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ヴァンパイアロード THE・ロードナイト  作者: トムネコ
一幕  変わらない者が終りを迎え、   変わった者が君を裁く日まで
1/36

プロローグ



旧約聖書、そこには神の全てを記す。


聖痕(印し)、それは神が人に付ける

印しで有るとされている。 今夜──


また 人は死に・・・ 目覚める


産声をあげたのは聖なる子


神が遣わした印しの子、

旧約聖書から語り継がれてきた。


伝説上の存在で在る




「ねぇ? 貴方の子よ」


「分かっておる。やっと..産まれたな」


「抱いてあげて。喜ぶわ、きっと」


「そうかな、私では嫌われるのではないか」


「貴方は父親なのよ。大丈夫よ」


「そ、そうか... うむ、可愛いな」


「貴方と私の子供よ!! 世界一可愛いわ」


「ああ、そうだな・・・ 私達の世界一だ」





どの時代も人は少なからず子を愛す


かの二人も子を愛したという・・・

だが、命は永遠ではない 別れはある


が、彼には別れが早すぎた・・・





「母さん! 母さん!」




遠ざかる意識のなか....


あの子が私を呼んでいる── 母さん


そう... 呼んでくれている


だから 私は生きるの...っ・・・・


あの子の為に───






「お父様、残念です」


「あぁ・・・ 分かっていた...」


「では、色々とやる事がありますから」


「ああ、すまない・・・・ ユリウス── 」


「こんな私を許してくれ、お前の母さえ

守れぬ私を! どうか・・ 許せよ── 」





あの日、誓った事は・・・


母さんを殺したヴァンパイアを殺す事


その復讐は10年経った今でも・・・



心で燃え続けている──







「やっと、来たか! 人間よ!!

私を待たせるとは良い度胸だな!」




  ・・・ハッ、これが魔王か? 

 イメージ通りで偉そうだぜ、クソ野郎




「お前が呼んだんだろ。ちょっとは待てよ、」


「ほほう、魔王たる我にその態度・・・・ 」



「だいたい、俺は評議会の奴等から行けって

言われたからな。俺はこんな所にイヤだって

何度、も言ったてのに連れて来られたんだ」



「だいたいお前誰だよ!?何で、ジジイと

話すために俺が連れて来られるんだ!?

どうなんだ?ジジイィ!」



「私は人間と停戦協定を結ぶ為にお前を

ここへ、呼んだ貴様も知っているハズ・・ 」



「停戦協定?! 彼奴ら騙したのか!」


 

 道理でだ。話が出来過ぎなんだよ

こんな使われかたするとは思わなかったが



 

「・・・・貴様は生意気にも

世界に蒼い革命をもたらす者などど、

そう呼ばれているそうだな?    」


「それがどうした? 関係ないだろ

それともアンタには()()があるのか? 」



「否、貴様を呼んだのは私が貴様に

革命を起こす機会を与えて、

やる為だ・・・・・・・・どうだ? 」



()()()()()()()をもたらす者よ?」



「あははははははははははは!!

馬鹿だなぁ? ぇえ?? そうだろう!」


「お前、本当に話し合いで解決すると

本気でそう思ってるのか!?

俺達は今まで殺しあって来たんだぞ?」



「話し合いで解決すると思うか?」



「話し合い? それに革命って言うのは

・・・・こう言う事だろ!? 死ねよ、」


「クソジジイィィィィィ!!」



あははははは!死んだ、あははははは!!



「俺が!

世界に蒼い革命をもたらす者だぁぁぁ!!」




この日、悲願は叶った・・・


しかし、私は何を得られただろう?





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