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初恋  作者: 坂口 玲
序章
1/20

 会社の同僚がこんなことを言っていた。


「幼稚園に通っている娘がさ、 同じ組の健太君が私の初恋の人なの、 って言うんだ。全く参ったよ。今どきの子どもの初恋っていうのは幼稚園でも当たり前らしいんだから。低年齢化もここまでくると、呆気に とられちまうよな」


  私は駅前の噴水の前に腰かけながら彼の言葉を思い出していた。


 ーーー初恋。


 私の頃は初恋といえば、中学生の頃と相場は決まっていたもんだが、本当に低年齢化というのにもほどがあるな、と思わず苦笑してしまう。


 夜空を見上げた。都会のネオンにかき消されそうになりながらも、 幾千もの星達が瞬いている。

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