革命を起こす者
「一体。あなたは何をしたんですか!」
「何って、戦争という名の革命を起こしただけだ」
「やはり、あなたに任せたのが
そもそもの間違いだったのです。
何せ、あなたは人間ではなく死神なのですから」
「俺が悪いって事か?
言っとくがなぁ!あんたらが悪いんだろ?
自分たちのエゴの為に戦争を起こした!その戦争で
どれだけの人が犠牲になったと思ってるんだ!」
「ふっはははははは、何を馬鹿な事を言ってるんだ」
「何だと?」
「戦争と言うのは、自分の利益だけ考えていれば
いいんだ。その過程でどれだけ人が死んだとしても
知った事ではない・・・・・そうだろう?」
「お前、もう一回言ってみろ!
お前のエゴが殺した人に!!もう一回言ってみろ!」
「ああ、言ってやるよ。アハハ!!
どれだけ人が死んだしとしても知った事ではない
これでいいかな? カイト・ユリウス君?」
「てめぇ、ふざけるな!お前のエゴで俺は!!
恋人を失って、俺の家族も死んだぞ!?」
「だから・・・・・・どれだけ死んだって、
知らないって言っただろう? それに・・・・
君だって自分のエゴの為に戦争を引き起こしただろ?
お互い様さ、」
「何が、お互い様だ?俺はこの戦争で誰も死なせない
俺はこんな日の為に今まで準備してきた。
だから誰も死なない、」
「冗談は駄目だぞカイト君。今までそして、
これからも誰も死なない、戦争なんて実現できないよ
だからさ、諦めていっぱい人を犠牲にしちゃいなよ?
私がしたように、」
「俺はあんたみたいな奴には絶対にならないし、
俺は誰も死なせはしないあの日。俺はそう誓ったんだ!
「そうかそうか。良いじゃないか勇者ごっこ、
楽しみにしてるよ君がどんな革命を起こすのかを」
「ああ、楽しみにしとけ
俺も楽しみにしとくよあんたの絶望した顔を」