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貞操逆転スペースファンタジースローライフ!?~男女比が1:10の宇宙で男に生まれた俺が、辺境の無人惑星でスローライフする姿を配信する  作者: ながつき おつ
5章 幻の惑星、ジ・アース!

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修行成果!ヨヒラの普段の一日!

読んでいて少しでも感情が動いたら、評価・リアクション・ブックマークをお願いします。



「ういーす。グラディウス剣闘士ムキムキイケメンのヒノキです。今日もヨヒラの家から配信しています。結局昨日は修行漬けの一日でした」


>告知をしてから配信始めろ

>今日も楽しみ

>昨日はどんな風に一日を過ごしたの?


「えっとなー。あのあと滝行を六セットほどして、ヨヒラと夕食を食べて、その後日課の筋トレ。そして就寝って感じだな」


>六回!?

>お前さあ……やり過ぎだろ…

>筋トレすると脳みそまで筋肉になるからダメだなwww

>しかも、日課の筋トレまでやってるし…


 おっと、また引かれてしまった。好きでやっているだけだから、ストイックとは少し違うんだがな。外から見てると「やべえやつ」に思えるかもしれないけど、実際にやってみれば意外とできたりするもんだぞ?


「あ、そうだ!滝行の成果をみてくれ!ふん!」


 俺はまず、丹田の辺りにぎゅっと力を入れる。そして、丹田から流れるように、全身に力を入れていく。もちろん、柔と剛、完璧なバランスで。


 すると――


>ん????なんだこれ?????

>え?なんかキラキラしてない?

>なに?手品の類か?

>このキラキラが修行の成果?


「なんか、ちょっとだけキラキラしてるだろ?これ、生命力が身体の表面に漏れ出た姿らしい。こんなの見たことないらしくて、ヨヒラも驚いてたな」


 俺はこれを仮で「スター状態」と呼んでいる。赤い帽子の配管工がスターを取った時の無敵状態をイメージして名付けた。ま、この宇宙じゃそれは伝わらないから、あくまで内心でそう呼んでるだけだ。


 この状態だと、俺は凄まじく調子がいい。


 具体的な効果は身体の調子がいいくらいで、無敵状態になったり、身体能力が上がったりなどのお得な効果はない。それに、そもそも今はかなり意識しないとこの状態には入れない。


 言うなれば、未完成のなにかだ。


 謎の技術だろうが、せっかく身につけた技術だ。だから、もう少し色々試したうえで、いずれはこの状態が日常になるほど練度を上げることを目標に頑張っていくつもりだ。


>なんか……エロくない?

>いつもよりエロくて素敵!

>だよなあ……なんかえっちだよな

>分かる。下腹部がキュンとしたwww

>【朗報】ヒノキ、修行の結果えっちになる


「え、エロい…?あ、もしや。なんかこの姿だと、動物たちへのウケが良かったのって、そういうこと?ま、まあ、魅力的になっているのなら、それはそれでラッキー……か?」


 なんか、思ってもみなかった反応が返ってきたんだけど。


 …ま、まあ、一旦コイツらの言う事は信じないようにしよう。せっかくの修行の成果が“エロくなっただけ”っていうのは、ちょっとあれだし…


「…コホン。今日はお昼までにヨヒラから仕事を授けられたから、それをやっていくぞ!そしてその後の予定は、午後から夕方まで、ヨヒラに木工を教えてもらうことになった!」


>お仕事なんてできる?

>木工!いいね!

>ヨヒラ様の作る木工作品、味があっていいよね


「じゃあ、早速仕事に入る!仕事の内容は、この拠点にいる動物たちへの挨拶回りだ!」


 挨拶回りをしながら、目に見えて異常がある生物がいないかチェックをしていく。仕事というより、お手伝いとか、顔見せとかそっちの方向の気がするが、仕事と思ってしっかりやるつもりだ。


 

 ヨヒラはこの拠点で、たくさんの生物を飼育している。


 例えばここ、拠点からつながっている、外のこの湖にある生け簀。


 そこには、イトウ、イワナ、サンショウウオ、鯉、亀、海老などが、ここでのんびり暮らしている。


「ホントにヨヒラは生き物が好きなんだろうなあ……ここの生き物、すごい生き生きしてるもん」


 行く先々の飼育場所は、どこも例外なく手間がかかっていた。


 餌やりが自動化されているのは当然として、餌自体も香りや味の変化、質感、温度、動きを加え、自然界の生きた餌を再現。環境も生態系の微細なバランスまで精密に再現。生物の行動やストレス値はリアルタイムで分析され、可視化されている。


 このように、飼育に技術が惜しみなく注ぎ込まれているのだ。

 

>ね

>あ、あの亀、歌うやつだ!珍しい!

>光る魚とか、模様が珍しい魚とか、幻の魚とか、珍しいのがいっぱいで楽しい!

>見てるだけで面白い


「みんな!今日から俺もしばらくここで暮らすから、よろしくな!」


 俺はペットたちみんなに、このように挨拶をしていった。



 ヨヒラの飼育している生物はとにかくたくさんいる。もっとゆっくり一匹一匹見て和んでいたいが、そうすると昼までに挨拶回りが終わらない。


「名残惜しいが、どんどん次に行くぞ!次は水生生物つながりで、水槽部屋に行きます!」


 水槽部屋には、大きな水槽から小さな水槽まで、大量に置かれている。

 

 その中には、多種多様の魚が悠々と泳いでいた。


「あ、見て!ハートの形をした魚発見!そんなのいるんだね!初めて見た!っと、和んでる暇はないんだった」


>ホントにすごい種類の魚を飼育してるんだね

>ヒトデ、貝、昆布まで飼育しているとは…

>なんかちっこくて可愛いカエルがいる!何あれ!

>熱帯魚の群れが綺麗だなあ…



――このような感じで、俺は昼まで馬小屋、虫部屋、森周辺の大型動物場などを見て、挨拶回りをしていった。動物園や水族館に来たかのようで、視聴者も俺もとても楽しんだのだった。


「ただいま戻りました」


 昼になると、遠出していたヨヒラとクスネが帰ってきた。


「おかえりー。ヨヒラ。クスネ」


「わん!」


>クスネきゅんは元気いっぱい!

>この丸っこいわんこ、なんでいっつもこんなに可愛いんだろうな

>ヨヒラ様おかえりー


 ヨヒラは朝からクスネと出かけていた。「クスネと散歩したい」というヨヒラの希望で、普段の朝のルーティーンを一部交代したのだ。


 とはいえ、俺はヨヒラの毎日の半分もこなせていないけどな。


 そんな俺の一方で、ヨヒラは散歩に加え、花の手入れ、探索なども追加で行ったらしい。


 クスネは散歩がかなり楽しかったらしく、目をキラキラ輝かせ、尻尾をブンブン振っていた。

 

「ただいま戻りました。御主人様、しっかり挨拶回りはできましたか?」


「おう!もちろん!って言っても、まだ全ての生物に挨拶はできていないんだけどな」


「まあ、できる範囲で構いません。せっかくこの拠点に来たのですから、この生活が終わるまでに、全ての生物と顔合わせをしてみてください」


「おう!」


>ヨヒラ様の拠点、めちゃくちゃ面白いなあ…

>ヒノキの何もない家とは違うwww

>ワイもヨヒラ様みたいな生活を送ってみたい


「では、昼食にしましょう。そこに座って少しだけ待っていてください」


 ほんの一分ほどで、ヨヒラが昼食を持ってきてくれた。


 ヨヒラと和やかに会話を交わしつつ、一緒にヨヒラが作ってくれた昼食を食べる。


 …相変わらずめちゃくちゃ美味い。一生ヨヒラのご飯を食べて毎日を過ごしたい。というか、結婚したい。


>ヒノキがヨヒラ様に好き好きビームを送ってるwww

>ヒノキ、分かりやすいなあ…

>ヨヒラ様、分かりやすくスルー。男からの好意をこんな受け流せるなんて、流石アンドロイドだわ


 言葉にしていないのにこの言われ様………そんなに俺って分かりやすいかなあ?


 というか、お前らのせいでちょっと恥ずかしくなってきたじゃん。事実だとしてもあんまり言わないでくれ。


「…コホン。あ、そうだ。今度は今までヨヒラがやっていた、花の手入れと探索もやってみたいな!」


「承知しました。では、明日は私と一緒に外に探索に出かけましょうか」


「おお!楽しみ!」


 こうして、昼食を終えた。ごちそうさま。


 昼食後は、予定通り木工の時間だ。


「では御主人様、これを渡しておきます」


 ヨヒラから、トランクケースのようなものを渡された。


「これは?」


「初心者向け木工セットです」


 蓋を開けると、その中には、各種木の成形道具、測定・罫引(けび)き道具、仕上げ用工具、固定用工具、圧縮された作業着、消耗品などが入っていた。


 使い方がよく分からないものが多いが、これからしっかりヨヒラが教えてくれるらしい。

 

「御主人様の希望を汲み、全て原始的なもので揃えさせていただきました」


「おお!すごい!もしかしてだけど、これ全部ヨヒラが作ったの?」


「はい。その通りです。御主人様も硬化岩石を使い、木工を私から習えば、これくらいならすぐに作れる様になるでしょう。ですが、これらは原始的な道具ゆえ、怪我のリスクがあります。渡した作業着を身に着けていれば怪我はしないので、木工作業に入るときは絶対にこれを着て作業してくださいね」


「おう!分かった」


「では、まずは木工の心構え、基本知識、万が一、億が一にでも怪我をしないための安全講習から入ります―――」


 そうやって、今日は座学と、最後に木のお箸を作って、今日の木工の授業は終わったのだった。


次回予告:本当の地獄とは「何も感じない」とかいうあるある展開

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