パン食い競走
■■■〜〜〜前回〜〜〜■■■
旗・消・滅☆
(※魔王軍の旗は戦車に括り付けられていたので同時に消滅しちゃったZe)
↓
P変動なし!!!
■■■パン食い競走■■■
「──なぁ如月、お前、たしかオレ達に言ったよな? 勝ちたければ従えって……」
「言いましたけど、ナニか?」
「やっぱ聞き間違えじゃ無かったか。それなら、この結果についての弁明を聞こうか?」
──え? 愉快犯に弁明しろって??? そんなの、
「現実って、やっぱクソだね。以上終わり!」
↑しか無くないか? 他に何を言えと言うのだね、チミ達は! 馬鹿みたいに取り囲みやがって。
「いやいや違う違う! 確かに現実はクソばっかだけど、聞きたいのはそういう事じゃなくてだな──!?」
「──じゃあ何だ? オレからの謝罪の言葉でも聞きたいのか、はいはいサーセンっした。コレで良い?」
「わぁ、ここまで謝る気の無い謝罪は初めてだわオレ」
うん。だって、謝る理由なんて最初から無いからね、オレ。そもそもとして──
「──いやだって、そもそもとしてお前らが避けてたら良かっただけの話だしな!」
背後からのビーム一つ躱わせずに、本当に異世界に転移してたのかよコイツらは!
「はぁ! 背後からのビームくらい、当たる前に置きバズーカ的な感覚で分からなかったのか?」
「──お前ッ、アレはあの方だからできた芸当であって異世界転移したくらいで習得できると思うなよ!?」
「あーハイハイ、ロボットの話しは其処までにして! 次の種目が始まるよ」
……一瞬で話しが通じるあたり、久保、さてはお前も観たな? まぁ、アレは義務教育だからしゃーないか。
『野郎共! そろそろ第三種目始めるから参加者はグラウンドに集合しな!!! 各軍一名ずつだ!』
えーと……第三種目は『パン食い競走』か。
──丁度良い。
「其処までオレに償いを求めるのなら、今回の種目で一位をもぎ取って来てやるよ。それを償いとさせてくれ」
◆◆◆エクセレントクリームデリシャスパン◆◆◆
……たかが吊るされたパンを食うだけの種目で、魔王軍の結束とオレへの信頼が取り戻せるなら安いモノだ。
と、そう思ってた時期がオレにもありました。
『集まったな。それじゃあ第三種目「パン食い競走」を始める──前に、参加者全員に嬉しいお知らせじゃ!』
……ん? 何だ、この種目は獲得Pが2倍になります。とか、か???
『実はの──この種目で使うパンなのじゃが……』
うん──うん? パン???
『奮発してな……購買部一日限定10個の「エクセレントクリームデリシャスパン」を用意した!』
「「「──うぉおおおおおッマジかよ校長!!!」」」
「………………は?」
ぇ……? は????????????????
「あの、如月さん? そのエク何とかパンっていったい何なんですか???」
スタート位置にて、オレの隣に並んでいた甘味乃化身様が興味深そうにキラキラした目で訊いてくる。
………………………………すぅーーーーー。
「──イィヤァァアアアアアア@mgMR&〆%校長56すァァァZTゆる33333ッッッッッ!!?!?」
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