チョコレートを使って
「えーっと、チョコレートを使ったものは、お、こんなものがあるぞ」
俺はそのページを皆に見せた。
「チョコレートソースって言って、チョコレートを溶かして作るみたいだ」
「何々? チョコレートソース、チョコレートを加熱して溶かして作った物、色々なお菓子にかけて食べるとチョコの美味しさが加わってさらに美味しくなる、名前の通りお菓子のソースみたいだな」
シルがチョコレートソースの説明文を読む。
そしてシェフィーネ王女の描いた絵を探してみると、それらしい絵を見つける。
「さっきのチョコレートの絵を見たからか、物凄く簡単そうだな」
そう、さっきのカカオ豆から作るチョコレートの絵を見たからかチョコレートソースの絵は一枚に収まっていた。
そんなに難しい絵もないし本当に簡単にできそうだ。
「作るのは良いが、肝心のチョコレートはもうないだろ?」
エドウィンが言うように確かにもうチョコレートはほとんど残っていなかった。
「いや、それならまだ城にあるぞ、姉上が私達もきっと気に入ると思ったそうでたくさん送って来たんだ」
まさにその通りですよ、俺達結構チョコレート気に入ってますよ。
「と言っても今からチョコレートを取りに城に戻るとしてもここからだとかなり時間が掛かるし、明日また持って行くと言う事で良いか?」
「まあ、それしかないだろうな」
こうして明日またチョコレートを持って行く事になるのだった。
そして次の日、シルは我が家に箱を一個持って来た。
「これが姉上から届いたチョコレートだ」
シルが持って来た箱の中にはたくさんのチョコレートが入っていた。
結構あったな。
「ちなみに城にはまだあったぞ、今他の貴族達にも分けて感想をいただいているって感じだな、ちなみに結構好評だそうだ」
まだあるのかよ。
それだけ自信があったんだな。
まあ、あの人は王妃様と同じで物事を見る目は確かなんだよな。
現に他の貴族達にもチョコレートは好評みたいだし。
「じゃあ、早速これを使って昨日見たチョコレートソースを作ってみようか」
俺達は厨房に行くと厨房には誰もいなかった。
「シオン達はいないようなので、私が作ります」
そう言ってカリーナが作る事になった。
「作り方はそんなに難しくないですね、まずはチョコレートを細かく切る」
カリーナは包丁でチョコレートを細かく切っていくと四角かったチョコレートは野菜のみじん切りみたいに細かくなっていた。
「次にこれを加熱させて溶かすみたいですね、溶かす前にミルクを入れて一緒に混ぜると言ったところでしょうか」
そう言ってカリーナは鍋に刻んだチョコレートを入れてそこにミルクを入れて加熱させて混ぜていく。
すると刻んだチョコレートはだんだんと溶けていく。
「なめらかな状態になってきましたね、これで完成だと思います」
さらに混ぜていくとなめらかになったそうなので容器に移してチョコレートソースが完成するのだった。
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