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自由登校なのに宿題があるってひどいよね

 『ゼドニック武具店』で武器を一通り買ったあと宿の部屋に戻ってきた。


「さてさて、本当は【弓】を最初に上げたかったけど仕方ないか【短剣】を上げますか」


『『ピー』ユーザーの本体に接触があります』


「なんだろうこのメッセージ。ユーザーの本体って現実のほうで何かあったのかな?」


 【短剣】上げたかったけど仕方ない一回ログアウトするか。


 -----


「あ、起きた」


「なんだ兄さんか。何か用?」


「いや、OLOを俺がプレイすることになったからその金を渡しに来たんだよ」


 あぁそういやOLOは2つ持ってたな。


「十万七千円ね」


「高っ!?え、お前なんでそんなに金持ってたんだ?」


「お小遣いとお年玉全部貯めてたんだよ」


「そうだとしても二十一万も払ったとかナイわー」


 何がナイわーだ、クソ兄。


「払えないなら父さんに渡すから安心していいよ」


「いや、払う払う。というかなぜ父さんになんだ?」


「お金多めにくれそうだから。それで今回は何の勝負したの?」


 我が家のルール1【争いはゲームによって解決すべし】、父さんの小さいころからある我が家ルールらしい。大体これで解決するし、しなければ諦めろらしい。


「じゃんけんからのゲーセンの体感格ゲー連勝記録で勝負した」


「あーなるほど」


 母さんは格ゲー苦手だし、父さんは単純に連戦するだけの体力がなかったようだ。


「そういえばOLOのランキング、兄さんたちは入らなかったの?」


 私の家族はそろってゲーマーだから私がランキングに入れたくらいだし、父さんや母さんも入っていてもおかしくないと思うのだが。


「父さんは仕事で時間が取れなかったみたいで最後にランキング圏外に落とされて、母さんは最初は頑張ってたみたいだけど最後らへんは燃料切れ。俺は普通に買えばいいかなって思ってたらどこにも売ってなかったというわけだ」


「父さん母さんは頑張ってたとして、兄さん……プレイする資格本当にあるの……?」


「うぐっ……いいんだよ!最後に勝てば!」


「まぁいいや。十二万ね」


「さらっと値段吊り上げてんじゃねえよ」


「じゃあそれは父さんに……」


「わぁーた!分かったよ!ほら十三万、これ以上値段吊り上げるなよ」


 ちっ……15万くらいまで値段吊り上げようと思ったのに先越されちゃ上げるわけにはいかないか……。


「ところで兄さん、今何時?」


「五時くらいだったはずだぞ」


 うーん……夕食までOLOやってもいいけど向こうで8時間はあるけど宿題もあるしこっちで時間つぶすか……。夏休みの課題は終わらせたけど自由登校で追加で課題だされるのがわけわからない。出すなら一気に出してくれ。



「・・・進学校って、言って・・・る、学校ほど、追加課題・・・だすよ、・・・ね・・・」

ぽんこつ「カナデさんの通っている学校は電子化の進んでいる未来だとしても伝統を大切にをモットーに紙を使っています。裏設定なので出てくることは無いと思いますけど」

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