プロローグ~
初めまして。 相談……じゃなくて蒼弾です。
小説書くの初めてなんですが、読んでいただけれは幸いです。
(今回は文字数少ないです。 2500~3000は目指したいかと。)
「走れ! 走れ! もう少しで障害物だ!」
「左に1来ます!」
「とりあえず牽制しろ!」
「見えない! ん、… 前だ!」
「固まれ! 固まれ! 散開は駄目だ!」
現在、総数5人だった小隊は、追われている敵が急にあらわれ、散開してしまった。
名前なんぞ知らない、わかるのは金儲けのために集まった雇い兵ということ。
しかし、信頼できる奴を通しての契約だった、内容も簡単。
『とあるものを争奪、護送しながら、回収地点までもってけ』
という話だった、だが争奪した時点で、契約内容は別物になっていた。
まず、回収した『物』は『人』だということ、おかげで移動は捗らない。
次に護送中だ。 あらかた武装しただけの人間が来ると思いきや、訳のわからん固体物質を投げたり、銃弾を弾く。 支給された銃は、かの有名なカラシニコフ………AKと呼ばれる物で、簡単な鉄板なら容易く貫通できる銃弾を使える物だ。
しかし、襲撃してくる武装集団……2人ほどだったか……は、薄い膜で意図も容易く弾いてしまうのだ。
「他のやつ、何処だ…」
「分かりません。 ただ何かの気配が近いです…」
「嘘だろ。 でも、そろそろ回収地点は近い。 持ちこたえて、いい飯食うぞ。」
「了解、スポッター」
「その『要人』に手を出させるなよ。 ポインター」
「了解、そろそろ会敵です。」
「………!」
意を決して顔を出すと同時に銃身から、感情に左右されず、狙う部位だけを貫く鉛の塊を吐き出す。
数メートルさきで明らかに甲高い音が聞こえる。 と同時に此方に向かう影1つ。
「……!」
身を隠していた障害物から抜け出し、全速で駆ける。
対する影は、同じ速さで障害物1個を挟んだ向こうへ。
実は、今さっき、5人小隊の時。 こんな事を呟いた奴がいた。
『奴らの膜はかくばった立方体だった。繋ぎ目とかあったりするのか?』
もし、そうだとしたら… と言うより、ここまで心身ともに追い詰められると、そういう迷信を信じたくなる。
「試す、か。 今さっきでかくばっていたのは確認したからな。」
相手の左足、脛の辺りに、かくばった膜があったのを確認している。
「……! 今!」
思いっきり突っ込み、左脛に銃を乱射。
「ぎゃっ」
小さな叫び声と共に、影は横転。
すかさず弾倉を交換。 影に打ち込む。
影はもう動かなかった。
要人がいた場所へ戻る。 ポインターもいる障害物だ。
ポインターとは、記号のこと。万が一情報が漏れ、敵に探られても。身元をわからなくするためだ
「ポインター いるか?」
障害物へ戻る。 しかし。
「居ない、要人もだ。」
そう言うと、有無を言わさず前方に世界が360度回転し、地面に叩きつけられた。
影が何度も殴る。
呼吸が出来なくなる。
何かを吸い込んだらしい。
意識がとおのく寸前まで、殴られ続けた。
そうだ…… 更新は多分不定期です。
(少しずつ書き貯めるので。 )