仮装リレー4
■■■〜〜〜前〜〜〜■■■
──あっぶねぇ! もうちょっとで記憶が戻ってるって全員の前でカミングアウトするトコだった……!
◆◆◆仮装P◆◆◆
何処ぞのバニーゴリラさん(♀)(3☆歳)
『1P。理由? 訊く必要ある??』
『1P。太ももは良かった!』
「1P。服に罪は無いからね」
某天狗のお嫁さん(女性)(ウェディングドレス)
「〜〜〜ッ(//〜//)」
『………………(昇天)』
『10P。リア充爆ぜろ!!!』
(訳:お幸せに!!!)
『10P。いやぁ、美しいのぉ……』
「9P。とても良く似合っているし綺麗だけどこのイかれた学校には似合わないね一生に一回の女の幸せをどうか大切にしてほしいしモンスターとか人間とか関係無しに末永くお幸せにね! (ノンブレス)」
縦セーター眼鏡着用のCutegirl(ア"ッ)
──ア"ッ好き!!!!!
縦セタ眼鏡とか何オレの性癖でも読んだのオレが良い子にしてるからご褒美ですねありがとうございますッ!
いま記憶喪失の演技中なので顔には出せないが、内心大歓喜してるからオレ。──あ、せや!
「……(キメラくん、キメラくん私の声が聞こえますか? 今、貴方の頭に直接呼び掛けています)」
『──ッ!』
「……(キメラくん、後生です。写真を撮って下さい、そしてソレを私にお恵み下さい)」
『? 分かりました??』
──パシャリ。
「……(違いますキメラくん、私を撮るのではありません。あのモニターに映っている娘を撮るのです)」
『えー、嫌ですよ! コレは私が主を撮ろうと思ってコツコツお小遣いを貯めて買っ──』
「……(──撮れ。フィルム代なら後で何十倍にもして返してやる、だから撮れ)」
『えぇ……。はぁ、一枚だけですからね!』
──ふっ。一枚もあれば充分だ、焼き増し出来れば此方のモノよ!!!
「あ、キー様、あと虫くんも! 早く行かないともう直ぐ走者が来ちゃうよ!」
──ッッ!?? なん…………だ……と?
◆◆◆にゃ〜◆◆◆
『──ひゃあッ主ぃコッチに視線お願いします!!! 可愛いです最高ですよ主ぃい!!!!!』
「……ありがとう…………ございます……」
正直オレは今、最っ高にお前の溢れんばかりのその笑顔を握り潰したいと思っているがな!
──両手でカメラを構えながらオレと並走し、楽しそうにパシャパシャ撮ってくるキメラくんよ〜?
あー、マジで太ももの辺りがスースーする。このリボンとかも邪魔だしヒラヒラが鬱陶しい!
その癖、装飾品だけはちゃんとしてるとか──もっと機動性を考えろよ、給仕服だろうが。
──そうだよ、機嫌が悪いんだよ悪ぃかよ。縦セタ眼鏡ちゃんの写真が撮れなかったんだよもうこの体育祭に価値なんて無ぇよクソが。
あ"? そっちじゃない??
──服? あー、コレな。
フリルやらリボンやらが大量にあしらわれた給仕服。別名、メイド服ですけど何か?
……おっと、審査席に着いたからちょっと血の池造りに行ってくるわ。
『うわ……(コレは、レベル高ぇなぁ)』
『あー……(数多の男が告白して前歯全折りにされたと言うのも頷けるの)』
「………………n……」
『へ? 久保??』
『何か言うた──ッ』
「──先輩に10億点ッッッ!!!!!」
『……(°Д° )』
『……(°Д° )』
あ、そういやまだ小道具選んで無かったわ。どれにしよっかな? (スルー)
「もうマチ"無理一生推せる!!! 神様ありがとう先輩という最高の推しを作ってくれて!」
──その考えでいくと、お前にとっての神はウチの両親って事になるな。今日帰ったら伝えといてやるよ。
「ちょッごめん! ティッシュ取って僕の興奮した血液が目から出ちゃった」
【悲報】 オレの後輩、鼻血の代わりに血涙を流す
「大丈夫だよ先輩! 僕は今審査員なんだ!!! 不正なんてしない正々堂々舐め回す様に観察して審査してその素晴らしさを世界に説くよ!」
──そうか、頑張れ(遠い目)
あ、ちょうど良いモン見っけ。
……コレを頭に装着、手の角度はこんなモンか。あとは、首を少し傾けて──
「えっと……では、に、にゃ〜」
『──ヴッ!』
『おほッ!?』
「………………かはッ!!!」
ハッハッハッ、いや〜血の池って結構簡単に出来るモンだろ?(後輩8割、審判&校長2割)
『我が生涯、一片の悔い無しΣd:(´ཀ`」 ∠):』
『まさか貴様と意見が被ろうとはな……_:(´ཀ`」 ∠):』
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