内なる衝動
なんとなく思いつきで書いた第二弾!
[殺せ!殺せ!もっと殺せ!! 手が血で真っ赤に染まるまで殺して殺しつくせ!
血を啜り、喰らい尽くせ! さぁ殺そう。好きなだけ殺していいんだ。
何を遠慮している?ほら、お前の手をよ~く見てみろ?
もう十分に赤くなっているじゃないか?さぁこっちに来いよ。]
まただ。またこの夢だ。この後、俺どうしたっけ?
[ほら、この女なんていいじゃないか。ほら、殺してしまえ!]
ああ、そうだ。俺は言葉に従って、しらない女の首を絞めた。
「嫌…助けて…」
[いいねぇー。やっぱり死にかかりの女は最高だ。ゾクゾクするよ。さぁ続けろよ。]
首を絞める力を強くした。苦悶の表情を浮かべる女。
ふっと我に返った。俺は何をしている? 何故人を殺そうとしている?
何故?何故?何故なんだ?
俺はろくでもない男だ。でも、何故だ?
思考を張り巡らせていた。しかし、原因は分からない。
必死に考えた。そのうち
[ちっ、もう朝か…。
おい、いつでも俺はお前がこちら側に堕ちてくるのを楽しみにまってるよ。
こっちに来るのは簡単だ。
だって、俺とおまえはおんなじ”バケモノ”なんだからよ…]
その言葉を聞いて、目がさめた。生きた心地がしない。背筋が凍りそうだ。
寝汗でパジャマが肌にすいつく。
時間は午前5時ぐらい。二度寝をしようと考えたが、
悪夢が怖くて寝れず、朝を迎えた。
俺は、確かに最低な人間だ。
だが、簡単に堕ちるつもりはない。あがいてあがいてあがき続けてやる。
だから、もう少し待っていろ。後でそっちに逝くからよ。
なぁ、俺の中の”バケモノ”?
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