表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誰も俺を助けてくれない  作者: クンスト
第ニ十四章 救世主職のお仕事
339/352

24-1 救済地点《セーブポイント》





“――――YOU ZAPPED TO …… ”





「――ここが、最後の救済地点セーブポイントさ」


 霊廟の地下にある天井の低い空間で、赤毛の男は御影越しに黒曜を見詰めていた。

 視線を向けられている黒曜は……一粒涙を流しながら呆然としている。焦点が定まっていない。寝起き直後のように、悪夢から瞬間的に目覚めた直後のように状況を掴めていない様子だ。



「救世主パーティご一行。ようこそ、僕の元へ。きっと初対面――ではなさそうだね、エルフ君。……さて、君は何度目なのかな?」



 石棺から立ち上がった赤毛の男は御影ではなく黒曜に話かけていた。


「な、何が、起き??」

「救世主職なら珍しくもない現象だと思うけどね。エルフ君は『ZAP』スキルで戻ってきたんだよ」

「あれは、現実??」

「御影君が甘やかし過ぎたのかな。最近は『ZAP』を体験していなかったから忘れてしまったのかい。……君の体験は本物、実際に起きた終末さ。そうして泣いているだけなら、再び起きてしまう未来さ。さあ、何が起きたのかを詳しく――」


==========

“『ZAP』、このスキルを得た救世主はもう後戻りできないというか、後戻りさせられてしまうスキル。


 世界を救えなくなった瞬間、強制的に時が戻る”


“実績達成条件。

 人類の危機となりえる魔王を討伐してしまい、救世主職をAランクにする”

==========


 突如、黒曜は赤毛の男、初代救世主へと殴りかかった。拳を振りぬいた渾身の一撃である。

 神様の一種なので物理で滅せられるとは思えないが、初代救世主は己の石棺に後頭部をぶつけて目を回している。


「お前はッ、お前にぃいッ!! 何が分かるッ」

「ど、どうしたんだ。黒曜!? そんなに集中して殴ったら、初代さんの顎が破壊されて流動食生活になってしまう!?」

「パパ止めないで、ソイツ殺せないッ!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 ◆祝 コミカライズ化◆ 
表紙絵
 ◆コミカライズ「魔法少女を助けたい」 1~4巻発売中!!◆  
 ◆画像クリックで移動できます◆ 
 助けたいシリーズ一覧

 第一作 魔法少女を助けたい

 第二作 誰も俺を助けてくれない

 第三作 黄昏の私はもう救われない


― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ