トランプ大統領の当選だったり、ルペン候補の躍進はどうしてか?
結論から言うと、白人の自業自得だと思います。
とはいえ我々日本人も相当に愚かなので、他人事ではないのですが。
結局の所、揺り戻しだと思います。
第二次世界大戦が終わってから、まだ100年経っていません。
当時の植民地であった国々が独立したのはいつですか?
アジアの国々の独立は?
中東諸国は?
アフリカ諸国は?
つい最近と言っても良いくらいです。
第二次世界大戦の悲惨さと併せ、旧宗主国の国民は深い後悔と懺悔の心に満ちたと思うのです。
人種差別を行っていた自分達を恥じたと思うのです。
戦後生まれの人も、そうだったと思うのです。
いや、戦後に生まれたからこそ、かもしれません。
植民地経営がそこまで過酷ではなかった例もあるし、現地民の教育もされていたし、現場を知っていないからこそ、思い込みが進んだのかもしれない。
祖国が犯した蛮行を恥じ、後悔したため、人々の意識はいわゆるリベラルな思想に染まります。
人道主義的な、無制限に難民を受け入れる姿勢です。
人権至上主義とでも言うのでしょうか、何十人も殺害した犯人を死刑にはせず、快適な刑務所を用意し、囚人の要求にも応える、みたいな。
また、平和を追い求める為、経済規模や文化や慣習、制度の違いを無視してEUを結成する様な、理想主義的な行為に走ったのでしょう。
これ全て、先の大戦からの反動だと思います。
そして、その結果の反動が、また現れているのではないでしょうか。
罪悪感に苛まれて難民を受け入れ続けた結果、治安は悪化し、住民の不安不満が募っています。
行き過ぎたリベラリズムへの反動が、イギリスのEU離脱騒動だったり、フランスでのルペン候補の躍進だったり、トランプ大統領の誕生なのではないでしょうか。
理想は現実に叩きのめされます。
現実を無視して理想は追い求められません。
難民の大量流入で悪化した治安を前に、どれだけ人道主義的な言説を唱えようとも、普通の感性を持った人は首を傾げざるをえません。
理想を追い求める人は、現実の問題を通過点として、解消できる事と見なしているのかもしれません。
けれども、その問題を身近な不安として感じている人は、その原因そのものを取り除く事を求めるでしょう。
フランスを例にすれば、難民の流入を制限し、問題のある人間を強制退去にすれば、これ以上の治安の悪化は防げると考えるのが普通です。
まあ、それも今更ですけど・・・。
アメリカの場合は、本土まで被害の及ばなかったただ一人の勝者なので、ヨーロッパとは違った理由ではあると思います。
それでも、人種差別は似た様なモノなので、その後悔からリベラリズムが台頭したのでしょう。
ポリティカル・コレクトが錦の御旗となり、本音を出してはいけない状況になったのでしょう。
だからこそ、暴言としか思えない発言のトランプ氏が、大統領に選ばれたのかもしれません。
総括すると、思った事はTPOは勿論、表現方法も考えますが、言った方が良いのです。
おかしいと感じた事は、おかしいと声を上げた方が良い。
現代には匿名性のあるネット環境が整っています。
率直な意見をぶつけ合って、互いの違いを認識して、それでも共に進んでいくしかないのです。
言いたい事も言えないと、それは心に燻り続けて、相手を憎悪する様になってしまいます。
極端から極端に走ってしまう事に繋がるのだと思うのです。
ヨーロッパやアメリカの事は、他人事ではないと思います。




