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初動準備-1

 暗闇の中での説明が終わり、僕が目を開けた時、目の前には洞窟があった。

 奥のほうは暗くて確認できそうもないが、光が届く範囲以上には先が続いているみたいだ。

 周囲を見回してみると周りにあるのは木、木、木だらけである。

 どうやら森の中にある洞窟でここが僕のダンジョン、これからの生活の拠点であるらしい。


 どこまで進めるかわからないがとりあえず、中に入ってみる。

 懐中電灯とかランタンとかは盛っていないから見える範囲で進もうと足を踏み入れた。

 結論としては僕だけであれば明かりは必要なかった。

 一歩、また一歩と踏み出すと洞窟内における自分の周囲1mの情報が頭の中に流れ込んでくる。

 目から入ってくる情報は真っ暗な闇だけだが、1mm単位の凹凸さえ流れ込んでくる情報ではっきりとわかる。

 後ろの情報は消えることがなく、進めば進むほど理解の及ぶ範囲が広がり、一つのマップができた。


 ・・・・・・ただの一本道、少し歩いた先にボス部屋っぽい広い場所があってそこが終着地点だった。

 そこから光さす入り口まで戻ることおよそ10分。往復で30分もかかっていない。


「こんなの簡単に攻められて終わるじゃん」


 地面に手をつきがっくりと打ちひしがれていると

「それはご主人様のこれからしだいです。がんばってください、私の昇進のために」

 背後からそんなエール?が聞こえてきた。

 振り返るとそこには燕尾服を着た若そうな人が立っていた。

 エルフとかホビットとか魔王とかいるこのファンタジックな世界で、目の前の初対面を『人』と断定していいのかは考えるのやめよう。


「君は・・・・・?」

「申し送れました。(わたくし)、ギャンギャギャギャン商会のスゥと言います。『魔王の代替わり』において、我が商会は売買による物資や常駐員の調達を行います。私はあなたの担当です」

 扇状でかどが角ばった耳を見れば、人間ではないことは理解できる。

 深々とお辞儀をした角度で男性にはない上半身の凹凸がかろうじてできていた。

 女性なんだ。

「これはご丁寧に、僕は 園宮 孝太と言います」

 こちらも深々と深々とお辞儀を返す。

「で、その・・・・・・『ご主人様』っていうのはやめてくれないかな?恥ずかしいんだけど」

 頬を掻きながら、お願いしてみるが、スゥさんは大きくため息をついてぼやいた。

「無理なんですよ。私も嫌ですが、このイベントにおける最遵守事項にされているんですから」

「なんで!?」

 思わず、大きな声でツッコミを入れてしまう。

 その商会は、ここをメイド喫茶とかだとでも思っているのっ!?

「そんなことは「そんなことでいいの!?」」

 命のやり取りが始まってすぐの現状で「そんなこと」はどうでもいい事項に入っているけど、それでも嫌なら抗ってよ。

 こういうことやってるなら、ストレスのめんだけでも何とか努力してみよう。


「ええ、そんなことです。それでご主人様は先程『こんなの簡単に攻められて終わる』とおっしゃっていましたよね」

 僕は縦に大きく首を振った。

「入り口からボス部屋まで一本道で距離も短い。分岐もなければ協力してくれそうな味方もいない」

 あなたは味方みたいですが、正直カウントしていいbんですか?

「一人で囲まれてたこ殴りにされて殺される落ちが目に見えてる。むしろどうやったら苦戦するの?」

 スゥさんは瞳を閉じて首を小刻みに振るだけだった。

 人の話し聞いてくれました?


「確かにこのままだとアッサリ死ぬ未来しか見えないでしょう。ですが・・・・・・」

 でもこの後に聞いた言葉に僕はただ目を点以上に小さくするためになった。












「どこでも同じですよ。初期の状態なら」


久しぶりに、なんか物語でも書こうと思ってシャープペンを執ったが、急ブレーキ発生。

いつもこんなシーン作りたいからという理由で見切り発車で書いてたけど、今回はひどすぎる。だれか助けてくださいお願いします。


求)スライム、ゴブリン以外で戦略SLGの初期ユニットになりそうなモンスター種族。


活動報告でも書きましたが急募です。よろしくお願いします


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修正:文末に不要でかつ意味不明な台詞行があったので削除。申し訳ありません

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