OLO始めました!(強制的に)
「誕生日おめでとう!明香梨!」
「ありがとう!お父さん、お母さん!」
「今年の誕生日プレゼントは見て驚け……!『アウラスト』と『動物パーク』だ!」
「うちのアパートは動物禁止でしょう?それでお父さんと話してフルダイブ型VRなら簡単にリアルな動物を飼えるんじゃないかって話してこれに決めたのよ。これなら猫や犬、鯨なんかも飼い放題よ!」
犬や猫はまだ分かるけど何でクジラ……?ひょっとして私の誕生日って理由つけてクジラ飼いたかっただけじゃ……。まぁそれでも、
「お父さん、お母さん!ありがとう!私がずっと猫飼いたいって願いついに叶うんだね!」
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「といって私はアウラストを被ったんですよね」
「はぁ、そうですか……いいですよねぇ、動物、私もシス……この仕事を始める前は大きいお犬さんと泉で遊んだりしたものです。懐かしいですねぇ」
「へぇ、ミレーヌさんは犬を飼っていたんですか。なんて言う犬だったんですか?」
「マグナキィログドッグって種族のフルブちゃんです。アカリさんもこの世界を旅していたらひょっとしたら出会うかもしれないですよ。その時は仲良くしてあげてください」
「ですからミレーヌさん」
「はい?」
「私はOneLifeOnlineをする気は無くて動物パークをやりたいんです」
「そういわれましても、OLOの中でも動物は飼えますよ?あとアウ…ラストですか?それには動物パークというカセットは入ってませんでしたけど……」
「入れ忘れただけです、いい加減ログアウトさせてもらえませんか?」
「ただいま脳のスキャニング中でして中断するわけにもいかないんですよ。それよりそろそろチュートリアル進めてもいいですか?」
「One Life Onlineは月額制なのでやる気はないです。チュートリアルは進めません。脳のスキャニングが終わったらすぐログアウトしますから」
「OLOが月額制……?ちょっと待ってください」
ミレーヌさんがそう言うと私を残してどこかに消えた。
「まるでマジックショーみたい。どうやって消えたりしているんだろう」
ミレーヌさんが消えた後に残ったのは見渡す限りの草原で何もできることもなく寝転がり空を眺める。
「こんな草原現実にあるのかなぁ……」
風に揺れて頬をくすぐる草にちょっと口角があがる。
「確かにこんな世界ならちょっとは……冒険してみたいかな……」
「お待たせしましたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
再び前触れもなく突然にどこからともなく叫びながら現れたミレーヌさんに驚き、つい、叫んでしまった。
「あ、失礼しました」
「……縞パン、しかも紐」
「え、あ、きゃぁぁぁぁ!?!?」
寝転がっている頭の上に出現した光景をついぽろっと言ってしまった。
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「えー、コホン。アカリさん、つまりですね、名義を貸していた会社が勝手に月額制だと言い出していたらしくてOLO自体は無料なことには変わりありません。請求が来ても架空請求と一緒なので無視してもらって結構です」
架空請求って……一応あの会社One Life Online発表してから大企業になってたはずなんですけど……。
「そしてOLOはお金のためじゃないからって言ってたはずなんですけどね……何のためにフルダイブゲームのパッケージを作ったと思っているんですかね……」
それを私に言われても……。
「あぁ、アカリさんごめんなさい。じゃあチュートリアル始めますね」
「いえ、ですから私は動物パークがやりたくて」
「ほかのフルダイブゲームなんてOLOの劣化版なんですよぉ!」
「どうあがいてもOLOやらせたいんですね……」
「最近人がどんどん減っていくんですぅ……お願いしますからぁ……」
「じゃあ敵がいなくてペットが飼える場所でしたらやります」
「やりました!言質取りましたからね!」
はぁ……早まったかもしれないなぁ……。
ぽんこつ「先輩!先輩!どうですか私の久しぶりの本編での活躍は!」
????「・・・紐、縞」
ぽんこつ「私たちの服を用意しているの先輩じゃないですか!!!私だって・・・私だってぇぇぇぇ・・・」
????「・・・次、マイクロ、行って・・・みる・・・?」
ぽんこつ「縞紐がいいです!はい!」




