騎馬戦5
■■■〜〜〜前回〜〜〜■■■
──男の浪漫!!!!!
◆◆◆ボスキャラ◆◆◆
Q:城→モンスター→?? 『?』とは何?
A:↓
「「「──ボスキャラきたぁーーーーーッ!!!」」」
と、いうワケで『男の浪漫』ことボスキャラ『石の巨人』をご用意致しましたよ、ハイ!
え? 何が『男の浪漫』なのかって???
はぁーーーーーーーーーーーーーッッッ(呆)
君ぃ、巨大ロボットは好きカネ?
──好きだろ? 好きだよな?? ほら、好きって言いんしゃい!!! 好きだろ、なッ?
なっ、好きだろ(強制)
──ソレは何故か……? 理由は簡単、大きいからだ(決めつけ)
故に、もはや動く城──基、『巨人』たるアレを男は皆愛するのだよ!
(※個人によって愛の重さは違います)
男が皆愛するモノ=それ即ち男の浪漫である(洗脳)
つまり、そういう事だ!
「ふははははッ! 貴様ら矮小な人間如きにアレが倒せるか!? いいや倒せまい!」
あ、言っとくけどオレに寄生していたパラサイトは今や大半が巨人に寄生しているから、強化マシマシよ!
そして、肝心の巨人の核とも呼ぶべきモノはイヴィル自身である。
──オレの剣に憑依していたイヴィルを城の残骸に憑依させ、動かしているのだよ!
「さぁ巨人よ! 貴様の破壊の力を見せてやれ!!!」
『楽しそうですね、主……』
『(まぁ、ずっと機会が無いか探っていたから)』
『シッ! 偶には発散させてやれ』
『…………ッ! ギリギリ(°ཀ°#)ギリギリ』
『おいキメラ、やめろよ? 多分アレ壊したら、主が凄く面倒臭くなるというか、泣くぞ』
──モンスター共が何か好き放題言ってくるが、9割がた事実なので聞こえないフリでもしとこっと。
「パラサイト、銃形態! 先ずは社長軍の城を跡形も無く焼き尽くせ!!!」
『(……え? まぁ、命令だし、やるか)』
そう指示をすると──巨人の顔面。その口の部分が大きく裂ける!
……そして──ッ!!!
キュイン、キュインと何かのチャージ音がしたと思えば……カッ!
と、極太ビーム発射からの城ボンッッッ!!!
──で、ある。ごめん、興奮し過ぎて語彙力がどっか行っちゃったのだ。だって、おまッあれ!
如「堪りませんなッ!!!!!」
鈴「おッほぉーーーーーーーッッッ!!???」
校「あれぞ正しく男の浪漫じゃな!!!!!」
他「──ッ( Д )=====° °」
社長軍の城があった場所からは、今やモゥモゥとドクロな煙が昇っている!
そして極太ビームを発射した巨人の裂けた口からは、バチバチと放電音が響く。
──ありがとうパラサイト。お前なら超電子砲やってくれるってオレ信じてた!
苦労して色々なトコをハッキン──調べた努力が今! 報われた!!!
「あぁ、素晴らしい! 何と素晴らしい破壊力だ! さぁ、次はどちらを破壊してやろうか!!?」
──勇者軍か? それとも連合軍か???
「さぁ、好きな方を選ぶが良い! 最終的にはどちらも滅びるのだがなぁ!!? フハハハハッ!!!!!」
◆◆◆諦めたら、其処で終了なんですぞ◆◆◆
「──終わりだ。こんなの、勝てるワケ無い」
「そうだ……あんなバケモノに、どうやって勝てば良いんだよ! 無理に決まってるだろ!?」
ククッ、いいぞ。もっと嘆け! 絶望しろ!!! それが我が喜びとなる!
恐らくは、アテナの『無敵付与』の流れ弾を喰らったであろう勇者軍と連合軍の残党が絶望の声を上げる。
──もっとだ。嘆き、絶望しろ! 自身の無力を思い知るが良い!
「さぁ、選べ。先に滅びたいのはどちらだ?」
ヒソヒソ(´・Д・)」(^_^;)(・ω・`)ヒソヒソ
『……主、闇堕ちしかけてません?』
『ま、まぁ……偶には、ストレスを発散するのも大切だから、な?』
『主だってハイテンションな時くらい我を忘れてハッちゃけたくもなるんですよ』
「──ハウス! お前ら、スマホにハウス!!!」
さっきからヒソヒソと……もうイヴィルとパラサイトとキメラ以外はスマホの中で良い子にしてなさい!
──セラフも、もう加護はいいからハウス!
「ふぅ。ハッΣ( ・ω・)!?」
……ん、んんッ! ごほん!!!
「さて、そろそろ決断の時だ。先に、滅びたいのは──どちらだ?」
「──ッ!」
「そ、それは……ッ」
「そんなの、選ぶ必要など無いで御座る!」
「──なに?」
「「「えっ???」」」
鈴木の声に、勇者軍と連合軍の残党からは間の抜けた声が漏れる。
「だってそうでござろう? 結局どちらを選んでも最終的には両方、滅ぶので御座るよ? で、あれば選ぶ必要など無かろうて!」
「……鈴木さん。でもソレは──」
そう、ソレは。
「つまりは、諦めて試合自体を放棄する。と、言う事ですか?」
オレは嘲笑しながら鈴木に問う。
──まぁ、楽しませてもらってるし……降伏すると言うのなら、これ以上イジめるつもりも無い。が、
「そんな詰まらない事はしないで御座るよ、境夜たん。だってホラ、滅ぼせるモノなら他にもありますし?」
「ッ! 鈴木さん、まさかソレって──!」
………………へぇ?
「そのまさかで御座るよ、久遠氏! 寧ろ、ボスキャラ放置するとかオタクの名折れよ!」
「でも、あんなの……!」
「あんなバケモノに勝てるワケ無いだろう!!!」
「諦めろ……Pは他の種目で取れば──ッ」
「──ならん! 諦めたら、其処で終了なんですぞ! 相手がどれほど強かろうが挑みもせずに諦めるなど勿体無いで御座るよ!」
まぁ、たしかに勿体無いな。
此処は亜空間であり、終われば全て元に戻るのに。
「成功も失敗も、勝つも負けるも、諦めぬ限りは全てが己の経験になるで御座る!」
──そして、その経験は自分の無二の武器になる。
ソレを無償で得る機会を『負けるから』なんて理由で捨てるなんて、なんて勿体無い。
「敗北が何で御座る? 其処から得る『成長』に比べれば、そんなの屁でも御座らぬよ!」
そう言って、鈴木は女神と共に──巨人の前へと立ちはだかる。
「立つで御座るよ、皆の衆! コレは多くを学べるまたと無い機会なんで御座るよ!」
そして……一喝!
「共に戦い、そして共にこの強敵を打ち倒そうではないか同志達よ! 顔を上げ、前を向け! 共に勝利を掴むで御座る!!! ゆくぞぉーーーーーッ!」
「ッ! 鈴木さん!」
「あぁ、そうだな! せめて一撃くらい入れてやらねぇと!」
「覚悟しろデカブツ!」
「「「おぉーーーーーーーッッッ!!!!!」」」
と、鈴木に呼応するように……真正面から突っ込んで来る残党+久遠+上野。
そのいきや良し。では──消えたまえ( ^ω^ )
「──パラサイト、超電子砲発射ぁ!!!」
見てくれてありがとうございます!! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします( 。・ω・。)ノシ