水と安全は有料か?
漫画「寄生獣」に、こんなシーンがあります。
後藤との戦いで相棒ミギーを失い、主人公の新一君は命からがら村?の一軒の民家に逃げ込みます。
そこには独り暮らしのおばあさんがいたのですが、彼女はテレビを見ておりました。
テレビのコメンテーターだかが、「日本人は水と安全はタダだと思っている」と、嘆かわしいばかりな風に言います。
おばあさんはそれに対し、「タダなんて当たり前じゃないか」だったと思いますが、そんな感想を漏らします。
皆さんはどう思われますか?
というか、大抵のご家庭は水道でしょうし、飲料水はスーパーで買ったミネラル・ウォーターやウォーター・サーバーという場合もあるかもしれませんね。
おばあさんの家も、実は水道かもしれません。
安全にしても、セコムされているご家庭って、どのくらいあるのでしょう?
水も安全もタダではない、でしょうか。
実は、水も安全もタダで当たり前なんですね。
おばあさんの感想が正しいのです。
勿論、ある一定の条件で、ですが。
その条件とは何でしょう?
簡単な事で、飲用に適する山の湧き水を家に引いていれば、水はどれだけ使おうがタダです。
井戸から釣瓶で、手押しポンプで汲んでもいいです。
その場合は道具代、手間がかかりますが、水はタダです。
私の実家には水道もありますが井戸もあり、電気ポンプで汲み上げています。
もし水道が断水し、停電になっても、井戸の蓋を開けてバケツなりで汲めば、水はタダで使えます。
太平洋の小さな島国で生活していた時は、雨水を飲用にしておりましたし。
生活水は井戸で汲んでいたのですけど。
安全は?
これも簡単です。
村の人でパトロールなりなんなりして、自分達で安全を確保すればいいのです。
アメリカの銃保持は、そういった面もあるのでしょう。
人件費が発生する?
それは現代の価値観に毒されているに過ぎません。
村の共同作業に賃金が発生しますか?
お祭りの神輿を担いで報酬が発生しますか?
共同体を維持していくのに必要な事に、本来人件費は発生しないはずです。
お金を出し合って、見回りの為の懐中電灯を買うといった事は別ですよ、流石に。
共同体は古来より、そういった事を共同体の一員が果たしてきたのです。
田んぼの水も、お上が作る場合は別にして、村人が作り上げた水路です。
毎年の草刈、土手の整備、水路の補修管理等、全て無償の奉仕によって維持されてきました。
ですから、水も安全も本来はタダなのです。
自分達の手で維持していくならば、ですが。
法律と慣習の兼ね合いもあるかとは思いますし、治安を共同体で維持するとしばしば私刑に繋がってしまうから難しいですが、役所が全てやってくれると思いがちな現代人には、大切な考えではないかと思います。




