【赤の森】
「あぁもう!きりがない!」
私はガジェの町を飛び出して【赤の森】に入った。そこまではいい。
「この数のモンスターは無いでしょ!気持ち悪い!」
私の視界いっぱいにいるのはクモ型のモンスターをはじめ、イモムシ、カマキリ、アリなどの虫型のモンスターたちだ。私が虫嫌いだったら気絶する自信がある、というか現実逃避したい。猫!せめて猫がいてくれ!この際狼でも猪でも可!
通算310匹目の虫を片手に持った両手剣で薙ぎ払う。
『ピギュゥゥゥゥゥ』
「嫌!もう嫌!」
ずぶりと骨を折る感触と違いどこまでも肉に沈んでいく気持ち悪い感触に嫌気がさした。
両手剣をストレージにしまいもう一本短剣を取り出す。力任せに地面を蹴り、木の枝の上に這い上がる。
「【瞬突】!」
さっきまでの戦闘で地面から離れた状態で移動する技を使ったとき技を使った座標を参考に終点座標が決まることは分かった。【瞬突】は私が今持っている唯一の技で3m瞬時に前進する【短剣】の技だ。スキルポイント5Pも使う割にはしょぼい技だがCTが非常に短く連続して使えるという利点がある。これにSTR依存のダメージを与える効果をつけたかったがそうするとCTが5秒になるため悩んだ末連続して使えるほうを選んだ。
「【瞬突】!【瞬突】!【瞬突】!」
両手に持った短剣で【瞬突】を連続で繰り出す。猛烈な勢いで木々が視界を駆け抜ける。
木にぶつからないように時々空中で体をひねりながら虫けらどもの上を駆け抜けていく。
私は風だぁぁぁぁぁ!!!!
ぽんこつ「カナデさんが【赤の森】突破するときの話ですね、また唐突な・・・」
????「・・・後から、話を、・・・しようとした、らしいけど・・・そしたら、いつ終わるのか・・・本当に、分からなくなるから・・・らしい・・・?」




