トマトケチャップ
「トマトケチャップ、トマトで作った調味料の一種、これ調味料の作り方だったんだな」
トマトを使ってできたものはトマトケチャップと言う調味料だった。
けど、トマトケチャップなんて調味料は聞いた事がないな。
と言う事は。
「新しい調味料を生み出したのか?」
「そうなりますね、トマトで作った調味料など聞いた事もありませんから」
「作ったのは良いけど、味は大丈夫なのかしら?」
「できても味がダメなら調味料としては使えないし」
ルティとレティの言う通りちゃんと味見した方が良いな。
俺達はトマトケチャップを少しだけ口に入れて味見をした。
「トマトの香りに酸味があるな、お酢を使ったからか」
「それだけではありません、塩も入れたので少ししょっぱさも感じますね」
「砂糖も加えたので甘みもありますね」
「不思議な調味料ですね」
「一つの調味料で複数の味がする珍しい調味料だが、悪くはないな」
俺が言うと三人も頷く。
「新しい調味料ができたんだし、これで何かを作れれば良いんだが、ん?」
そう言って俺は何となく失われたもの図鑑のページをめくっているとあるページが目に入る。
「ケチャップライス?」
そのページにはケチャップライスと言う名前の料理が載っていた。
「ケチャップライス、米にトマトケチャップを混ぜて作る料理、卵で包めばオムライスにもできる」
「トマトケチャップと米を混ぜて作る料理ですか」
「シェフィーネ王女の描いた絵の中にもあるか調べてみようか」
シェフィーネ王女の描いた絵を見るとケチャップライスと思われる絵を見つける。
「多分これだな」
「では、早速作ってみましょう」
「そのためにはまずは米を炊かなければなりませんね」
「米はまだありますし、これで米を炊きましょう」
「米の作り方は覚えているから私がやろう、ルティとレティは他に必要な材料を用意してくれ」
「「はい」」
こうしてジョルジュは米を炊きルティとレティはケチャップライスに使う材料を用意する。
俺も何か手伝えれば良いんだが、あいにく料理の腕はカホさんと良い勝負かもしれないからな、黙って皆を見守っていよう。
そして米が炊けるのだった。
「よし、米が炊けたな」
「料理長、こちらも用意ができました」
「後は作るだけですね」
ルティとレティが用意したのはみじん切りにしたタマネギとベーコンであった。
「米とみじん切りにしたタマネギとベーコン、思ったより材料は少ないんだな」
「ええ、ですが、タマネギとベーコンは用意できても米の炊き方とトマトケチャップがなければ作れませんね」
ジョルジュの言う通り確かに米とトマトケチャップは知らなかったからな。
この二つが用意できたからこそ作れる料理だ。
「それでは、作りましょうか」
そう言ってジョルジュはフライパンに油を敷いてタマネギとベーコンを炒めていく。
その後に米を入れて一緒に混ぜていく。
「ここでこれの出番だな」
そして先程作ったトマトケチャップを入れて米とタマネギとベーコンを混ぜ合わせていくと米がトマトケチャップの色に染まっていく。
「ふむ、こんなものか」
そして皿に盛ってケチャップライスが出来上がるのだった。
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本日二話目の投稿です。
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