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貞操逆転スペースファンタジースローライフ!?~男女比が1:10の宇宙で男に生まれた俺が、辺境の無人惑星でスローライフする姿を配信する  作者: ながつき おつ
5章 幻の惑星、ジ・アース!

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俺攻略法?母からのリーク!

読んでいて少しでも感情が動いたら、評価・リアクション・ブックマークをお願いします。



 ウツギの過去も聞いたところで、早速今日も修行だ。修行中にどんなふうに戦いたいか、結論を出せるように頑張ろう。


 っと、忘れてた。そろそろ配信開始してっと。


「ういーす。国際堕天使ムキムキイケメンのヒノキでーす。今日もウツギと一日中修行するぞ」


「わん!」


>告知してから配信しろ

>今日も楽しみ

>今日も長い配信になりそうですね

>クスネきゅんは今日も可愛い定期


「今日の修行場所は海だ!ここは前に水着回で来たことあるけど、あの時は生物が寄ってこないようにヨヒラとトリカが色々工夫してくれてただけだからな。本来この海は危険らしいよ」


 この海辺だけでも、小さくて凶悪なカニや海老、貝などがたくさんいるらしい。それに、鰭脚類(ききゃくるい)と呼ばれるトド、アシカ、オットセイ、アザラシ、セイウチなど、そいつらが特に強力らしい。


 と、このようなことを大雑把に視聴者に説明した。


 この辺りの生物も、基本的に強ければ強いほどモテる。視聴者のコメントでは、モテたくて強くなりすぎた、ある意味悲しきモンスターだと言われていたな。


 …ま、俺はこの宇宙では動物すら女性はたくましいくらいに認識しておくか。悲しきモンスター扱いはちょっと可哀想だし。


「さて、多分こうしたら生き物が寄ってくるだろうけど、まあ修行のために仕方ないと割り切って……ふん!」


>えちえちモードきちゃああ!!

>ずっとその状態でいて!

>というか、海なんだからその道着脱げよ

>ふぅん……えっちじゃん


「もう少ししたらウツギが来るってさ。なんか『うちはちょっと準備があるから、先に行っておいて』って、テレポートで飛ばされてきたんだよ。だから、来る前にしっかりウォーミングアップをしておくことにするわ。じゃあクスネ。俺は行ってくるから、自由に海で遊んでおいてくれ」


「わん!」


 クスネは目を輝かせ、海に向かって駆けていった。今日もクスネは楽しそうだ。


 

 …さて、どうやってウォーミングアップするかね。


 とりあえず……クスネに(なら)って走るか!砂浜を走るの、気持ちよさそうだし!


 そうと決まれば、なんとなく裸足になって……準備オッケー!


>そう言ってるうちに、なんか空から来たよ

>かもめ?

>かもめなのにめっちゃ凶悪な顔してて草

>めっちゃ早い!しかもくちばしから牙みたいなの生えてるし、噛まれたらひとたまりもなさそう


「ちょうどいい。じゃ、あのかもめと追いかけっこして体を温めることにするわ。よーい、どん!」


 俺はかもめと同じスピードくらいになるように調整して走り出す。


 足で砂を蹴るたびに、足裏がじんじんと熱を持つ。普通の地面より踏み込みがきかないので、いつもより足の指で地面を掴むようにしないとスピードが出ない。それに、バランスも取りにくいので、いつもとは違う筋肉が刺激されている感覚がする。


 …まあでも、俺にとってその程度ならなんの問題にもならない。伊達に鍛えてないからな。


 かもめがつついたり噛んだりしてくるのをすれすれで避けながら、どんどん走っていく。


「あはは、これ、結構楽しい!それに、海風を浴びながら走るのも気持ちいいな!っと、どんどんかもめが寄ってきた!」


>なんでその状況を楽しんでるんですかね…

>めちゃくちゃな数来て草

>このかもめは集団で狩りをするタイプなのかな?

>ヒノキのデコイ性能すごすぎだろwww

>敵陣にえちえちヒノキを置いておいたら、一網打尽にできそうwww


「うん、流石にこの数を対処するのは面倒だ。ということで、振り切らせてもらうな!」


 俺はスピードを上げ、かもめを置き去りにした。



――こんな感じでウォーミングアップを済ませた頃。


「そろそろ体も温まってきたでしょ?じゃあ、修行始めるわよ」


 ウツギが俺のそばにテレポートで飛んできて、俺を呼び止めた。


「おっけー……て、ええ!?ウツギはわざわざ水着に着替えたの!」


 そこには、かなり露出の多く、派手な水着を着たウツギがいた。

 

「こういうの、ヒノキは好きでしょ?」


 はい大好きです!


「ふふ、いくらでも見ていいからね」


 ドドーンと自身の肉体美を見せつけるウツギ。


 ありがてえ……俺、転生して良かった……美女の水着姿で助かる命がここにあります。


 

 …じゃなくてですね。確かにそういうのは好きですけど、ちょっと目に毒すぎますので、なにか羽織っていただけるとありがたいというかですね。


 とか脳内で早口で言い訳しつつ、ウツギの水着姿を凝視するのはやめられない。どうしようこれ。理性さんが弱すぎて体が言うことを聞いてくれないんだが。


>ヒノキさあ……

>おまえ、そういうとこだぞ

>手をワキワキするなwww

>目がぎんぎんで草

>目ん玉ひん剥くぐらい見てるな…


「なんだかそこまで露骨にされると、うちが魅力的なんじゃなくて、あなたが単純な色気に弱すぎるだけな気がしてきて虚しくなってくるわ……やめやめ。この作戦やーめた。これじゃあうちの自信に繋がらないわ」


 少し恥ずかしそうにそう呟いたウツギは、設定から衣装を変え、いつもの軍服に戻った。


 ああ、ボーナスタイムはもう終わりか。残念。


 ウツギにはこういうところがある。軽い誘惑はしてくるわりに、俺があからさまに欲情すると、いつも一歩引く。意外と乙女というか、ロマンチストというか……


 でも、そういうところ、俺は結構好感が持てる。この宇宙じゃそんな女性はそうそういないしな。


「ほんとにもう……ま、いいわ。じゃ、早速修行を始めるわ。さ、ちょっと手を出してくれる?」


 言われるがまま、俺はウツギに向かって手を出す。するとウツギは、炎の手錠のようなものを俺につけ、さらに、ウツギ自身の手にもつけた。


 不思議と熱さはない。ただ、しっかり拘束されている感触はある。どうもウツギはそういう特殊な炎も出せるようだ。


「今日は一日この状態で修行するわよ。基本的にうちはあなたに合わせた動きはしないから、あなたが必死でついてきなさい。いいわね?」


「…なるほど。やることは大体分かった」


>ヒノキもウツギも密着できるのが嬉しそうで草

>セリフだけはお互いまともだけど……

>どっちも鼻の穴が開いてますよwww

>そういうプレイですかあ~?

>真面目に修行しろ


 …俺の内心をあっさり見抜かないでくれよ。


「視聴者うるさい!これは修行しつつ、ヒノキのうちのことを意識させる一石二鳥の作戦なのよ!それに、ヒノキのお母様によると、『単純接触を増やすだけで息子は勝手に好きになっていく』って言ってたんだから!」


「ちょっと!?というか、俺の母親も何教えてるんだよ!」


「ふふふ、あなたのお母様が十個のヒノキ攻略法を教えてくれたの。せっかくならこの一週間ですべて試させてもらうわ!」


 ねえ!?俺の母親はほんとに何してるの!?


>ヒノキ攻略法知りたいんだがwww

>なんか一個くらい教えて!

>お母様ナイス!


「そうね、一個くらいなら教えてもいいかしら…」


「ダメダメ!要はそれって俺の弱点だろ!コイツらは隙を見せると水を得た魚のように生き生きと弱点をついてくるから、絶対教えないで!」


「…ま、そうね。せっかくの貴重な情報だし、あまりおっぴろげにするのは愚策ね」


 ほっ。考え直してくれてよかった。



「さて、早速始めるわよ!」


 そう言うやいなや、ウツギは俺と共に生物が密集している場所に瞬間移動した。突然のテレポートは心臓に悪いな。ちょっとびっくりした。


「ぼさっとしてないで、どんどん体を動かしなさい!あなたが狩った数がうちの半分以下だったら、罰ゲームとしてヒノキ攻略法を全てバラすからね!」


「ひえー!絶対阻止!」


 いきなりのワープでびっくりしたとか言ってられない!ウツギの邪魔にならない範囲で、かつ自分も活躍できるように、目に入った生物はどんどん狩っていかなきゃ!



「次!」


「っおばぼぼぼぼ」


 一通り狩ると、今度は海中へワープした。


 展開が早い!このままだと俺の攻略情報が配信にのってしまう!


 呼吸は服の機能によって、海中に含まれる少量の酸素を供給されているので問題ない。ただ、水の中というのが問題だ。水の中では俺の殴る蹴るなどの威力が半減してしまう。それじゃあここの強靭な海洋生物は倒せない。


 と、そんなこと考えている間に、巨大なタコが俺の目の前に!


 ……あ、そうだ!これならどうだ!


 俺はタコの触手攻撃を体で受け止めた。痛い!こいつ、かなりの打撃力だ!でも、俺も耐久力はあるからな!ここは我慢だ!


 俺は片手で触手をむんずと掴み、引き寄せ……


「おぼぼぼ、ぼぼぼ!(これでもくらえ!)」


 タコを俺の全身を使い、抱きしめるようにして圧殺した。


 この方法なら海の中でも戦えそうだ。この調子でいこう。


「次」


 って、今度は空中!?

 

 ウツギと手錠を繋がれているのでこの場にとどまっているが、俺一人なら真っ逆さまだぞ!


 こんな感じで一通り狩り終えると、今まで狩ってきた生物を食べる。ウツギの作ってくれた手抜き料理は、相変わらずめちゃくちゃ美味しい。


 そして、また同じように戦いを続ける。これの繰り返しだ。



――このように今日は一日中、様々な環境で俺は戦った。強さの色を得るため、様々な戦い方を試せてかなり身になった気がする。今日でなんとなく、俺好みの戦い方の基本はできたしね。


 ちなみにだが、本当にギリギリでウツギの半分以上の生物は狩ることができた。危ない危ない。


「でも、相当ギリギリで情けないから、罰として一つだけバラすわ。『うちの息子はとっっってもマザコンで、かなり乳離れも遅かったの。ちょっとでも一人にすると泣いてばっかりの甘えん坊だったわ。赤ちゃんの頃からあまり成長していないから、とにかくおっぱいさえ見せておけば頼み事くらいなら何でも聞いてくれるわよ』とのことよ!」


「わーわー!?」




次回予告:親方あ!視聴者たちが邪魔してきます!

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