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ヴァンパイアロード THE・ロードナイト  作者: トムネコ
一幕  変わらない者が終りを迎え、   変わった者が君を裁く日まで
12/36

爆撃と風邪の日

「それで、妹は・・・・」


「助かったわよ。」


「アン姉、どんな病気だった?」


「風邪だよ、風邪・・・・」


「本当に風邪なのか?」


「風邪を舐めるな、人が死ぬ病気だ」


「で、何で風邪を引いたんだ?」


「分からない」


「出元が分からないのか?」


「そう、ただこの子ではない」


「ウィルスなら擬似的に作れますよ」


「誰だ! 誰が作ってる!?」


「香師なら誰でも・・・・」


「あ~あ、行っちゃったよ」


「ま、アン姉には敵も同然だから」


「そうだ、ユリウス。君の約束」


「叶えてくれるか? 終わらない国を」


「理想郷を一緒に作ろう」


「理想郷───アスガルド兵国」


「兵国って、何だ?」


「そうだ、アルヴェン。報酬だ」


「これは?」


「たこ焼き、美味しいよ」


「お、確かに美味い。で、兵国って」


「国民から王まで、所詮・・・・

一国の兵でしかないんだ・・・ 分かるか?」


「だから、兵国か・・・・」


「今日、この日は伝説となる・・・・。

戦士、王、友、この場に全てが揃った」


「俺が戦士か?」


「僕が、・・・・友?」


「ああ、王は俺だ」



「やっと、信じれたか? 若造」


「爺さん、いつからそこに?」


「話は全部、聞いとったよ」


「俺が国の王になる」


「責任重大じゃな?」


「俺は幸せになれるか?」


「人生は様々じゃ、」


「だから、おもしろい?」


「ああ、私も色々な事を経験した」


「幸せ・・・・ だったか?」


「あぁ、良き友ばかりだったよ」



人は、人生の終わりを感じた時───


何を思い、誰を守ろうとするのだろう




「なんだ、地震か?」


「いや、爆撃だ」


「アルヴェン、妹を頼んだよ」


「ああ、任せろ」


「アルフェルド・・・・」


「何だい?」


「アン姉って・・・・」


「まずいね・・・」


「一番、場所が分かりにくい香師屋は?」


「何でそんな事を聞くんだい?」


「意味がないと思うか?」


「そこにアンさんが居るんだね?」


「ああ、何でかいつもそうなんだ」


「分かった、行こう」



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