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第56話 3層攻略開始

 次の全体練習もつつがなく終了し攻略開始前の間の期間もポイントを稼いでは装備品の強化や消耗品の購入、万が一日程が延びてもいいように予備のポイントを貯めておくといった準備をしておいた。

 備えあれば患いなしなのだ。

 その結果私のスキルは短剣術3、『隠蔽2』、風魔法1となり、短剣はメニューから購入した初期の鉄の短剣から2つほどランクが上の鋼鉄の短剣へと更新した。

 防具はわたあめがはいれるかわからないのでそのまま白色のローブで続行だ。環が更新する機会があったらその時ちょっと借りて入れるかどうか試してみる予定だ。

 環も火魔法3、『命中1』、『射撃1』、投擲術1とスキルを取った、環の場合近づかれること自体が防ぐべき事態なので小石や投げナイフを投げて牽制をし近づかれないことを重視したようだ。

 メニューで小石が1ポイントで100個ほど買えてほぼ無限に投げられるのも投擲術を選んだ理由らしいがさらに投げナイフには毒を塗れるらしく麻痺など状態異常を付与できるので私のサポートのためにもとったらしい。

 「とうとう3層に行くんですね、私達。」

 「ええ、でも今回のなんかでつまづいてはいられないわよ、なんてったってまだ先は長いんだからね。」

 環と一緒にメニューを操作しながら準備に漏れがないかどうか確認している。

 今日は3階へのレイド攻略当日、すでにダンジョンの広場に各自で集合し、PTリーダーの武からダンジョンに突入する合図を待っている状態です。

 他の第2PTの面々も少々落ち着きがないけれど、それは不安というより早く3階に行ってみたいという好奇心などが多くこの攻略で誰もが死ぬことなど考えてはいないようだった。

 まあ3階の攻略を最速でこなしたレイドPTの殆どのメンツが今回の集団レイドにサポートとして回ってくれるのだ、不安になりようがないだろう。

 ちなみになぜここまでしているのかといえば大規模な討伐を行った時の3階のモンスターのポップの状況なども情報として集めておきたいからだそうだ。

 まだまだ謎が多いダンジョンなのだがどうやら転生者たちがモンスターを探し回らないでいいように人が通った近くにモンスターがポップすることが多いらしい、今まで1階も2階もそこまでモンスター探しで困ったことがないことからもその仮説は正しいのではないかと言われている。

 だがどれほど多くの人間がいたらどうなるのかまでは今の段階では全く見当がつかないらしい、もしかしたら大人数が集まって行動するとモンスターが大量ポップするモンスターパレード(仮称)が起こる可能性があるらしいが少なくとも2、300人では起こらないのは確からしい。もし起こるようなら今まで何回も起こってないと可笑しいほど1,2階の人口密度は過密だそうだ。

 そもそもモンパレ自体も今回の集団レイドの際にあまり集まりすぎると起こるのではないかと誰かが言い始めたことが発端らしくカヌスさんなどはそれを一笑に付したらしい。

 ただそれでも何かあってからでは遅いため警邏隊の人たちがある程度護衛兼情報収集のため参加するそうなのだ。

 あげく私達攻略レイドが出発したあと4日後には警邏隊の集団レイドが来て迷子になった人などがいないか攻略ついでに救助もしてくれるそうだ。万が一はぐれるような事態に陥った場合、警邏隊のレイドが通る道のそばの木の上にでも避難しておけば途中で拾ってもらえるといった次第だ。

 ここまで手厚い体勢なのでむしろ不安がる方が大変なのかもしれないが私はどうも不安になってしまった。

 気を紛らわせるために空を見上げてみる、こういう時曇り空だとやばいんだ、そのあと雨が降って大変なことになるからね。

 しかしながらエターナルの空は今日もどっぴーかんだった。毎日のように飽きもせず雲一つない晴れ空が広がっていて私はふと今は春だからいいけどもし夏になってもこんな空が続くようなら汗だくで過ごさなければいけないのではないかという別の不安に駆られた。

 「おーい、第2PTそろそろしゅっぱつするよー」

 向こうで武が呼んでいる。ダンジョンでは一斉に入ることができないため第1PTから順番に少しづつ潜っていって3階で改めて集合する手はずになっているのだ。

 今ちょうど第1PTがダンジョンに入り始めようとしている。すぐに私たちもダンジョンに入れるようにするためメニューを閉じて呼ばれたほうに向かうことにしたのだった。

 

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