表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

ガラハッド

初投稿作品です。随時追加となります、頻度は2日に1つ程度?

群像劇となる予定です。

『騎士は名誉、名誉とは歌、歌とは花、花とは』


はてさて、なんだったろうか?花というものはただ咲き誇るのではない事だけを教えられた。そんな少年時代は既に忘れたさ。


そんなことを教えたのは余程の物好きなんだろう。ことわざと言うより傲慢な言葉遊びだ。覚えておく必要すらない。

でもそんな意味がわからない詩が好きだった。理由はない、ただ好きだっただけだ。なんでなんだろうな。


ある時代のある戦いにて私は初陣を果たす。初陣とは…

いけない、恩師の癖までそっくりだ。「○○とは~」と無意味に言葉を繋ぎ合わせるのが我が恩師の癖だった。


その時、教えてもらったのがあの言葉、少々意味深ながら何も考えてないかのよう。多分意味がわかる事は一生涯無いだろう。


「敵は魔の民だ。先に後ろから叩けばたとえあの化物共でも恐怖で震え上がるだろう。行くぞ!」


背後を叩く、そう強襲奇襲だ。我々の部隊は隠密行動にありほんの13人の騎士たちで構成されていた。

勿論手慣れの戦士たちばかりではあるが私だけは別だ。この戦闘が初陣の私は実戦経験が全くもって無かった。全ての演習、全ての模擬戦は勝利を上げ実戦方式の訓練でも負けたことのない。負けたことはないが相手に殺す気がない戦いにおいて負けなかっただけであり、自分を殺そうとする相手と戦ったことのない半人前が選ばれるなんて思いもしなかった。


確かに自分は騎士の端くれだ。名をなんと言っただろうか、称号は覚えてる。


かつての時代にあったと言われている騎士物語を体現した称号、円卓の中の1人『ガラハッド』を名乗ることを許された騎士が私だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ