〜夜の王国、多色の月〜
盲と星はおおよそ対な存在だと書いたあと思いました。
ここは一生夜の街「夜王国」。ここの人たちは、月の色を変えてよく遊んでいます。
たまに白色にして日中夜にしたり、赤くして紅夜にしたり。もっと赤くして紅々夜にしたり。
そんな国に住むのは、星見の旅人です。星見の旅人は生まれついては旅をし一生の国を見つけます。その国で子を生み、またその子は旅をします。そういう種族なのです。
この旅人はまだ若いですが早めに住む場所が決まったようで、今日もまた星を見ていました。
「この国は本当に美しい。毎晩違った夜が見れる。昼がないのが少し寂しいけど、それは大した問題じゃない。」
彼は夜が好きでした。星見の旅人は、自分の星を目指して旅をします。彼らの伝統なのでしょう。彼は太陽を見てこの国についたのです。太陽を長らく見ていた彼にとっては月はさぞかし美しいでしょう。
彼はそんな事を考えていると隣人の夜王国の方が言います。
「次の変更願いは明日までだよ。自分の好きな色を届けときな。」
彼は自分の好きな色を考えました。砂の色、草の色、人の色、空の色、太陽の色。それを思い浮かべても、あまりいい色の思い出はありません。彼らの旅の原動力は唯唯焦燥感です。死ぬまでに子を残し次世代に種を紡ぐ、そのためだけに彼らは旅をし、国を見つけます。
彼は残りの月が沈むまで、外を歩いてみることにしました。
彼がまず最初に見つけたのは詩人でした。愉快な、南国の音楽を弾いては語りをしています。
彼に好きな色を聞いたら
「夏空の青は、私の頬を、照り、蒸し、焼くがそれを置いて余るほど美しい。」
詩人のチップを渡し、次の方へ行きました。次に向かったのは居酒屋でした。お酒をぶつけ合い、大声で笑い合い、大合唱をする方に聞きました。
「よく育った小麦の金色はなににも代えがたい努力の証だ。私たちは剣を捨て、鋤を拾った。我々は国を守る盾から、国を支える柱になれたのだ。」
次に向かったのは民謡がせせらぐ海でした。聞くところによれば祭りの催しをしているそうです。
太鼓を一番軽快に鳴らす方に聞きました。
「やはり祭りの色でしょうか、ぼんやりとした提灯の色に照らされた発色さまざまな光が一体感とともに互いをほめたたえ合う色なのです。」
色々な方に聞きましたが、私はどれもピンときませんでした。
私は、「瞼の色」そうかいて提出させていただきました。
次の日はどこか落ち着いて静かな日でした。雨やカエルの音も聞こえており、落ち着いたとても良い日でした。
至らぬ場所や誤字などありましたら申し訳ございません。定期的にこういった話を出していけたら良いなと思います。
褒められると小説の出が早くなるかもしれません。褒めてください。




