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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

失敗作だから、僕は自殺が恐い。

作者: 鼎ロア
掲載日:2021/11/01


僕はどうしていつもこうなのだろう。

なにをやっても失敗してしまう。

失敗するのが空気を吸うのと同じくらい普通なように感じてさえいる。

こんな失敗作な人間はこの世に存在していいのだろうか。


僕と言うどうでもいい存在のせいでこの世界は地球温暖化等に苦しめられる。

僕たった一人の命なんてどうでもいい。

ただ僕が我慢すればいいだけなのだから。


アパートの屋上。

僕は今自殺目前だ。


この世界になじめないから。僕は失敗作な人間だから。

そうやって自分自身を否定し屋上へと追い詰めた。


きっと30分もすれば僕はただの肉塊へと変貌しているだろう。

なにせこのアパートは30階もある超高層アパートなのだから。


足を前に出す。

片足の半分が空中に晒されていてより高さを感じさせる。


なんでだろう。


あと一歩前に踏み出せば僕はこの世界から消えることができるのに、なぜだか恐怖心で体が震え上がる。

人の役に立てる最初で最後のチャンスなのに、まったくもって勇気がでない。


ああ、もう。どうしこんなにも神は僕を離してくれないのだろう。


後ろから引っ張られているかのようにだんだんと後ずさりをしている。


もういい。誰でもいいから僕を殺してくれ。


自分で死ぬのが怖いなら強制的に死のうと思った。

けどその思いは虚しく宙を舞って消えていく。

どうしようもない。

これもまた僕が失敗作である理由なのかもしれない。

けど諦められないね。意を決したよ。


──ごめんね、世界。僕が失敗作なせいでこんなにも苦しめて…………ごめんね。でも、なにがなんでもこの世から消えてあげる。これが僕にできる最初で最後の感謝だよ。


僕は最期にそう言い残し目をつむって飛び降りた。

風の音と共に肉塊への進化を、僕は遂げます。

さようなら、ごめんね、そしてありがとう。

その気持ちだけが残り僕の意識は途絶えた。

Thank you for reading!

なんだろう、僕ってこういうのしかかけない気が……

(恋愛とかはかけないけど少しギャグっぽかったりシリアスな展開の物語なら行けてるなあ…………)

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― 新着の感想 ―
[良い点] どこまでも後ろ向きな思考は、死の直前でも変わらなかったんですね。「失敗作」とは、心に刺さる言い方です。
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