表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/339

狩り物競走




■■■




 ゆうしゃぐん/0P


 おうぐん/0P


 しゃちょうぐん/0P


 ヨッシー&田中たなかれんごうぐん/0P




◆◆◆〜〜〜ものきょうそう〜〜〜◆◆◆




「──それでは、だいいちしゅもく『狩り物競走』のしゅつじょうせんしゅはゲートまえ集合しゅうごうしてくだされ!」




 校長こうちょう溌剌はつらつとしたこえともに、オレと久保くぼはゲートまえへとならつ。


 ……この種目しゅもくは其々のぐんから二人ふたり選出せんしゅつする競技きょうぎであり、第一種目だからな。




「1、2って序盤じょばんからポイントそうりするぞ久保くぼ


「ok、全力ぜんりょくくよ先輩せんぱい




「おぉ──おうぐんそうだいしょうとその右腕みぎうでがまさかの同時どうじ出場しゅつじょうとは、序盤じょばんからたのしくなってたのぅ!」




 マイク片手かたてにテンションたか校長こうちょうさけぶ!


 ……ふっ、そんなギラギラしたをしなくても理解わかってますよ校長こうちょう教頭きょうとうとのけにはたせてみせます。


 もうけのさんわり頂戴いただきますけどね!




 じゅるり──おっと! どうやら選手せんしゅあつまってたみたいだ。どれどれ?




 ず勇者軍からは、あー……りくじょうヤツらか。はぁ、やるあんの???


 ──はやさだけでどうにかなるとでもおもってんのかね、あのちゃんたちは? 経験けいけんしただろうに。


 まぁ、アイツらはどうでもいや……ほかは。




「あ、如月きさらぎさん! えっと、今回こんかいてき同士どうしですけど……よろしくおねがいします!」


「よろしくッス、先生せんせい!!!」




「──ッ! あ、あぁ、よろしく……」


「? どうしたの先輩?? そんなあおかおして」




 ごめん、ちが間近まじかあやちゃんの笑顔えがおたからだな恐怖コレがドズンッと、おもくなる。




 はっ!? まさか恐怖コレねらって!!?


 いや、まさか……でも。


 勝手かってのうがアイデアをロールさせようとしてたのでえて、オレはれんごうぐんほうへとそむける。




 ──ふむ。なにもルールをらなさそうな一般モブピーポーだなだいじょう発狂はっきょうするなよ?




◆◆◆




「そろそろはじまりそうだな……あやちゃん、あと久遠くおんもモンスターをしといたほういぞ」




「──へ?」


「え? それはどういう……?」




 二人ふたり忠告ちゅうこくしつつ、オレはキメラを召喚しょうかんする。




「キメラ、モフモフに擬態ぎたいしてくれ」


把握はあくしました』




 鈴木オタクのトコに強襲カチコミしたときの、『つばさえたモフモフ』へと擬態ぎたいしたキメラに騎乗きじょうするオレ。


 ──あ〜〜〜ッやっぱコレだわ! モフモフ最高さいこう




先輩せんぱい、めちゃくちゃかおゆるんでるよ? フェニックス、よろしくね」




 おっと、いけない! 緩んだかおなおしながら後輩こうはい召喚しょうかんした焼鳥フェニックスる。


 だい大人おとなほどのサイズをしたとりは、えるりょうチキンレッグ久保くぼ両肩りょうかたをガッチリとつかんでいた。


 ──あー、騎乗するタイプじゃなくて運搬はこんでくれるタイプなのか。なかなかに斬新ざんしんだな。




「つーか、えないのかソレ?」


「ふふん、防火ぼうかたいねつせいのジャージだからね!」




 と、自慢じまんげにかた久保くぼ


 ああそう……でもオレだったら、べつのモンスターにするかな? と、おもうがだまっておこう。


 それと、よしよし。綾ちゃんと久遠もモンスターを召喚し、騎乗してるな?




 ──そこまで確認かくにんしたところで、




選手ヤロウどもぉ! たたか準備じゅんび出来できたかぁあああああああああああああッッッ!!!!!」




 校長こうちょうがマイクを片手かたてさけぶ!


 あぁ……はじまるのか。




「もしまだのあおさいるのならサッサとしなぁ! じゅつぅ、『結界けっかい発生はっせい装置そうち起動きどう!!!」


「あいあいさーーーーーッ!!!!!」




 瞬間しゅんかん客席きゃくせきぐんおうえんせきまもるようにひかりかべ展開てんかいされる。




「──よぉし! つづいて『くうかんはっせいそう』もどうしなぁ!!! 範囲はんいきょうじょう全体ぜんたいだぁ!」


「いぇっさーーーーーッッッ!!!!!」




 いで、グラッと視界しかい一度いちどれたあと──競技場グラウンド膨大ぼうだいひろさへとわっていた。




「ぃよーし! 結界で充分じゅうぶんえねぇやつためにホーミングカメラもぜん起動きどうだぜヒャッハァーーー!!!」


「ヒャッハァーーーーーッッッ!!!!!」




 さらに、技術部が開発かいはつした追尾型ホーミングカメラが競技場へとはなたれる。




「──おっと、流石さすがかずおおいな」

やく監視かんしおおくて面倒めんどうだな)


「このために技術部にアホほど予算よさんしたらしいからね、校長こうちょう




 え? はつみみなんだが???




「よぉし! こっちの準備じゅんび完了かんりょうしたな!!! 青二歳共ぉ、準備じゅんびいなぁ!?」




「うぃーす!」


「はーい!」


「いつでもokです!」


「はい、大丈夫だいじょうぶです!」




 校長の問いに、魔王軍オレたちゆうしゃぐんの面々はほぼ同時どうじこたえる。




「──( ^ ^)???」


「!? ( °Д°)」


「ッ!? ッッッ!!?」


「へ? いま、何が……え???」




 と、らんにゅうした面々はりょうぐんともフリーズしているが……んなこたぁ関係かんけいねぇ! と、ばかりに、




「はーーーいッ! じゃあだいいちしゅもくものきょうそう』スタートだぜヒャッハァーーーッ!!!!!」




 校長は無慈悲むじひ競技きょうぎ開始かいし宣言せんげんしたのであった。

 見てくれてありがとうございます!! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします_:(´ཀ`」 ∠):

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ