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原田危うし

木村「舟の渡月橋て何か意味ありそう?」

高田「今度は渡月橋もって行かはんの?」

山本「多分そうだ。春の終わり4月の中旬」


   皆、思案顔になる。

山本「それにしても一体何のために金閣や

 長刀鉾を?」


原田「だんだん大掛かりになってきている」

高田「さっぱりわからへん?どこかに

 大きな基地があるのとちゃう?」


原田「変面の基地か?是非あって見たいものだ。

 ゆっくりと話してみたい」


山本「よし、とにかく兄貴に知らせておこう。

 スタッフにも気をつけなければ、

 一味が混じっているかもしれない?」


木村「十分気をつけましょう。渡月橋が

 消えてなくなります」


高田「そやね」

山本「じゃあ、今日はこれで解散」


亜紀「明日は朝からロケ」

太一「8時出発6時起き」

高田「原田さんは明日休み、ほな?」


   原田を残して皆帰る。


 X X X


   原田、ベッドで考えている。

   原田、腕時計を見る。


まだ9時か。腹が減ったなあピザでも取るか」

   原田、携帯をかける。


○原田のアパート、外、夜

   黒の野球帽を深くかぶった男がピザを運んでくる。


○同、廊下

   男、原田の部屋の扉を叩く。

   扉が開いて原田がお金を渡しピザを受け取る。


原田「どうもありがとう」

   男、深々と礼をする。

   暗くてよく見えないが男は忍者である。


○原田のアパート、内、夜

   原田、ゆっくりとピザを開け食べはじめる。

   缶コーラを手にする。

   コーラの缶には変面の顔が書いてある。


   原田、気付かずコーラをごくりごくりと飲む。

   又ピザを食べる。

   急に眠気がしてきてベッドに横たわる。


   原田、すぐさま熟睡する。

   扉が開いて忍者が二人入ってくる。

   すばやくベッドごとかかえて出て行く。


○同、外、夜

   路上にジープが止まっている。

   忍者が後部ドアを開けて待っている。

   

   忍者二人がベッドを抱えてきて積み込む。

   ドアを閉めて急発進。


○国道、夜

   疾走するジープ。


○夜空、

   変面の顔をしたこうもりが飛んでいく。


○山奥、夜明け

   変面の里の標識が見える。

   盆地の風景が割れてジープが入っていく。

   すぐに元の風景に戻る。


○変面の里、天空

   山奥の盆地、小川が流れている。

   その風景が中央から円形に開く。

   大阪ドームの数倍の大きさである。

   

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