私は社会不適合者。
初心者で初投稿です!
下手なのは確定なので大目に見てください。
お願いします。
あと、分からないところがあれば教えてください
誤字や表現が間違っているところなども教えて頂けたら幸いです(◍ ´꒳` ◍)
私の両親は多忙だった。
お父さんが世界で活躍するバンドマン
お母さんが超有名な国民的アイドル
で私は家に一人きりの毎日だった。
月に1回ほどお母さんは家に顔を出した。
酷い時は2ヶ月も帰ってこない。
ご飯、洋服も寝る場所も遊ぶものも沢山あって
何一つ不自由はなかった。
でもそんな人生は日々つまらなくなっていった。
私も周りの子のように
両親に囲まれて沢山愛を貰って
沢山笑いあっていたいって思うようになった。
そんな思いが積もりに積もって
私は夜出かけるようになった。
人肌を求めて。
どうせ学校じゃ馴染むことはできない。
小さい時から人と関わることが少なくて
苦手になったし、
学校も行ってたけど不登校気味になった。
無表情だってよく言われるし
愛嬌も自分の意思も
今の私には無いから。
――――――――――――――――――――
「ひまりぃ」
「…」
「早く来い!サツ来るぞマジで」
「…」
「おいひまりぃ何してんだ」
「…」
「お前何見てんの?」
「ねぇ、欒こいつ死にそーだけど」
見るからに死にそーだけど
「死にそーなのはいつものことだろ」
「ふーん」
じゃあいいか、
「兄貴!庵!サツ来たぁ」
「マジか、早く行くぞ」
「うん。」
欒と一緒にこの場から走り出す
全身ダルいな
口の中も血だらけだし
どっか座りてぇ
つかれた
「ふぅ、つかれた」
「めっちゃ走ったっすね」
「うん」
やっと着いた
目的地に着くなり、私はすぐさま腰を下ろした
「兄貴たち何してたんすかマジで」
「なんかひま…あ、」
「ん?」
「庵が…まぁいいや、なんでもない」
「そうっすか?」
「うーん」
「うーんってなんすか、」
2人ともめっちゃ笑ってる
「まぁ気にすんな」
「はい」
「庵!こっち来い」
なんか呼ばれた?
「うん」
欒たちのもとへ向かおうとした時
プルプルプル
電話がなった
「庵の携帯鳴ってね、出なよ」
「あ、うん」
ポチッ
誰からなのか見ずに電話ボタンを押した
「…」
『もしもし、陽葵?』
電話越しに少し高い綺麗な女の人声が聞こえた
声の主は実のお母さんだった
「うん」
『陽葵、急なんだけど学校転校することになってもいい?』
転校?
お母さんの仕事の都合だろうね
「うん」
「ほんとにいいの?」
「うん」
別にほぼ学校行ってないし
変わろうが今のままだろうが正直変わらない
『わかった、ありがとね』
「うん」
『じゃあ転校先、後から色々教えるね』
「うん」
『それじゃまたね』
プチッ
「庵誰からだった?」
「別に」
誰からか言う必要ないしね
「別にってノリ悪ー」
「あ、明日から来ないから」
これだけは一応言っとかないとな
「あーそうなん」
「うん」
「おーけーおーけー」
「じゃ、帰る」
「おぉーばいばい」
欒たちと別れて家に帰っている途中
ポツポツ
「ん?」
ポツポツポツポツ
雨が降ってきた
「少し遠いし早く帰ろ、」
(うわー雨降ってきたー最悪)
家に向かって走ろうとしたら
向こうから同い年ぐらいの女の子の声が聞こえた
(濡れるんだけどー)
(誰かー傘持ってないー?傘ぁー)
(お母さんに迎えきてもらうわー誰か乗るー?)
(乗る乗る!乗せて!)
雨の中でも楽しそうな
雨だからワクワクしているのか
分からないけど幸せそうな女の子たちの会話が
ハッキリと陽葵の耳に届いた
「…」
陽葵は雨に濡れているにも関わらず
その場で呆然と立ち尽くした。
見てくださりありがとうございました!
次の話も見ていただけたら幸いです。
次の話から転校して愛されを書いて行こうと思います。
解説
主人公→椿陽葵/別名→庵