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山奥の花見

出羽「ま、桜散る頃の嵐の夜ということで、昨日の

 夕方からテントで張り込んでおりましたが、真夜中

 雨風が強まり必死でテントにしがみ付いておりました」


記者1「何の音も聞こえませんでしたか?」

亀山「風雨が強まる前に見回ったんですが、何の音も聞

 こえませんでした。後は風と雨の音だけです」


記者2「雨風もおさまり夜が明けてみれば、もうそこには

 渡月橋はなかったというわけですね?」

出羽と亀山「そのとおりです!」


本部長「いやまさに、大掛かりな装備と特殊訓練の窃盗軍団だと

 思われます。その目的は何か?基地はどこにあるのか?謎だらけ

 ですが詳細に捜査してまいりますので今しばらくお待ちください」


司会「以上で会見を終わります!」

   記者たちが退場していく。

   後ろの席に忍者が一人眠っている。

   腕に報道の『腕章』をしている。

   慌てて目を覚まし最後について出る。


○映画村、内、大店街

   撮影風景。

助監督「本番!よーい、はい!」

   カチンコが鳴り、侍が走る。

   新撰組が後を追う。


助監督「カット!OK!39分休憩!」

   皆、休憩に入る。

   観客が見ている。

   その中に変面がいる。


○オープンセット脇

   6人がセット脇に集まる。

   山本、新聞をかざす。


○見出し

   『変面窃盗団、渡月橋を盗む!』

   6人、顔を見合わせうなづく。


○山奥

   山桜が咲いている。


○変面の里

   川が流れている。

   桜が満開である。

   変面たちが花見をしている。

   橋がかかっている。


○橋のたもと

   渡月橋と大きく書いてある。


             -完-


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