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教師 ハヤトの場合 その2

 豚顔女子高校で教師をしている、

 俺、ハヤトは非常にムラムラしていた。


 もうこのまま女子高生を襲って逮捕されるんじゃないかってぐらい、

 ムラムラしていた。


 体育の時間の後の教室での授業なんて、

 当初は苦痛でしかなかった。

 豚みたいな顔したブス女子高生達の汗まみれの体臭があふれた教室なんて、

 誰得だよ!?


 って最初は思ってたんだけど、

 7月頃になると、

 同じ状況でも、

 生徒たちに愛着が出てきており、

 なおかつ俺の美的感覚も、

 変わってきていたため(アイドルや芸能人を可愛いと思えない。

  うちの生徒みたいな豚みたいな顔の女性が可愛い。)、


 今では、豚顔女子高生達の汗臭さも興奮の材料になっている。


 そうなってくると、ムラムラが抑えられなくなってくるよね(^_^;)


 家に帰っては、

 教え子とのイチャイチャを妄想する日々を繰り返し、

 授業中もあまり集中できていなかった。


 どうせ逮捕されるだろうけど、

 もう教え子を押し倒しちゃおうかな・・・と思いもしたが、

 何とか冷静になり、トイレで性欲を処理する。



 もう限界だ。

 以前言われた通り、理事長に相談しにいこう。



 ハヤト「失礼します。」


 理事長「はい。お、ハヤトくんじゃない。何かしら。」


 と言いながらも理事長は、不敵な笑みを浮かべていた。

 まるで俺が言おうとしていることを見透かしているかのごとく。


 ハヤト「理事長。俺ヤバイんです。

 このままだと教え子に手を出しそうで、

 それぐらいムラムラしているんです。

 教え子たちが可愛すぎて。」


 理事長「ハヤトくんは元々、豚顔好きだったっけ?」


 ハヤト「いえ、違います。

 赴任当初は一般的な美的感覚でした。


 ただ豚顔の教え子達と長く触れ合うにしたがって、

 豚顔が可愛いと思えるようになり、

 なおかつ今では、

 普通のアイドルとか可愛いと思えず、

 豚顔しかありえないと思うまでになっています。」


 理事長「それで、用件は?」


 分かっているくせに、

 俺の口から言葉を出そうと、不敵な笑みを浮かべている。


 ハヤト「このままだと教え子に手を出しちゃいそうなぐらいなんです。

 もう学校のトイレで性欲を処理しても、自信ないんす。

 だから、この学校の教師を辞めた方がいいのではと。」


 理事長「あはは、そういうことか。

 辞める必要は、ないわよ。

 そんなの彼女を作っちゃえば、解決するわ。」


 ハヤト「そう簡単に言いますけど、

 俺みたいな豚顔でそう簡単に彼女が作れると思います!?」


 理事長「あんた何も分かってないのね。

 ここは豚顔女子高校よ。

 当然といっちゃあなんだけど、

 結婚願望がありながら結婚できていないOGは、

 山ほどいるわ。

 そのネットワークもしっかりあるから、

 そこで相手を探せばいいのよ。」


 理事長「ちなみに確認だけど、

 教え子の〇〇ちゃんが好きになっちゃったってわけではないのよね?」


 ハヤト「はい、特定の子を好きになったわけではないです。

 ただ無性にムラムラしちゃって。」


 理事長「それを聞いて安心したわ。

 特定の子を好きになったとかなら、考えなきゃいけなかったけど、

 そうでなければネットワークから探せばいいことね。

 毎月、同窓会館で出会いパーティーを開催しているから、

 とりあえずそれに行きなさい。

 豚顔好きになったあなたにとっては、

 美少女しかいない素敵なパーティーでしょうから。

 あぁ、でもそうなると、相手を選ぶのに迷っちゃうか(*^^)v」


 ハヤト「ちなみにどれぐらいの人数がいるんですか。」


 理事長「うーん、毎回出てくるわけじゃないけど、

 登録されてるのは2500人ぐらいね。」


 ハヤト「そんなに!?」


 理事長「そうなのよ。

 豚顔女子高校のモットーとして、

 卒業までに容姿に左右されない精神や能力を身につけて、

 いろんな人を魅了しなさい、

 ってのがあるんだけど、

 卒業の時にそこまで辿り着けるのはどんなに多くても20%ね。

 その20%の子達は容姿関係なく勝負できるし、

 容姿を気にしない素敵な男性と出会えたりするけど、

 それ以外で、

 レズにもならなかった、多数の普通の子達は、

 この高校を卒業と同時に、

 また、普通の豚顔女子に戻っちゃうのね。


 そうなると秀でた特技もなくて、

 顔を中心に勝負しなきゃいけなくなったりするから、


 言葉は悪いけど、

 圧倒的に売れ残っちゃうわけ。」


 理事長「私は教え子達のことは大好きだから、

 そんな子達にもチャンスが必要だと思って、

 出会いの場を提供しているの。


 よからぬ輩が入ったら困るから、

 男性はあくまで、

 それなりに素性のしれた人しか呼んでないけど。

 それでも年間100組近くゴールインしてるわ。」



 その話を聞くがまま、

 俺は流れでサインした。


 次回の開催は、なんと3日後である。

 3日後なら、授業中は何とか我慢できて、

 素敵な出会いを見つけられるはずだ。



 俺は期待を胸に、3日後を待つこととした。

ちょっと長くなりましたね・・・。


女性は、

豚顔の人しか参加できないパーティとか街コンが、

現実にあったら面白いと思うんだ。

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