100歳のおじいさん
練習中
女について行くと女が服を用意してくれた
しかしセンスが悪い
俺のセンスと合わない
どう見ても年寄りが着そうな服だ
俺はとりあえず礼をいい 伝わらないようなので お辞儀をして服をきた
今度は男が何かを言い 指で行きたいと思われるほうをさしている
俺と女はついていった
そこはこの城の王座のようだ
周りには沢山の死体がある
最初にいた場所だ
王座に男が座ろうとしたとき 女が睨みながら叫び出した
女は男が王座に座るのが嫌なようだ
王座の前で何かを言いあったが 言葉も通じずお互いに座ることを認めない
しばらくして 遠くから誰かが近づいてきた
男が4人 女が2人 6人組のようだ
女が6人に近づき嬉しそうな顔をして話しかけた
6人組も女に何かを言っている
そして 6人組は何かを言いながら武器を構えた
男は剣を抜き 6人組に向かっていった
どうやら戦うようだ
6対1の戦いが始まった
女を見ると 6人組のほうを応援しているようだ
男はそれなりに強いみたいで6人に対して互角に戦っている
驚いたことに 戦いでは炎や氷等をお互いに放っている
あれは……魔法というやつなのか……
なんとなく考えていると俺にも使えそうな感じがした
火 風 水 土 雷 …… いろいろな魔法が頭の中に浮かぶ……そんな中に鑑定の魔法があった
鑑定 思うだけで使えるようだ
男のほうをみて使ってみた
鑑定 タナトス 83歳 魔法戦士 レベル568
83歳? 30~40歳くらいだと思っていたが……おじいさんなのか?
今度は女を鑑定してみた
鑑定 イリス 15歳 ― レベル1
見た目通り若い 職業はないようだ
ついでに6人組も鑑定
鑑定 ライ 29歳 勇者 レベル453
鑑定 ガイラ 38歳 戦士 レベル321
鑑定 モウラ 31歳 戦士 レベル312
鑑定 ゴウ 32歳 弓使い レベル276
鑑定 ネイ 28歳 魔法使い レベル299
鑑定 クク 27歳 僧侶 レベル211
あっ そうだ 俺は自分を鑑定すれば何か分かるかもしれない
鑑定 あつし 100歳 勇者 レベル851
えっ 俺は100歳だったのか……100歳?
100歳なのか……
はぁ~
落ち込んでいると どうやら戦いは決着がつきそうになった
タナトスがおされている 6対1なので仕方ないが
勇者ライがタナトスにとどめをさそうとした
俺は慌てて風の魔法を放ち阻止した
あぶなっ
ぎりぎり間に合った
勇者ライは2メートルくらい吹き飛んだ
6対1で戦っておきながら とどめまでさそうとするなんて 酷いやつらだ
イリスは俺を睨みながら文句でも言っているようだ
更に6人組も何かを言ってきた
よくわからないが 仕方ないのでタナトスと一緒に戦うことにした
さすがに命をかけた戦いで6対1は卑怯だ
タナトスは俺に文句を言っているようだが とりあえず無視
勇者や戦士の攻撃は速く鋭いようだが 俺はなぜか軽々とかわせた レベル851だからなのかな?
矢や魔法も軽々とかわし6人を一瞬できりふせた
もちろん重症にならないように
倒れた6人組にタナトスが近づいたと思ったら 次々に首を飛ばしていった
えっ あれっ
おい 何をしてるんだ
タナトスに言ったが通じない
イリスは泣きながら何かを叫んでいる
タナトスは俺に頭を下げて何かを言った
あれっ
どうなってるんだ
距離をとって 3人とも無言
結局 タナトスとイリス そして俺は何者?