰まったのか!!? 誰か、誰か浣●を持っている者は居ないか、貸してくれ!!!」
………………だよ? もう、マジで──うん。
「──ふぅ! 手駒はこのくらいで足りるか、主??」
「オレ、お前に嫌われる様な事でもしたか?」
オレの眼前に整列した12人の手駒達に、死んだ目を向けて問う。
「「「──?????」」」
「? いや?? 何かされた覚えは無いが?」
じゃあ何でこんな酷い仕打ちをするんだよ!!? と、言いたい──言ってしまいたい。が、押し黙る。
──唯でさえ手駒を作るのに時間を消費したのだ、コレ以上は流石に怪しまれる。いや、寧ろ怪しんでくれ。
後は、キメラが上手くやってくれる事を願いつつ待つとしよう。もういっそバレた方が良く無いか? この不名誉な称号が消えるのならば一つくらい計画がパーになっても良くないか???
……ッ! だ、ダメだ落ち着けオレ!!!!!
「出たのか……ウ●コ?」
「大丈夫?? 切れてない?」
「いやぁ、如月もオレらと同じ人間だったんだな? 安心したよオレ……あ、ちゃんと手ぇ洗った???」
ガァァアアアアアアッッッ──善意が、痛い!
その慈愛に満ちた目も、心配する声も、差し伸べられる手も!
──憎い。全てが憎い!!!
壊してやる、破壊してやる、滅ぼしてやる!!!
全部、全部! 全て消えれば、消してしまえば、誰も、何も、残らない!!! その記憶さえも!
──ッッ!!?!? ダメだ……キメラ、まだなのかキメラ。早く、作戦を……オレが、オレである内に!
「……れか…………す……て、く……!」
ぁ、この、声──は!
「──誰か助けてくれ!!!!!」
………………白…………神……ッ!
見てくれてありがとうございます!! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします( ´ω`)y━・~~
いやぁ〜、深夜テンションって怖いっスね……。