ギルド連合支部
おっさんと和やかな握手をしたあと金属製のプレートを門兵から受け取り町の中に入った。
町壁が石でできていたので町の中の家も石やレンガでできていると思ったら木造のほうが多そうであった。
「さて、俺ぁこれからギルドに行くが嬢ちゃんはどうするんだぁ?」
ふむ……。
「身分証もギルドで作れるの?―――じゃなかった作れます?」
「タメで構わねえよ、身分証に関しちゃむしろギルドで作ってるやつのほうが多いなぁ」
「じゃあついていくよ。仮身分証じゃ心もとないし」
「じゃあ、ギルドはこっちだぁ」
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途中でめぼしい店などをチェックしながらグラスカさんの後をついていくこと30分程度、ついた建物はそこら中につぎはぎのある比較的大きな建物だった。
「なんかみすぼらしくない…?」
「バカどもが暴れたりするからこうなっただけだぁ」
「ごめん、訂正。物騒じゃない?」
「ここだけだから安心しろぉ」
逆に安心できねえよぉ。
ギルドの治安の悪さにちょっと引いていると、グラスカさんは気にも留めずにずかずかと中に入っていった。
「戻ったぞ。リリアはいるかぁ」
「なんでしょうか無料酒飲み、もといサブマスター」
なんかグラスカさん思いっきり貶されてるけど。というかサブマスだったのか。
「用があるのは俺じゃなくてこっちの嬢ちゃんのほうだ。名前はえーっと」
「あ、カナデです。よろしくお願いします」
「だそうだ。ギルドカードを発行してくれぇ」
「わかりました、こちらへどうぞカナデ様」
リリアと紹介された人についていく。
建物内部の端のほうにあった仕切りの向こう側に6人は座れる長椅子と1人用の椅子が置かれてあった。
「どうぞおかけください」
「あ、はい」
6人掛けのほうに促されたのでおとなしく座る。
「それではギルドの説明から始めます」
ぽんこつ「次の話は閑話という名の一セリフのみです」
「・・・夜に、また・・・上げる・・・らし、い?」




