騎馬戦
■■■〜〜〜前回のあらすじ〜〜〜■■■
股間にある『聖槍ブリューナク』
「自信を持ってKPに見せに行け、久遠!」
「──嫌ッスよ!!?!?」
「大丈夫だって『聖剣ゴッドシャイン』を持つオレが保証してやるから!!!」
「いやッだからそういう問題じゃ──」
(言いくるめ♡→Critical)
「──ッこれは確かに『聖槍ブリューナク』ですわ間違い無い!!! Σd(φωφ )<OKだPをくれてやる」
【結果】
1/魔王軍 150P
2/社長軍 35P
3/勇者軍 0P
3/連合軍 0P
■■■〜〜〜騎馬戦〜〜〜■■■
「…………先生、オレ……何か大事なモノを失った気がするんだ。とても、大事なモノを……さ」
「失った気がするだけだから気にするな」
おいおい、目から塩水を垂れ流すなんて全く器用なヤツだな、久遠は☆
「そうよ! それに男の子って互いの槍を見せ合って序列を決めたりするんでしょ?? 今更じゃない!」
現在2位だからか、上機嫌に千尋さんは言う。
「いや、女社長……それ、どこ情報っスか??」
「──え? 如月だけど??」
「オレ♡」
もう! そんな純情ぶって、男子にとっては常識でしょうが???
「はぁーーーッッ!!! もう、それで良いッス」
「いいのか? 諦めたらソコでツッコミ終了ですよ、久遠くん!!!」
「如月……なんか今日のアンタ、テンション高くない? 大丈夫??」
ん〜、全く大丈ば無いんだなソレが! 空元気でも出してなきゃ今日は乗り切れないからね!!!
「はい! それじゃあ第二種目『騎馬戦』、開始するんで男は全員競技場に集まれぃッ!!!」
「「「うぃーーーーーすッッッ!!!!!」」」
おっともう始まるのか? 急いで準備しねぇと。
「あ、オレ色々と準備あるんで失礼しますね! それと『騎馬戦』は男は強制参加の種目なのでそのつもりで」
そう言い残し、オレはそそくさとその場を後にする。
──さて、色々と準備しなきゃ☆
◆◆◆
「よーーーし、集まったな青二才共! それでは、今から『騎馬戦』を開始する!!!」
と、校長の合図と共に──競技場が石造の西洋っぽい城? へと早変わりした。
そんで強制的に自軍へと転移させられたか。軽く周囲を確認しても味方しかいない。
──なぁ校長、技術部に幾ら予算落としたの?
「はいはい騒ぐな活気盛んな問題児共! 現在、全ての軍は東西南北にそれぞれ設置した城へと転移させた!」
まぁ、去年よりハデにしたいってずっと言ってたし? けど、ガチで幾ら掛かったんだろコレ?
今からでも一枚噛めるか??
「──今回の『騎馬戦』はハチマキなんてチンケなモンは取り合わねぇ! 取り合うのは其々の城の頂に刺さってる『旗』のみだ!」
旗? あー、中央のデカい城の頂にある……あの黒い旗を取られない様にすれば良いの?
つーか、オレらが居るの城の──正式名称知らんけど、物見台か? 此処?
「これより10分時間をやる! その間、敵城へは手出しは禁止だ!!!」
──なるほど? つまりこの10分は作戦会議やら城の強化やらをしろってコトか。
んで、10分後に戦闘開始と。OKだ全て理解した!
「10分後は強襲でも何でも好きにしな! ただし、戦死したと審判が判定した場合は強制退場だ文句は受け付けん!!!」
戦死って、校長。良いのか???
そんな事言うから、魔王軍の奴らが目をキラキラさせてんだけど?
「この亜空間は少し特別でな、本気で暴れようが大怪我を負おうが終われば全て元通りになるから出し惜しみは不要だ! 思い切りやれぃ!!!」
ほぅ? ジャバウォックの『境界』みたいなモノか。じゃあ遠慮なく。
──と、その前に。
「校長! オレが準備しといたモノを持ち込みたいんだが良いか?」
これ、聞こえてる?
心配になりながら、そう申請すると、
「おお、アレじゃな? OK、OKすぐ転送るぞぃ!」
あ、良かったちゃんと聞こえてたらしい。
アレも転送られて来るし、手加減も不要。最高か?
「──では、これより10分後に試合開始とする!」
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