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配信初心者の私、プロ指示厨の言いなりで気づけば百合ハーレム完成!?  作者: マグローK


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第20話 金策討伐

「こんにちはー。こんにちはー。あれ? おかしいな」


 配信開始自体は慣れている。

 そりゃ私だって底辺這いつくばって1年もやってきた。それだけやれば下手でも人は慣れるものだ。

 最初は恥ずかしかったカメラに撮られながらの探索も今や昔。

 だが、今の問題はそんなことではない。配信は始まっているのに画面が映せないのだ。加えて、コメントも文字化けして読めない。


「どうしたの?」


「配信画面がおかしくって。何この現象。知ってます?」


 重畳寺先輩と静奈ちゃんにも見てもらうため、スマホで表示させてみた。

 そちらで見ても画面はおかしなことになっている。


「何これ。見たことないわね」


「なんか怖い」


「ね。どういうことだろう」


 機械自体は動いているから動作不良かもしれないけど……。


「皆さん見えてますか?」


:XXXXXX

:XXXXXX

:XXXXXX

:XXXXXX

:XXXXXX


「ダメだ。読めない。配信の音も何か言ってるのはわかるんだけど聞き取れないし」


「メッセージとか、他の手段も全部ダメみたいね」


「うん。ネットの検索も」


「なんでー?」


 配信はできてるし、アプリの起動も操作もできてる。

 ネットにつながってはいると思うんだけど……何この現象。


指示厨:ダンジョンによるノイズの影響でしょう


「んー。そうなの?」


「何? 読めたの?」


「いや、全然なんですけど、ノイズかもって」


「ノイズか。ありそうね」


 魔力とかスキルって他の科学より不明点が多いだけにうまく噛み合わない時は本当にうまくいかないからなぁ。

 こればっかりはどこかで受け入れないとってところ。


「さっきの反応変じゃなかった?」


「いや、こんなことってあるんだ、と思いまして」


「ふーん?」


「一応再起動してみますか」


「最近のカメラは配信ができるの当たり前みたいなところなのに、ここまで来てできないなんてね」


「ですね」


 再起動してみても直らない。

 どれもこれもまともな使用ができないらしい。


「最終手段。走ってみますね」


「走る?」


 全力で場所を移動してみたが、これでも変わらない。


「何したかったのかわからないけど、ダメそうだった?」


「はい」


 素人知識じゃ配信側の問題ってよくわからないな。


「ごめんね静奈ちゃん。せっかくなら静奈ちゃんに昨日よりもしっかりと探索配信初体験をいいものにしてあげたかったんだけど」


「ううん。また今度で大丈夫」


 ひとまず調子がよくなる場所を求めていったん様子見かな。

 上層じゃできないだけかもだし。


指示厨:そろそろモンスターが来ます。備えてください


「モンスターです」


「どこよ」


 少しして、ダンジョンが揺れるほどの移動速度でやってきたのは全身を金色の毛で包んだクマ。

 私たちの前で急ブレーキをかけると尻をずるずると引きずりながら目の前で止まり、右腕を振り上げた。


「っぶない」


 私はとっさに2人を抱えて背後に回り込んだ。


 指示厨さんのコメントがあって助かった。


 右腕の攻撃から、続けて両腕によるベアーハグ。

 これ、攻撃をくらってたら面倒だったかもしれない。


「助かったわ」


「ありがと」


「いえいえ。って、あれ……?」


 視界にあるべきな何かがない。

 なんだ?


「何をぼけっとしてるのよ」


「あぁ! ドローンが! ドローンが攻撃くらってる! あれ高かったのに……」


「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ」


「でも相当高いんでしょ?」


「そうだけど、あーあー。やっぱり注意そんなに向けてないじゃない」


 配信画面、元々映ってなかったけど、どういう訳かよりノイズが乗るようになった。

 完全に情報が届いていない訳じゃないと思うんだけど、うぅん。わからん。


「許すまじ。ドローンの恨み!」


 2人を下ろしてから、私はゆっくりとクマの方に歩き出した。

 攻撃を終えたクマはのっそりと私の方を振り返ってくる。

 攻撃をかわしただけに、こちらの実力を力によるゴリ押しじゃ勝てないと判断したらしい。出方をうかがっているみたいだ。


「あーそう。そういうことするんだ。オスかどうか知らないけど漢らしくないなぁ」


「グウウウウ」


「なら私から行くよ」


 私はクマの前で止まると腰を低く構えた。


「また、出すの?」


「まずは、静奈ちゃんの分!」


「グゥ」


 私はクマの懐に右手による張り手を入れた。


「ワタシ、やられてない」


「次に、重畳寺先輩の分!」


「わたしもやられてないけど?」


「グ、ウ……」


 よろよろと後退しながらも2発の張り手を耐えるクマ。

 どうやら、金色の毛がかなりの剛毛らしい。

 ただ、そんなことは関係がない。


 私の方が怒髪天だ。


「そしてこれが、ドローンの分だああああ!」


「ガアアアアアア………」


 私ははっ倒した。


「金太郎?」


「ちがあああう!」

いつも読んでくださりありがとうございます。


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