仕組まれた放課後
やる気があるので二日連続更新です
「とりあえず、今日はもう遅いから帰らない?」
「そうですね、その前に今後のために連絡先交換しませんか?」
「SNSやってないから、電話番号でいいかな?」
そう言うと彼女は懐から待ってましたと言わんばかりに一枚の紙を差し出した。
「そうでしたね、これに私の電話番号書いてあるので一度かけてください」
どうして僕がSNSをやってないことまで知っているのか、
そんな疑問が浮かんできたが今日は一日に多くのことがありすぎて頭が働かない
「それじゃあ、また明日にでも会いましょう」
彼女へ聞きたいことが山のようにあるが先ずは目の前の問題だ。
明日からのことを考えると憂いてしまう。
家につきとても眠たかったが西海さんに電話をかけなければならない
『西海さんであってるかな?』
『あってます、それと深冬で大丈夫ですよ。
明日の放課後、先輩のクラスに伺うので待っててください。』
『わかったよ、深冬ちゃん。
それと今回の件が終わったら色々と聞かせてもらうよ』
『いいですよ。奏先輩。』
そう呼ばれるとどこか懐かしさを感じた
次の日学校へ行くとクラスメイトから何を言われるか怖かったが、
被害者の彼は誰にも言っていなかったようで糾弾されることはなかった。
そういえば被害者の彼に聞いておかなければならないことがある。
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、昨日はどんな用があって鞄から何分ほど離れてたのか教えてくれない?」
「昨日のことはまだ周りには黙っててやるよ、
イライラは収まったけどまだお前の無実が証明されたわけじゃないからな。
あと昨日は部活終わりに先生に呼ばれて15分ほど離れてた。」
「わかった。それとあと一つ聞きたいことが...」
「...あの先生ね、教えてくれてありがとう」
彼に聞きたいことはもうない。
いつの間にか放課後だ、そろそろ深冬ちゃんが来る時間だ。
....遅いな
「すいません、少し遅れました。
少し友達から今回の件に関する噂を聞きまわってたら遅れました。」
「何かわかった?」
「一つ分かったのは最近窃盗事件が相次いで起きているらしいです。
それに関して私のクラスメイトで被害に遭った子がいたので少し時間をとってもらってます。
ある程度話は通してあるので聞きたいこと聞いてもらって大丈夫です」
「いくら何でも手際が良すぎない?ありがたいけども」
「そんなことないですよ、それじゃあ私のクラスに行きましょうか」
彼女の行動力に驚かされつつ被害者の待っている教室へ僕らは向かった。
「彼女が被害にあった子の南さんです。」
「...どうも、ご紹介に預かった南です、
先輩は窃盗犯事件の濡れ衣を着せられそうってことは聞いてます」
「えっと、まずどんな状況で被害にあったか教えてもらってもいい?」
「はい、あの日は委員会終わりが終わって帰ろうとしたら、担任の先生から課題が未提出だから今日中に出してほしいって言われたと国語の先生から伝言を託されたと聞いたので教室にノートを取りに行ってその間に盗まれました」
「あともう一つだけ聞いてもいい?その国語の担任の先生の名前を教えてほしいな」
これだけ聞ければ満足だ
「奏先輩、あと集めたい情報ってあります?」
「深冬ちゃんのクラスメイトにバスケ部の子っているかな?」
「一人いるのでアポ取りましょうか?明日にはなりますけど」
「よろしく頼めるかな」
「ていうか先輩楽しそうじゃないですか?また”昔”みたいになりますよ」
やはり彼女は僕の過去を知っていてどんな言葉が僕に聞くかをよく知っている
胸が痛む感覚を感じながらなんとか返事をする
「楽しくなんてないよ、ただ僕の無実を晴らすためなんだから」
それ以上何も言えなかった
「ふーん、それじゃまた明日!」
彼女のニヒルな笑みが僕を刺した。
——まるで、真実を暴かないと最初から決めている人間のように。
某グラブルをやっているのですがバレワム狙いでガチャ引いたらバレガウェインでした、くやしい




