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ヴァンパイアロード THE・ロードナイト  作者: トムネコ
最終幕  天空のおとぎ話に微笑んだ天使
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忘れられたおとぎ話

「私の死には何の意味もないと言ったはず

どうして、分からないのですか? 」


「分かってるさ、総てを・・・

だが、お前の死で世界が納得する」


「意味もない事はしたくないのですが・・

仕方ないですね、これも選択の結果です」


「・・ガ・・・・・ッ・・・」


「銀弾です。流石の貴方もこれを受けては

立てないでしょう? これも結果ですよ」


「・・・ゥ・・・・・ガァァ・・・」


「辛いでしょうね、本当に・・・・

ですが・・・ 王、貴方は邪魔なのですよ」


「────そうか」


「・・・・は・・ぁぁ・っ・・・」


「アンタのお陰で俺が王と呼ばれる理由が

分かったよ、まさか・・ 銀弾が効かないとは」


「・・いつから・・・です・・?」


「射たれた時から芝居だ。

どうだ? 中々良い演技だったろう?」


「王は役者で在れ、・・ですか・・・・」



「青さん、終りましたよ・・・

何もかも総てが終わりましたよ」


「ご苦労だった。君もカイト君もね」


「僕よりも彼ですよ。主役は」


「そうだったな・・・・

だが、本当によくやってくれた」


「通信。そろそろ切りますよ」


「ああ、最後に1つ──

君はヒーローになったよ・・・・・・・・・」



「言うだけ言って・・・

本当に貴方らしい。僕は貴方に生れたのかな」


「総ての終わりは案外と呆気ないな・・・」


「不満ですか? この結果は?」


「いや・・・・・・」


「英雄王ですよ。貴方も今日からは

何がしたいですか? 色々出来ますよ」


「何もしない。今はそれで充分だな・・・」


「それも君らしいですね・・・・」


「師匠は何を?」


「帰ります。元居た場所に」


「今までありがとう英雄王さん。」


「この世界に英雄王は1人ですよ

カイト・ユリウス=アスガルド国王陛下」


「フッ・・・・・ 師匠らしいな」





アスガルドに在る禁書図書館に


こんな物が在る。


───ヴァンパイアロード


忘れられし古のおとぎ話──



彼等は苦しみの先に何を視たのだろう


だが、そのおとぎ話の終りには


1人の天使が微笑んでいた


これは何を意味するのだろうか───




もう少し長くする予定でしたが・・

キリが良いので終わりにさせて貰います


本編で書けなかった所は

番外編の短編ということで書きますので


お楽しみにしていてください


次はタイムマシン殺人喜を書くと思います

よかったらそちらも見ていって下さい



次は8月から書き始めます。


長々と申し訳ないです。


読んでくれてありがとう。トムネコでした



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