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ヴァンパイアロード THE・ロードナイト  作者: トムネコ
一幕  変わらない者が終りを迎え、   変わった者が君を裁く日まで
7/36

敵を味方に国を創れ

「先に言っておく、儂は戦いは出来んぞ」


「そんな事はわかってる」


「まず、仲間を集め国を創る」


「国を創る? 本気でそう言ってるのか」


「君一人で何か出来るのか?」


「色々、出来るさ」


「そうだな、国も創れる」


「あのな爺さん、出来ることもあるさ

だが、出来ない事の方が多い。違うか?」


「その為に。仲間が必要だ」


「そうだな、だが国を創る間に

ヴァンパイアも和月もこっちと同じで

より強くなっていく。何をやっても同じだ」


「そうだぞ、進むも地獄、退くも地獄じゃ

さて、どうするかの~~ ホッホッ」


「爺さん・・・・ 分かった、進むよ」


「人は選択をせねばならん」


「俺の選択はいい選択だった?」


「恐らくはそうだろう」



「で、仲間ってのは?」


「ヴァンパイアの純血貴族である

アルファルド:ハイネ=7世 だ、」


「ヴァンパイア? 人の敵だ」


「そうだ、彼は敵ではない」


「敵ではない、そうか・・・・ でも

俺には全部、同じに見えてるぞ」


「君には全てが敵か?」


「ヴァンパイアは全て狩り尽くす」


「敵という事だな、彼も」


「・・・・・・」


「なら結構、復讐の旅はここまでだ」


「待て」


「言いたいことがあるのか?」


「本当に敵じゃないんだな?」


「人は殺していなかったぞ」


「・・・・・・ 分かった」


「気が変わったか?」


「ヴァンパイアにも善人は居るって

そう。信じる事にしただけだ、悪いか?」


「いい事だよ、その考えがあれば

敵もまた、味方になってくれる」


「心まで腐ってなきゃ、いいけどな」


「心配要らんよ」


「ほんとに?」


「ああ・・・・ 心配は要らん」



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